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[No.1609]

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「ワシントコポスト」2016年02月25日[No.1609]号

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末娘の卒業式

 私にとって、涙が止まらなくなる3月が今年もやってきます。3年前、娘の卒業式に在校生が卒業生に送った、いきものがかりの「YELL(エール)」という歌。2月に入り毎日、何度も何度も有線放送から聞こえてきます。私は仕事中にもかかわらず涙してしまいます。
 今年3月1日は末娘が高校を卒業し、私たちのもとから離れていきます。あらためて子離れできていない自分に気付き、一人枕をぬらしています。あ〜涙、涙…。早く子育てを終わりたいと思っていたはずなのに。こんなに寂しくて悲しいこととは思っていませんでした。娘たちのところに遊びに行くことを楽しみにしよう、と自分に言い聞かせる毎日です。
 3月1日の卒業式はどうなることやら。涙、涙、涙。あ〜、もう一人産んでおけば良かったかしら? 娘は一人立ちできる人に育っただろうか?喜んで送り出さなくては…。

(石垣市 ボロッコリー)

(編コメ)子育て中は早く大きくなってほしいと思うこともありますが、子どもが巣立っていくのはやはり寂しいもの。娘さんと一緒にいられる時間を楽しく過ごしてくださいね。

ポイ捨て反対!

 今日は、少し悲しいのですが怒りの投稿です。先日、図書館へ出掛けた日のこと。30代くらいの男性が図書館の駐車場でたばこを吸い、当たり前のように溝に捨てていました。
 実はこのような光景をよく目にするんです。ペットボトルや菓子くず、一番多く見かけるのがたばこのポイ捨てです。すごく嫌な気持ちになりました。自分だけなら捨てても良い、自分一人がルールを守っても変わらない、と思っているのでしょうか? とても迷惑です。その人が溝に分からないように捨てたとしても、そのごみは決して消えることはありません。必ず誰かが後から難儀をして、その場所を掃除することになります。
 それにたばこの吸い殻なんて火を消したと思っていても、いつどのような形で発火してしまうか分かりませんし、ぼや騒ぎにでもなれば人の命にも関わる大事件です。とても許し難い行為だと思います。それだけではなく、その行為を見た子どもたちがまねをするかもしれません。ポイ捨てを平気でする大人が、一人でも改心してくれることを切に願います。

(宜野湾市 チャーリーブラウン)

(編コメ)子どものお手本になるような大人でありたいものです。ポイ捨て行為をなくすためには、どうしたらいいのでしょう。読者の皆さんはどう思いますか?

天国から地獄

 バレンタインデー前に、同級生の女の子から呼び出された小学生の息子。
 「おっ! ついに来たか!」と、放課後に心躍らせながら学校内のある場所へ行きました。
 すると女の子が、何やらかわいらしいピンク色の紙袋を息子の目の前に出して「これさ、○○に渡してくれない? 自分で渡すの恥ずかしいから」と言ってチョコらしきものを渡したそうです。その瞬間、天国から地獄へ突き落とされた気分を味わったことは言うまでもありません。
 最近は、朝から一生懸命ドライヤーで寝ぐせを直すようになっていた息子を見ていただけに「あー、切ない! ドンマイ息子」と肩をたたいて励ましました。それにしても、その女の子はせめて義理チョコくらいでも息子にあげたらよかったのになー、なんて思う親バカな私です。

(うるま市 カカオ100%チョコ)

(編コメ)バレンタインデーに一喜一憂していた男子は多いでしょうね〜。その気持ちを分からない女子の行動は罪なのでしょうか? う〜む…。

歌の力

 先日、足の捻挫で1週間ほど松葉づえのお世話になりました。足の不自由な人のつらさを知りました。この世を去った主人も幼少のころから足が悪く、一生懸命普通に歩こうと努力をしていたのを思い出しました。
 今、テレビで昭和の歌番組を見ています。主人がそばにいておしゃべりしながら一緒にテレビを見られたら…とつくづく感じています。
 お墓参りも遠いのでなかなか行けないけれど、「千の風になって」を聞くと心が癒やされます。すごいですね、歌の力って!

(那覇市 クリスチーヌ)

(編コメ)寂しいときやつらいときなどに、歌に救われることってありますよね。クリスチーヌさん、足の具合はいかがですか? お大事に。

1万円を…

 この前、メモ書きと1万円を渡され、買い物を頼まれました。メモ書きと1万円をポケットに入れて、内容は覚えたのでメモ書きは捨てました。
いざレジへ…。ポケットからメモ書きが…。ん? 捨てたのに何で?
 1万円を捨ててしまった。とほほ…。

(沖縄市 まきちゃん)

(編コメ)えっ、本当に1万円を捨ててしまったのですか! まきちゃんさ〜ん、気を付けましょうね〜。

楽しく生きる努力

 子どもの貧困について新聞記事で読みました。わが家の小学生も就学援助を受けています。わが家はパソコンもスマホもiPod(アイ・ポッド)もありませんが、ガラケーの電話とメールだけで十分楽しいですよ!!
 炊飯器はないけれど、鍋で炊くご飯はおいしいし、掃除機がなくてもほうきがあります。雑巾がけはダイエットにも良いです。
 今年の元旦は、おにぎり・ゆで卵・お歳暮にいただいたハムを弁当箱に詰めて海洋博公園の無料イベントへ。無料の餅つき会とオキちゃんショーを楽しみました。
 地域のマラソン大会にも参加して、ノートや餅、ミカンを食べて「ラッキーだね。楽しいね」と笑います。私は子どもたちに決して「お金なくてごめんね」と言いません。ギリギリでも生活ができているのは、誰かの助けを受けてはいても、お金が家庭に流れているからできていること。子どもには「パパとママが働いているからご飯が食べられるんだよ。ありがたいね」と言っています。  わが子は塾に行ってはいないけれど、家庭学習をちゃんとしていて成績も良いですよ。それに、大学に行くだけが目的とは思いません。何がやりたいのか、何をして将来自立して生活していくのかが大事だと思うので、「○○になるなら勉強しないとね。『できる!』って言えば何でもできる」とわが子に話しています。
 貧困連鎖といいますが、私も幼少期は貧乏でした。だけど、両親から愛情をいただき幸せでした。子育てを終了した両親は、今では教育費がかからない分、外食を楽しんでいるようです。
 私も夫も資格を生かして4月から収入アップします。貧困で悩んでいる家庭の皆さん、泣き言ばかりでは変われない。誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、自分から動いて支援を受けられるのがないか行政に相談して助けてもらいましょう。そうしながら、無駄遣いをせず、人と比べて悲観的にならず、子どもと工夫しながら楽しく生きるように努力しましょう。収入アップのために資格を取ったり、職種を変えたりするのも大事です。無利子の奨学金や、働きながら資格を取得できて返済しなくても良い奨学金もあります。
 病気などで働けない場合を除いて、元気な心身があれば動いて前を向いて生きましょう! 子育てとは、未来の宝を育てているということ。すごいことです。命を育てているって素晴らしいことです。自信を持って、いろいろな家族がそれぞれの幸せな人生を歩んでほしいと思いメールしました。

(八重瀬町 貧困問題)

(編コメ)沖縄の子どもの貧困率は全国最悪で、3世帯に1世帯以上が貧困に陥っているというニュースがあり驚いた人もいるでしょう。貧困問題さんが厳しい中でも工夫しながら前向きに生きる姿に、いろいろと教えられました。

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