「ワシントコポスト」2021年02月04日[No.1865]号
小学校3年生の息子が、最近メキメキと料理の腕を上げています。それもそのはず、「美味しんぼ」や「将太の寿司」「ミスター味っ子」が愛読書なんです。小学3年生に「美味しんぼ」は難しいと思っていましたが、2つに裂けてボロボロの単行本もあるくらいです。
そんな中、夕飯に一品だけ作りたいと言うのでお願いしてみました。まず、カブの葉を切り落とし、上を少しだけ切り、カブの器を作ろうとしています。
「父ちゃ〜ん、硬くてくり抜けない。なんか良い方法ってない?」
どうやら、中が硬くてスプーンでは、くり抜けない様子。ん〜っ、生のカブをくり抜く? 私の頭をフル回転しても、なかなか答えが出てきません。すると、「父ちゃん、できたぁ〜」。
なんとフォークでカブの中を刺し、やわらかくなったところへ、スプーンでくり抜く”すご技“を編み出したのです。
その後、取り出したカブ、豚肉を細かく切り、くり抜いたカブの中へ。「何だよ、葉野菜がないじゃんか」「あっ、カブの葉を切れば良いのか」「おっ、冷蔵庫にしそがある。コレは使えるぞ」と、小声でしゃべりながらの料理。
全てを詰め込み、カブでふたをした瞬間に驚く私。えっ!? それをフライパンで焼くの? 「フライパンだと、底だけが真っ黒に焦げない? きれいに入れたんだから、父ちゃんは全部食べたいな。母ちゃんは焼く以外にどんな風に調理してた?﹃美味しんぼ﹄でも詰めたカブを焼いてたっけ?」。
どうしても息子が作るカブをおいしくいただきたく、思わず助け舟。そのおかげか、息子が4等分に切り分けてくれたカブから、あふれんばかりの肉汁が出てきて、家族みんなで雄たけびを上げちゃいました。
たった1つの小さなカブ料理でしたが、息子の機転と愛情がたっぷり染み込んだおいしい一品がいただけました。これで蒸し料理も覚えてくれたし、次はどんな料理が出てくるのやら。「美味しんぼ」さまさまです。
(宜野湾市 りゅうすけ)
息子さんが試行錯誤しながら一生懸命料理をしている間、一喜一憂していたりゅうすけさん。ナイスフォローで雄たけびを上げるほどおいしくなったとのこと。次はどんな料理を作ってくれるのか楽しみですね!
県外の独居の義姉にミカン狩りで取った「たんかん」を送ることにしました。近くの輸送会社を尋ねると、季節柄荷が多いため、東京経由して九州までの配送になりました。
5日ほど経過しても義姉から連絡がないので義妹に電話すると、入院しているとのこと。九州の会社とやりとりして返送してもらいました。
送った日から、かれこれ一週間かかりました。寒いところから戻ったためか、何の傷もなくきれいな形でした。
コロナでどこにも旅ができない私に代わって旅したみかんを、うらやましく思いました。
(那覇市 シゲちゃん妻)
(編コメ)義理のお姉さんが早くよくなってくれるといいですね。旅をしたみかんが私もうらやましいです。
毎年2月に発表される「つたえたい、心の手紙」(くらしの友社)という公募があります。入賞できなくても賞をもらった方々の作品集をいただけるので、4〜5年ずっと応募しています。
私は、この今は亡き人々への心の手紙を一つ一つ読むたびに涙があふれて止まりません。どうして自分は一緒に生きてくれる人に優しくできないことがあるんだろう…。そして、なぜ人間のことが怖いのだろう…。こんなに心温かい人々もいるのに。
どんなにお金持ちになっても、偉くなっても自分のこと、そしてサポートしてくれる人々のことを愛せないなら幸福とはいえないのではないか?
この亡くなった方々への「つたえたい、心の手紙」を読むと、多くの方が亡き人への愛と自分のできなかったことへの後悔がつづられています。だから私は冊子が届くたび、「今日は涙で眠れないな…」と知りつつ、ページをめくります。
私はまず、自分の存在を肯定して生きなければ…。ダメダメな自分を認めて、それでも自分を抱きしめてあげないと他の人を愛することはできないのだろう、と思います。
(うるま市 モグモグ)
(編コメ)「つたえたい、心の手紙」は亡くなった大切な方へ、伝えられなかった思いを手紙にすることで悲しみを乗り越えるきっかけになれば、という願いのもと実施されているそう。読むといろいろな思いがあふれるのでしょうね。お便りを読み、身近な人を大切にしたいと思いました。
今年は私の生まれた干支(えと)の丑年。丑年生まれだと言うと、「穏やかで、頑張り屋さんなんだね」と言われることが多く、うれしくなります。大好きな牛さんの影響で、得をしています。
さて、私は今年厄年。皆さんは厄年を信じますか? 人生の節目節目で身が引き締まる思いがします。
(那覇市 もぐもぐタイム)
(編コメ)私自身は厄年について、あまり深く考えていませんでした…。人それぞれ厄年の捉え方はいろいろあると思いますが、読者の皆さんはいかがですか?
ムスタングは私も大好きで、曲の初めの部分ははっきり覚えています。ターン、タタターン、ターン、タタターンと右足を前に出してかかとで床をトントンと鳴らしてから両手を高く上げて、パチンと鳴らしてみんないっせいに左を向くんです。
そしてまた、ターン、タタターン、タータタターンと同じ振りを繰り返してから後ろを向くんです。次は右を向いて、最後に元の向きに戻ります。左回りに一回転をします。
曲の間、この動きを繰り返すんです。曲を聞いたらもっと思い出すかもしれませんが、もし思い出せなくてもみんなで好きな振りで踊ってもいいと思います。
ちなみにムスタングは車の名前からきていると思います。間違っていたらごめんなさい。
(那覇市 ガッパヤー)
(編コメ)1月14日付「まぼろしのダンス」で、あかりさんが”ムスタング“というダンスをもう一度習得したいとつづっていましたね。あかりさん、ガッパヤーさんの投稿で思い出しましたか?
成人の日のころに、チューリップを咲かせたくて11月に3歳の孫と球根を植えていました。「土を軟らかくして」「穴を掘って」「赤いチューリップかな?」「黄色かな?」2人の楽しい時間です。
穴を開けた後、「優しく土を押さえて、仕上げはバアバだよ」と言うと、孫が「ぼくもやりたい」。
「仕上げはバアバ」とまた言うと、「僕もバアバになりたい。バアバになる」。
孫のハヤテは、今かっこいい16歳の少年です。
(那覇市 71才さくら)
(編コメ)かわいいですね〜。ハヤテ君、この日のことを覚えているでしょうか? 心がほっこりして、優しい気持ちになるいい思い出ですね。