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[No.1587]

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「ワシントコポスト」2015年9月17日[No.1587]号

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孫7人に囲まれて

 やっと自分を取り戻せました。
 弟、両親、夫の他界、それに続く遺産相続のトラブルが10年前の私の身に起こりました。悲しみと人間不信から神経のバランスを崩して失神を起こしたり、めまいと動悸(どうき)の乱れで意識不明の状態になったり、何度も救急車のお世話になりました。現在も心療内科に通い、漢方薬を飲み続けています。
 そんな私ですが、子ども2人が結婚し、今では7人の孫が誕生。本当に2人の子どもに感謝しています。最近では水泳教室や友達との旅行も考えられるようになり、孫たちの成長を見守りながら人生を謳歌(おうか)しています。
 周りの皆さま、ありがとう!

(那覇市 クリスチーヌ)

(編コメ)不幸に見舞われたり、窮地に陥ったりしたとき、心のよりどころとする家族や周囲に支えてくれる人がいると救われますよね。これから、お孫さんたちの成長や、お友達との旅行などワクワクするような楽しみがたくさんありますね!

孫の素晴らしい感性

 この間、お泊り保育から帰ってくる孫のお迎えを頼まれました。元気よく帰ってきたので一安心。楽しかったことを聞きながら大型ショッピング施設で食事を済ませ「お泊り保育、頑張ったから菜々ちゃんの欲しい物を買ってから帰ろう」と言ったら、孫は「いいよ、バーバが迎えてくれて、会えただけでいいよ。何もいらない」と言うのです。意外な返事に「無理しているでしょう。何か好きな物を買っていいのよ。一緒に選ぼうか」と言ったら、「大丈夫、会えただけでいいから」とのこと。何という大人みたいな心を持った子どもなの? どうしてこんなに素晴らしい言葉が言えるのでしょう。嫁にこのことを尋ねると首をかしげ、息子に聞けば「機嫌が良かったんじゃないの」との返事。
 もうすぐ6歳になる菜々笑ちゃん。その素晴らしい感性にバーバは勉強させてもらいましたよ。また、会いましょうね。

(西原町 おかず屋さっちゃん)

(編コメ)「欲しいものを買ってあげる」なんて言われたら、ほとんどの子は大喜びして、おもちゃやお菓子売り場に行くかと思いきや、そうではなかったのですね? 菜々ちゃんの言葉は、ちょっと早い敬老の日のプレゼントになりましたね!

夏休みは戦い

 うちの娘は、勉強1に対し遊びは9の割合で夏休みを満喫しました。案の定、休みが残りわずかになると、済ませていない宿題に追い込まれていました。(最近では、親が夏休みの宿題を採点するので正直こちらも必死)。それでも何とか娘の宿題を片付けました。
 私は、ようやく「明日から学校が始まる〜」と胸をなで下ろし安堵(あんど)。それでも新学期を迎える前日に娘は、熱が出ていないかと3時間おきにチェック。夏休みをギリギリまでエンジョイしていた娘に「どんなに高熱が出ようが登校させるから、無駄なあがきはヤメロ!」と一喝‼
 娘は、文句たらたらでしたが長い長い夏休みを親子で乗り切りました。気持ちは分からないでもないですが、まさに親の心子知らずですね。

(宜野湾市 キラキラ)

(編コメ)夏休みの宿題を見なければいけない親は大変です。長〜い夏休みを無事に乗り切ることができて良かったですね。お疲れさまでした! 

サガリバナ


 台風15号が過ぎた後、近所のお宅へ出向きサガリバナが無事だったのでほっとしました。
 そのお宅は私の散歩コースにあって、大好きなサガリバナがお庭に咲く6〜11月ごろは心地良いひとときを過ごせる場所となります。
 サガリバナはさわふじとも呼び、夜に開花し朝には散ってしまいます。ですから、夜か早朝のウオーキング時には習慣的に立ち寄ってしまいます。家主のOさんは「庭の中へもどうぞ」と声を掛けてくださるときもあります。
 一夜限りのサガリバナ。Oさんとは顔なじみになって12年。あいさつを交わすのもうれしいひとときです。自分の庭のように季節の花木に旬を感じてリフレッシュできます。  Oさん家族に、とても感謝しています。

(那覇市 サガリバナ)

(編コメ)一夜限りの花だからこそ、季節を感じさせ、近所の人とのコミュニケーションを密に結んでくれるのでしょうか。不思議な花ですね。

たばこのポイ捨て

 先日、驚いたことがありました。母が私の息子たちを乗せて車を運転中、後部座席の窓からたばこが入ってきたそうです。それも火の点いたたばこです。7歳の息子の胸まわりに当たったようで、みんなでパニック状態になったと話していました。
 おそらく、前の車か対向車から投げ捨てられたたばこだと思いますが、この話を聞いてとても腹が立ってしまいました。いまだに車からたばこの“ポイ捨て“をする人がいることにがっかりです。
 また、1歳の息子と散歩をしているときにも、あちこちにたばこの吸い殻が落ちていてひどい状況です。それは、息子が地面から拾ってものをすぐ口に持っていこうとして気付かされたのです。
 喫煙者でも、マナーをしっかり守っている方は多いものです。今回の出来事で、みんながそうなってくれたらな〜と強く思いました。

(宜野湾市 ややこ)

(編コメ)運転中にたばこが窓から入ってくるなんて、信じられない話ですね。たばこを道へ捨てる行為も止めてほしいです。喫煙者の皆さんには、マナーをしっかり守る愛煙家でいてほしいですね。

チャンピオンベルト

 夏休みも終わり、今日から新学期という日の朝に長男が「ベルトがない〜」と大あわて。「ごめん、ごめん。自分がズボンをはくときはベルトをしないから、気が回らなくて確認しなかったさ〜」と私が言うと、夫が「なんで、ベルトしているさ、でっかいチャンピオンベルト」と一言。私は「そうだね〜、あったね〜。洋服の下に隠れているさ〜」と笑うと、長男も笑い、夫が「すごいよ! 何タイトルも取っているからよ〜」とすかさず言うので、3人で大爆笑。私は右手を挙げて“チャンピオン母“になりました(笑)。  主人へ。あわただしい朝に、お褒めの言葉をありがとう。

(宜野湾市 チャンピオン母)

(編コメ)はずしたくても、はずせないベルトですね〜(笑)。ちょっとした会話から楽しい朝になりましたね。憂鬱(ゆううつ)になりがちな新学期。息子さんは気持ち良くスタートを切れたのでは?

チャレンジ精神

 このごろ、昔を振り返ることが多くなりました(それなりの年頃のせいでしょうか?)。若いころの私が、まるで別人の女の子のように思い出されます。
 以前、東京に住んでいたころ「スター誕生」(知っている人は、それなりの年齢になっていることでしょう(笑))の予選に応募したことがあります。あのときは、若さゆえの勢いで行動しました。そして、あまりにもお粗末な結果だったので記憶の奥底にしまっておきました。私の周りでは誰一人として知る人はいません。でも、今は笑って告白できます。
 だって、あの時代でしかチャレンジできないことをしたのだから、恥ずかしいことではなく、立派だったと自分を褒めてあげたいのです。
 昨年は映画のエキストラにも参加させてもらい、フィルムの一部に写り込むことができました。これもチャレンジ精神があるからなのでしょう。これからも頑張るぞ〜。

(沖縄市 リベラ)

(編コメ)「スター誕生」といえば、歌手になるためのオーディション番組。もう30年以上も前に終了しているんですね〜。どんな結果であろうと、チャレンジしたことに意義があります。これからも、いろいろなことにチャレンジしてください。

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