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[No.1841]

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「ワシントコポスト」2020年08月20日[No.1841]号

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お母さんありがとう

 令和元年、8月10日に母は亡くなりました。母が亡くなって早1年になります。102歳の大往生でした。

 70歳のときに琉大病院で人工心臓弁を入れる手術をし、100歳のときには徳洲会病院で腸閉塞の手術もしました。手術も成功したおかげで、元気で自立した生活を送ることができました。人工心臓弁を入れ、30年元気でいることをネットで紹介されたこともあり、誇りに思います。

 母を知る人からは「あなたのお母さん、素晴らしい人だったね」とよく言われました。母は戦争未亡人で大変な時代を生き抜いた人でしたが、いつも前向きで世話好き、誰からも慕われる人でした。困った人にはさりげなく援助したりしていました。

 また、母は畑仕事が上手で、家庭菜園ではたくさんの野菜を作り、庭には季節の花が咲き乱れていました。孫と一緒に日光、東京、熊本など旅の楽しい思いでもたくさん作ることができました。

 晩年は週一回、母、弟、私で昼食を共にし、世間話をしたりしました。母からは戦争の話を聞いたことが心に残っています。

 最後は脳梗塞で倒れ体が不自由になり、言語障害にもなってしまいましたが、看護師さんに「娘さんの名前は?」と聞かれ、「みよちゃん」と言ってくれてうれしかったです。

 私の夫がよく「お母さんは、子ども孝行だね」と言っていました。本当にその通りだと思います。私は、母を尊敬しています。母の生き方が私の目標です。

 今は、天国で父と楽しく過ごしていると思います。弟夫婦が毎日、仏壇に手を合わせています。「お母さん、みんなを見守ってくださいね」

(宜野湾市 夢子)

(編コメ)お母さんは戦争を体験し、戦後もいろいろご苦労があったのですね。夢子さんたちのことを天国から見守り、きっと良い方向へと導いてくれると思います。

新しい出発

 約半年もの間、私は失業しておりました…が、やっと就職先が決まりうれしくてたまりません。この半年は本当につらかったです。

 心のどこかで3月ぐらいには見つかるだろうと思っていましたが、現実は面接も落ちまくりの日々が続き、 どんどん元気もパワーもなくなり、先の見えない未来に落ち込まずにはいられませんでした。

 そんな私に面接では容赦なく遠回しに年齢のこと、バカにしたような質問が飛びかい自信もなくなり、プライドも傷つけられ自分自身、情けない思いになりました。しかし、今思うとそれがあり、良かったと思っています。

 私は本当に悔しかったです。でも、あまりの悔しさが、ある日を境に怒りへと変わりました。こんな馬鹿にされる筋合いはない! 落ち込んでいる場合ではない! 必ず私を受け入れてくれるところがある! と何度も何度も拳を握りしめ、自分に言い聞かせてきました。

 そして仕事が決まった今、心も体も軽くなり景色も明るく見えます。受け入れてくれた会社に心から感謝の気持ちでいっぱいです。一生懸命頑張ろうと思います。

(那覇市 吉)

(編コメ)就職活動、お疲れさまでした! 嫌な思いもされたようですが、就職先が見つかって本当によかったですね。応援していますよ。

子どものお小遣い

 やってきました、子どもたちの学期末成績表! わが家は、子どもたちに定期的にお小遣いを渡しておらず、その代わり学校からくる学期末の成績表を評価し、お小遣いに換えています。

 三段階評価の「◎」1つに対し100円にしています。遅刻欠席ゼロは高評価にし、生活態度や先生からのコメントはかなり重要で、一気に金額が上がるチャンスがあります。また、その学期で表彰されたりすれば、もちろん反映します。

 子どもたちにとって、この成績表が連休を有意義に過ごすために必要なお小遣いがかかっているので、少しでも評価が上がるようにプレゼンテーションしてきたりします。成績に自信のある子は「どうだ」と言わんばかりにクールな態度。自信のない子はやたらとしゃべるので面白い。

 私にとっても責任重大の大仕事で、これまでの成績表にも目を通しながら、子どもたちの成長を再確認します。

 このとき大事なことは、悪い成績は省いて良い成績のみ過大評価して、これからの子どもたちの成長に期待と希望を込めることです。なので、1人でゆっくり時間をかけ評価するようにしています。そして、成績表に私からのコメントと金額を記入し、封筒にお金を入れて渡します。

 今回も不満を言う子なしで、お小遣いの額に納得してもらったようで一安心。次は子どもたちのお金の使い道を観察して楽しみたいと思います。

(宜野湾市 キラキラ)

(編コメ)子どもたちにとって、お小遣いがどれだけもらえるかの一大事! 封筒を開けるときは、さぞかしドキドキ、ワクワクすることでしょう。

コロナに負けるな‼

 毎日毎日コロナ感染者拡大で、はぁ〜とため息が出ます。今年の沖縄の夏を満喫できず、家にこもり、常にマスク着用、大好きな外食もできず暗くなります。

 しかし、考え方を変え、ステイホームで家の掃除や庭の手入れをすることで、コロナが退散するように邪気払いをしています。こんなときだからこそ、家、土地、家族を大事にすることです。皆さんもいかがでしょうか?

(那覇市 スヌーピー)

(編コメ)私も本来なら外へ出て夏をエンジョイしたいところです。でもスヌーピーさんのように考え方を変えてみることも大切ですよね。

ジャストフィット!

 沖縄の夏は当たり前に暑い。うちの近所に暮らしているノラ猫も暑さにバテ気味らしく、涼しいところを探しています。

 最近は、うちの家の塀際にある雨水排水の側溝にジャストフィット! 両手伸ばして、体も伸ばして、後ろ足も伸ばして、猫背矯正ストレッチも兼ねているのか? 日常の光景になっています。ノラ3匹連結する日もあります。

ワシントコポスト

(那覇市 兼次郁子)

(編コメ)写真を見て笑ってしまいました! 猫背矯正ストレッチはしないと思いますが、なんだか気持ちよさそう。3匹連結、見てみたいです!

私の不思議体験

 数年前、恐怖ではなく不思議体験をしました。それは風呂上がりのことです。どこからかジーーーーという音が聞こえてきました。その音の方向にはトースターがあり、よく見るとタイマーのつまみが回っています。

 一人暮らしで誰もいない部屋。鍵もかかっています。なぜ? しばらくつまみとにらめっこ。そしてついに、チーン! 思わず笑ってしまいました。ついでにおいしいパンが出てきたらよかったのに、なんて。いまでも不思議です。

(宜野湾市 メルモちゃん)

(編コメ)怖いけど、ちょっと面白い。トースターをじっと見つめる姿を想像すると笑えます。それにしても不思議ですね。

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