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[No.1847]

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「ワシントコポスト」2020年10月01日[No.1847]号

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「紙芝居」作り

 9月3日付「ジャックと豆の木」を読んで思い出しました。小学2年生のとき、「ジャックと豆の木」の本を母が買って、その本が大好きになり何度も読み返しました。

 全ページ真っ黒の影絵の本でした。その一枚一枚を描いて「紙芝居」を作ろうと思い、描き始めましたが、黒のクレヨンが途中でなくなってしまいました。そばで見ていた母が、あの頃のわが家には高価だったクレヨン一箱を買ってくれ、手も顔も服も真っ黒になりながら仕上げました。

 妹たちの前で得意になり、何度も何度も「ジャックと豆の木」の紙芝居をしました。後々に母が「ジャックと豆の木」を部屋の壁に貼ってくれました。私は今70歳です。優しい母を思い出しました。ありがとう。感謝です。

(那覇市 70代さくら)

(編コメ)真っ黒になりながら一生懸命、描いていたのですね。影絵の本は不思議な魅力があり、より想像力も膨らんだことでしょう。家族のすてきな思い出ですね。

私の人生の第3章

 9月10日付島ネタCHOSA班に掲載されていた、71歳でシャワー便利グッズを開発した天野栄さんのお話。退職された後、便利グッズを開発されて「今が人生の第3章」と記事に書かれていました。

 もう、この記事を読んで、すごい‼ と感動です。お仕事を勤め上げ、またさらに新しい人生を! と新しいことに挑戦されているお話に、朝から何ともいえない元気と希望をいただきました。

 私は来年、人生の折り返しの50歳になります。子どもたちも大きくなり、残りの約30〜40年をどう過ごしていこうかと最近考えることが多くなっていました。天野さんほどではないですが、年齢は関係なく新しいことに挑戦する勇気をもらえたような気がします。

 退職後は、ずっと心の奥底にあった小さなお店を持ちたいという夢を私の「第3章」に、現実にしてもいいのかも…。一度きりの人生ですものね♪

(那覇市 はな)

(編コメ)おっしゃる通り、人生は一度きり。夢の実現に向けて進んでいけるといいですね。他にも、天野さんの記事に触発された人もいるのでは?

夏の思い出

 夏になると幼かった55年前ごろ、父や兄に連れて行ってもらって見た映画を思い出します。

 三越が大越百貨店だったころ。そのそばに映画館があり、夏休みになると妖怪映画や怪獣映画を上映していました。

 ドキドキしながらも怖い物見たさで妖怪映画を見に行きました。映画館の前に日本伝統の、ろくろ首や傘お化けなどの看板や人形が置かれているのを見て、入ろうか? どうしようか? と悩んだ末に、覚悟を決め映画館の中へ入ったのです。

 大きな画面に映るお化けや妖怪たちの怖さは、今でもハッキリ覚えています。怖い妖怪たちの映画の内容は、悪さしている人間を懲らしめるストーリーが多く、オカルト映画とは違い、怖いだけではなく子ども心に人としての道徳心を感じました。

 そしていつのまにか怖かったはずの妖怪たちの味方をし、応援していて、最後は悪さした人間を懲らしめた妖怪たちに拍手をしたい気持ちになっていたことを懐かしく思い出します。

 あの頃は、夏休みに映画を見られたことがとてもうれしかった夏の思い出です。

(那覇市 傘おばばぁ)

(編コメ)夏休みに映画館デビューした人は多いのでは? 大きなスクリーンにワクワクしながら、映画の世界に魅了されたものです。

ああ言い間違い

 子どもたちは、日頃からよく言い間違いをします。例えば、読谷や那覇の地名である楚辺を「ソバ」と言い、けがが治りかけのかさぶたを「かたぶさ」と言います。

 他にも、海や川遊びに使うライフジャケットを「フライジャケット」、唐揚げを「かたあげ」、秘密基地を「秘密ちき」、届かないを「とろけない」。年を取りすぎ! を「年が、取りすぎ!」、アルプス一万尺 小槍の上で♪ を「子ヤギの上で♪」。

 しまいには、丸善組のCMを見て「丸善グミ食べたい!」と。組は、お菓子のグミじゃないから! 毎日笑いが絶えません。

(那覇市 ぜんざい)

(編コメ)子どもたちの言い間違いは、かわいいですよね。私もアルプス一万尺は「子ヤギの上で♪」と歌っていました(笑)。

娘への愛情

 現在2人目を妊娠中の私。つわりがひどくて最近まで2週間入院をしていました。

 その間、旦那さんと一緒に長女が何度か面会に来てくれたのですが、特に私に甘える様子もなく、泣くこともありませんでした。

 「長女は私がいなくても寂しくないの⁉」「長女にとって私の存在って…」とネガティブなことを考えてしまいました。

 そのことを助産師さんに話すと、「きっと今までママからたくさんの愛情を注いでもらって十分に満たされているから、寂しくてもきっと頑張れているんだと思うよ」と言ってくださいました。その言葉にすごく救われ、涙があふれました。

 退院したらこれまで以上に愛情いっぱい育てていきたい、と思う私がいました。

(沖縄市 いもくりなんきん)

(編コメ)娘さんなりに、いろいろ考えていたのかもしれませんね。退院後は今まで以上に、ママにべったりなのでは? 2人目の誕生が待ち遠しいですね。

ワジワジーしたこと

 2020年はコロナが世界中に広がり、台風も9号、10号と立て続けに来て本当に忙しい年です。

 ベランダの鉢やいろいろな物を片付け、9号が去ったら元に戻しました。洗車して窓も洗ったのに、また、また、また、10号が発生しました。

 台風対策を2回もして、「ワジワジーする〜‼」と思ったのは私一人じゃないと思います。もう、今年は台風いらないです。

(宜野湾市 青信号は緑色)

(編コメ)10号は「台風が接近する地域では最大級の警戒が必要」といわれていましたね。台風対策に後片付け、本当にお疲れさまでした。

初めて見た果実

 主人とやんばるにドライブに行きました。備瀬のフクギ並木に癒やされて散策中、今までに見たこともない不思議なフルーツに出合いました。那覇ではお目にかかったことのない、それに目はパチクリ!

 後日、糸満の市場で見つけたときはうれしかったです。さっそく購入してパクリ。「あ〜これ梨だわ。でも淡白なお味ね〜!」。このフルーツは「ミズレンブ」といいます。皆さまは食べたことありますか〜?

ワシントコポスト

(那覇市 ゆーこママ)

(編コメ)ミズレンブ、見たことはありますが食べたことはないような…。梨のような味なんですね?

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