沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1575]

  • (土)

<< 前の記事  次の記事 >>

「ワシントコポスト」2015年06月25日[No.1575]号

このエントリーをはてなブックマークに追加

フォーボーイズの母

 5月28日付、「兄弟げんか」を読んでお便りします。
 フォーボーイズさん、毎日元気な3兄弟を相手にお疲れさまです。しかもおなかには4人目の男の子がいるなんて。実は私もフォーボーイズの母です。ただ、うちはみんな大きくなって10代〜20代に成長しました。
 うちの子どもたちも、けんかはしょっちゅうしていました。私は上の子をあまり叱らないように気を付けて、下の子にはお兄ちゃんを敬うように言っていましたよ。そうすると、お兄ちゃんも弟に優しくなっていた気がします。
 激しいけんかが始まると、私はわざとプロレスのゴングの音をまねして「チーン!」と言って見学していました(笑)。いつまでもけんかをすることはないので少し放っておいてもいいのかな? と思います。
 今では子どもたちは成長して、家中にイケメンがごろごろしているので良いですよ! フォーボーイズさん、子育てを楽しんでくださいね。

(北中城村 はな)

気にしないふり

 「兄弟げんか」を読んで、わが家の息子3人の小さいころを思い出し、懐かしくて思わず顔がほころびました。
 わが家は3人の年子。兄弟の中ではやっていることも、好きなおもちゃも何でも一緒でした。けんかになるとやっぱりお兄ちゃんが強かったです。「やめなさい!」と言っても効き目はありませんでした。下の子たちがやられるのを止めたい思いを抑えて、我慢に我慢を重ねて「どうぞ〜、たくさんやりなさいね〜」「終わったら教えて〜」と、気にしないふり。でも、実はとても気にしながら過ごしていました。
 怒られるようなことをしても、親が平気な顔で「どうぞ〜」と言うと、子どもなりにも「あれ!?」と感じるはずですよ! わが家の息子は今年3人とも中学生です!

(お名前なし)

(編コメ)6月11日付でも、「兄弟げんか」に対する投稿を掲載しましたが、まだまだ反響がありました。いずれも男の子のお母さんで、実体験に基づくアドバイス。大いに参考になりそうですね。お名前なしさん、記念品を贈りたいので、連絡先を教えてくださ〜い。

トゥシビー祝い

 先日、叔父さんの73歳のトゥシビー祝いをしました。
 照れ屋の叔父さんは、お祝いをされることを嫌がっていましたが、おいっ子とめいっ子が中心となり、「サプライズ」の開催でした。始めは、勝手に開催されたことに不満そうな叔父さんでしたが、たくさんの親戚に囲まれ、楽しい余興で場は盛り上がり、気付けばいつも笑顔の優しい叔父さんに変身していました。
 幼いころの自分はナチブー(泣き虫)で、叔父さんのワチャク(からかうこと)でよく泣かされました。昔は、こんな「意地悪叔父さん」でしたが、最近はおいっ子、めいっ子の優しさに感動して、よく泣いています(笑)。
 叔父さん、これからも日課のウオーキングと野菜作りに励み、「ナチブーの意地悪叔父さん」として元気に長生きしてください。

(沖縄市 テンキュウ109)

(編コメ)照れ屋でナチブーで意地悪…。だけれど、いつも笑顔の優しい叔父さんですか!? いろんな表情を見せてくれる叔父さんなんですね〜。ぜひ、お会いしてみたいです! 

3Kのアルバイト

 2カ月間ですが、ホテル客室清掃のアルバイトを初体験。「旅の恥はかき捨て」なのか? 人それぞれですが、宿泊客の日頃の行いがうかがえる状況に、あぜんとすることが多いです。先輩方は「お金を支払っている意識が強いから」と言っていましたが、「ごみはごみ箱へ、タオル類はバスルームへ置いてくださいね!」とお願いしたい思いです。
 この仕事は、手作業で時間に追われっぱなし、また、何かと気忙しいため定着率が悪いのも当然のこと。私はぎっくり腰になり、その上、体重が4キロも減り辞めざるを得ませんでしたが、地味で3Kでも裏方の仕事に頑張っている同僚たちには感心します。上司には、少しでも良い労働条件になるよう見直してほしいと切に願います。

(那覇市 カラ)

(編コメ)宿泊客が気持ちよくリラックスできるのも清掃をなさっていらっしゃる方々のおかげですよね。普段の生活から離れ、羽を伸ばすのは良いのですが、ごみはごみ箱へ捨てるといった最低限のことぐらいはちゃんとしましょう!

Cーちゃんのこと


 Cーちゃんが亡くなったと一本の電話が入った。
 「高校時代の交換日記」というタイトルでCーちゃんのことも書いた投稿が本紙に掲載された。あれから2年、友は天国へ旅立った。
 複雑な家庭環境で弟妹の面倒を見て、中学の校内マラソンでは常に一位。とても辛抱強く芯の通った友は、高校卒業後に美容師を志し本土へ行った。
 「富士山が好き。もちろん登山も好きだよ」と言っていた。写真を撮りに海外へも行く行動力もあった。色白で目を細めてはにかむ仕草がチャーミングで、自分のことよりも周りの人を大事にし、明るく前向きだった友。一人で二人の娘を育てた友。
 数年前に乳がんの手術をし、もう大丈夫と思っていた矢先の再発。今年の年賀状に「昨年は体調を崩し沖縄に帰れず残念でした。今年は頑張ってチー子に会いたいと思っています」と記してあり、来年はみんなで還暦を迎えられると思っていたので残念で悔しくて…。
 本土でのお別れ会にも多くの方が来てくれた。私たち県内の同級生(那工高デザイン科や轍の会)との「お別れしのぶ会」を催してくれた兄妹に、ありがとうと言いたいです。感謝しています。Cーちゃんの人柄だからこそ、多くの人が集まったんだと思うよ。

(浦添市 轍の友より)

(編コメ)40年も前の高校時代の交換日記が見つかった、という内容を2013年3月28日付に投稿していただきましたね。それは、Cーちゃんとの楽しい思い出などがつづられていました。仲良くしていた友だちとのお別れはとても悲しいことですが、きっと轍の友さんのことを見守っていることと思います。

思いやり

 私は現在、両耳が不自由です。入院中に外泊をしたときのこと。人混みを避けるため朝一番に某スーパーへ行きました。お会計を済ませ帰ろうとしたら、スーパーの出口で後ろから50代ぐらいの女性に押され危うく転ぶところでした。夫が一緒でなかったら転んでいました。その女性は謝ることもなく、自分の車にダッシュしていきました。
 何をそんなに急いでいたかは分かりませんが、一言謝るぐらいはしてほしいと思うのです。たくさん良い人もいる中で、そんなことがあるとがっかりです。外出するのが怖いです。思いやりを持って行動してほしいものです。

(那覇市 リラックマ)

(編コメ)嫌な思いをされましたね。この女性は、わざと押したわけではないかもしれませんが、謝るという当たり前のこともしなかったなんて驚いてしまいます。人を思いやることはとても大事なことです。私も自分自身の行動をあらためて見直したいと思いました。

>> [No.1575]号インデックスページへ戻る

↑このページの先頭へ戻る

<< 前の記事  次の記事 >>