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[No.1714]

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「ワシントコポスト」2018年03月01日[No.1714]号

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大根の肉巻き

 私の孫は男ばかり3人。婿さんの影響か、みんな肉が大好きです。自転車通学をしている高校1年生の孫は、部活のためにと弁当を毎日2個持っていきます。娘は毎朝5時に起きて弁当を作っていて、そのことがあるからか、反抗期はいつしかおさまり、弁当の感想を言ってくるそうです。
 家庭の味として、私から娘に受け継いだ料理に ”大根の肉巻き“があります。これは孫3人とも好きらしく、高校1年生の孫は「弁当に毎日入れてほしい」と話しているとか。肉と大根の相性が良く、タカノツメを少し加えて甘辛い味付けにしているので、ごはんが進むのでしょう。
 孫は「人生最後の日に食べたい物」と言っているほど好きらしいです。ステーキやお寿司(すし)などではなく、ババの味を選んでもらってうれしいし、感謝です。

(浦添市 乙女座のババ)

(編コメ)味を想像していたら、おなかがとてもすいてきました。食べ盛りのお孫さんにそこまで言ってもらえるなんて、おばあちゃん冥利(みょうり)に付きますね。

読谷山花織

 2月3日・4日に読谷村文化センターで「まなびフェスタ読谷2018」というイベントがあり、小学5年生の子どもと行ってきました。その日はとても寒かったのですが、一日中遊んで、体も心も温まって帰ってきました。
 イベントでは、子どもたちのためにさまざまな体験ブースが設けられていました。わが子は、建築模型や昔ながらのおもちゃ作りを楽みました。大人も体験できるブースに、読谷山花織のコースター作りがありました。30分ほどかけて、機織り体験をしてみました。
 最初は指導してくださる方と一緒に機織り機を動かしていましたが、少しずつ慣れてきて ”トン タン タン“とリズムを刻みながら、織り上げていきました。読谷山花織の模様は銭花(ジンバナ)、風車花(カジマヤーバナ)、扇花(オージバナ)の3種類が基本です。帰宅してから、読谷山花織について調べました。「昔の人のいろいろな願いが込められ、今に受け継がれているんだね」と子どもと話しました。
 今回の体験を通して、もっと織物をしてみたいという気持ちになりましたし、沖縄にある伝統的な織物を調べるきっかけにもなりました。またこのような機会があれば、いろいろと体験してみたいです。伝統工芸館などにも足を運びたいと思います。

(那覇市 a.s.)

(編コメ)読谷山花織の模様には子孫繁栄や長寿など、それぞれ意味がありますよね。私たち大人が沖縄の伝統文化や歴史に触れ、家庭生活の中で子どもたちに伝えていくことも大切だと思います。

ラーメン大好き

 今年の沖縄はなんだか寒くて、あったかいものが食べたくなります。私はまわりから”オバタリアン“と言われるくらいお得好きです。ラーメンが大好物なんですが、よく行くラーメン店はモヤシのナムルが食べ放題。周りのお客さんもびっくりするくらい、いつもてんこ盛りにして食べてしまいます。
 最近、店員さんから「おかわりしますか?」と話しかけられました。顔なじみになってきたようです。替え玉100円だし、最高です。こんな私ですが、そろそろ控えめ女子にならなくてはいけないお年頃かな。

(那覇市 A・Y)

(編コメ)私も ”お得“と”おいしいもの“に目がありません。食べ放題の店に行くと必ず食べすぎてしまい、後悔しています。入店前は腹八分目で止めようと強く思っているんですけどね(笑)。

ありがとう

 1月は長男17歳、次男16歳の誕生月です。長男が起きてきたとき「おはよう」と同時に「誕生日おめでとう。健康に育ってくれてありがとうね」とちょっと照れながら伝えると、長男は「俺の方こそありがとうだよ」と言いました。その後は互いに朝の支度に取り掛かりました。次の日は次男の誕生日。「おはよう、誕生日おめでとう」と伝えると「お母さん、友達と久しぶりにボウリングに行くからお金をちょうだい」と返ってきました。「健康に元気に育ってくれて、そして笑顔をありがとう」と心の中で伝えました。
 成長するにつれて、親の期待や願い、欲など、子どもたちにいろいろなことを押し付け、託してしまうこともありますが、子どもは親の所有物ではありません。子どもの笑顔を見られなくなることが親にとって一番つらいことです。子どもたちが小さい頃のDVDを見て、健康で元気に育ってくれればいいと願ったことを思い出しました。
 これからも子どもたちの笑顔を大切に、それぞれの進む道を応援しようと思います。また、2人のお兄ちゃんを見て、弟や妹も自分の進むべき道に挑戦していくと思います。迷うことがあってもいい、立ち止まることがあってもいいから、自分の力を信じて歩き続けてほしいと思います。私たちの子どもに生まれてきてくれて、ありがとうね。

(沖縄市 ビックママ)

(編コメ)優しく、温かい言葉が心に染みました。子どもたちの笑顔と自立のために、親としてできることをしていきたいですね。

上下水道モニター

 昨年夏から、那覇市上下水道局の上下水道モニターをしています。3カ月に1回、モニター会議と称する上下水道の勉強会に参加していますが、毎回新しい発見と驚きがあり、とても勉強になっています。
 前回の会議では4種類の水を試飲しましたが、水道水がおいしくなっていることを知ることができました。最近は水道水を直接飲むことがないので気付きませんでした。
 その他、水道水がうちにくるまでに170項目の水質測定をしていることや、雨量の多い沖縄で水不足が起きる理由、下水道の浄化に微生物が大活躍していることなど、初めて知ることがたくさんありました。
 那覇近郊のダムや浄水場の見学もしました。各施設の中で、海水淡水化センターが一番興味深かったです。
 2017年度のモニターは3月まで。18年度の募集がそろそろ始まると思いますので、興味のある方はぜひ応募してください。

(那覇市 島ないちゃー)

(編コメ)水環境について幅広く学べるのですね。18年度上下水道モニターの募集については、近々那覇市上下水道のホームページに掲載されるはずです。チェックしてみてくださいね。

ふつうの上等

 泡盛のコマーシャルに「ふつうの上等」というキャッチフレーズがありますが、わが家の4人の子どもたちにぴったりな言葉だと思っています。
 子どもたちは、特に褒めたり、周りに自慢したりするようなことはありませんが、家族に心配をかけることなく成長し、それぞれ良いパートナーに巡り会いました。かわいい子どもたちもいます。
 何よりうれしいのは、娘婿を含め、きょうだい仲がいいことです。毎年クリスマスと8人の孫たちの誕生日パーティーは、家族みんなそろって祝うことが慣例になっています。東京に暮らしている息子家族が参加できないのは残念ですが、若者たちはおしゃべりで盛り上がり、孫たちはゲームやおもちゃでにぎやかに遊んでいます。私たち夫婦はそれを見ながら、幸せを感じています。子どもたちにありがとうと言いたいです。

(宜野湾市 さくらの爺ちゃん)

(編コメ)私もよく「ジョートー」って口にしますが、あのキャッチフレーズは名言だと思います。家族水入らずで団らんするひと時っていいですね。お孫さんたちにとっても楽しい思い出になるでしょうね。

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