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[No.1601]

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「ワシントコポスト」2016年01月01日[No.1601]号

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還暦にNAHAマラソン

 12月6日、沖縄の実家でNAHAマラソンの打ち上げをして盛り上がっていました。東京に嫁いで今年で30年。夫も還暦を迎え、何かお祝いをと希望を聞いたところ、12年前に完走したNAHAマラソンにもう一度挑戦してみたいとのこと。あのころとは、体力も筋力もだいぶ違うと本人も自覚しているものの、「もう一度、走ってみたい」という気持ちだけで子どもたちも巻き込んでの参加となりました。娘や婿、その友達、総勢6人が参加。私と、妊娠中の娘、孫が応援団となり、スタート地点でみんなを送り出しました。
 東京での練習中に足を痛めた夫は、案の定10㌔で無念のリタイア!あとの5人は、ほとんど練習もできていなかったわりには何とか中間地点までは到達して悔し涙のように降り出した雨とともにリタイア! 全員無事に戻ってきてくれました。
 その夜は実家で義姉の作る沖縄料理と兄の秘蔵の泡盛で、お疲れさま会。初めて沖縄に来た婿や、その友達から出た感想は「沖縄の人は、なぜ、あそこまで優しくできるんだろう?」。マラソンの完走はできなかったけれど、すごくうれしい感想!! それだけで十分だね??? と余韻に浸りながらマラソン1週間後に晩酌をしました。

(東京都 くまさんち)

(編コメ)完走できずに残念だったと思いますが、挑戦することに意義があります。大会後のお酒はさぞかしおいしかったことでしょう。お婿さんやお友達は、沖縄の良さを肌で感じ取ってくれた様子。うれしいですね!

恐怖の年末年始

 12月は何かと出費が多いですよね〜。私の場合、12月に誕生日を迎える人が身内に3人います。忘年会は、旦那が会社関係で3回、友人と1回、私は会社で1回、友人と1回ありました。
 クリスマス、年末のお歳暮、お年玉の準備、その他にも普段の生活費などたくさんの出費が…。皆さんは、どのように節約していますか〜? 参考にしたいので教えてください。

(那覇市 イチゴ大好き)

(編コメ)おっしゃる通り! 年末年始はいろいろと出費がかさみます。1月は節約しなければ、と思う人も多いかもしれませんね。良い節約術を私も知りたいです〜。

お歳暮

 12月は何となく気ぜわしくなります。「お歳暮」を贈ったり、いただいたりとうれしい季節でもあります。
 私の生まれた関東の実家の方では、贈ったり、いただいたりは無駄のようで無駄ではなく、いただきものがない方がどんなに寂しいか分からないとよく言われています。包みを開けるときのワクワクする気持ちはいいもの。こちらから贈ったものが届いたという喜びの声を電話で聞いたときは、私までうれしくなり長いことおしゃべりをしてしまいます。
 毎年、お中元やお歳暮の季節になると、昨年は何を贈ったかなと考えます。なるべく沖縄の変わったものを贈りたいと思っています。息子の仕事の関係で遠い沖縄までやって来た私も、すっかりこちらの生活に慣れました。私に良くして下さる沖縄の皆さま、これからもよろしくお願い致します。

(那覇市 一人ボッチデナイ私)

(編コメ)お中元やお歳暮を贈るのが煩わしいと思うこともあるでしょう。でも、一人ボッチデナイ私さんが言うように、もらう喜び、贈る喜びもありますよね。特に離れた場所に住む人から届いた、その土地の名産品などはうれしいものです。

成長した息子

 一人息子が結婚しました。息子は大阪にいて、お嫁さんは埼玉の人。将来、帰郷してくれるのか心配にはなりますが、何とか結婚式を迎えることができました。
 私はうつ気味で、着慣れない着物姿。最後の息子のあいさつでは、立っているのがやっとという状態でした。
 それにしても息子の成長ぶりは、この結婚式で十分に感じ取ることができました。あの”甘ったれ“の息子が本土の風にもまれ、良いお嬢さんとめぐり会って立派に成長したのです。母として心の底から安心し、息子を育ててくれた皆さまに感謝しています。
 孫の顔を見るのが楽しみになりました。いつかは会えることを夢見ています。

(那覇市 ゆーこママ)

(編コメ)体調がすぐれない中でも無事、息子さんの結婚式を見届けることができて良かったですね。立派に成長した息子さんは、ゆーこママさんの誇りですね! 

沖縄市の光角さんへ

 猫のふんは臭くてかないません。わが家でも、ふんの山が5つもできていたことがありました。
 わが家の猫よけ方法をお伝えします。
 1番安いたばこを1箱買って、吸い口と紙を剥がし、たばこの葉だけを大きめのバケツに入れて水を張ります。一晩置いて茶色くなった水を、庭やたたきにまくと猫が来なくなります。上澄みを取る必要はなく、たばこの葉が入ったままで大丈夫です。雨で流れてしまわないよう、天気の良い日に試してみてください。結構、日持ちしますよ。

(那覇市 猫嫌い)

(編コメ)12月10日付で、庭に猫のふんが目立つようになり困っている光角さんのお便りを載せました。猫嫌いさんの猫よけ方法を一度試してみるのも良さそうですね。猫嫌いさん、ありがとうございます。

住みよい街づくり

 病院へ行った帰り、バスを降りて横断歩道の前まで来ると手に鎌やビニール袋を持った大勢の若者に会いました。聞けば皆さん、近くにある専門学校の生徒さんでした。半期に一度、ボランティアで地域の清掃をしているとのことです。
 私の住んでいる家の近くには、スナックや駐車場があちこちにあります。日中、通りを歩いていると吸い殻やコンビニの弁当箱、ペットボトル、空き缶などが無造作に捨てられ、何とかならないかとずっと思っていました。私は「ありがとう」と一声掛けて家に戻り出直しました。
 生徒さんたちはいくつかの班に分かれて、私設の駐車場の奥まで入ってごみを拾っていました。ごみ拾いの範囲はどこまでなのか聞くと、決まっていないとのことで、少し先のコンビニの隣にある空き地に案内しました。小さな空き地ですが、コンビニの駐車場入り口付近にあり、拾っても、拾ってもすぐにごみが増えてしまうところです。そのことを生徒さんたちに話して一緒に片付け始めました。
 コミカンソウ、センダングサ、スベリヒユ、ススキなどは力のある若者たちに1本1本抜いてもらいました。ごみを入れたビニール袋は間もなく大きく膨らんで、いくつも並べられました。本来ならごみは当事者が始末すべきもの、空き地も持ち主が管理すべきでしょう。遠くから学びのために来た部外者の若者たちにしてもらうのは少し違うと思いながら、辺りがきれいになったことと若者たちの元気な姿を見てうれしくなりました。
 ごみのない街は住みよくて、気持ちがいいものです。日経ビジネス学院の皆さん、将来公務員になるという皆さん、ありがとう。春になったらアメリカンブルーやニチニチソウ、タマスダレやハーブなどが道行く人たちを楽しませてくれるでしょう。

(沖縄市 まめまめ子)

(編コメ)生徒たちは、日ごろ通っている街を自分たちの手できれいにしたという喜びがあったことでしょう。まめまめ子さんのように「ありがとう」と言ってくれる地域の人との交流もうれしかったのではないでしょうか。

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