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[No.1570]

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「ワシントコポスト」2015年05月21日[No.1570]号

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エンジントラブル

 ゴールデンウイークの初日、高速の料金所で支払いをしようとすると、窓が開かず、少し走ったところでエンジンが止まってしまいました。JAFに連絡し、待つこと20分。爽やかなお兄さんが現れててきぱきと対処し、原因を説明してくれました。オイルネーターの不良で、部品の交換が必要とのことでしたが、部品は連休明けにしか入手できないため、車は修理工場に預けることになりました。
 連休中や、連休明けの出勤にも車が使えずショック! でも、高速道路の中で止まらなかったこと、自宅の近くだったこと、暑くも寒くもなく、雨も降っていなかったこと、急いでいなかったこと、夫が同乗していたこと、そして何より事故につながらなかったことを考えると、運が良かったと思い直すことができました。  シーミーも終わった後のこと、ご先祖様が守ってくれたのかもしれません。

(浦添市 もも)

(編コメ)ポジティブな面に目を向けることって、とても大事だと思います。事故にならなくて本当に良かったですね。

サプライズゲスト

 5月3日に結婚式を挙げました。式の後には、家族や親戚間での食事会があり、参加者の中には子どももいました。せっかくゴールデンウイークに参加してくれるのだから喜ばせたいと思い、バルーンパフォーマーのクラウンコトラさんに思い切ってメールし、余興のお願いをしました。最初は「時期的に難しいかもしれない」という返事で、やっぱりそうだよなあと思いながら悩んでいたのですが、しばらくして出演OKという連絡をいただけたのです。
 当日、コトラさんはサプライズゲストとして登場。子どもたちはもちろん、大人たちも楽しい時間を過ごすことができました。
 協力してくれたコトラさんや会場スタッフの皆さん、司会を快く引き受けてくれた後輩君、多くの方々の温かい祝福に包まれ、感謝、感謝の気持ちでいっぱいのゴールデンウイークでした。

(南風原町 ゆうけん)

(編コメ)コトラさんのショーに彩られ、より楽しく思い出深い1日になったことと思います。末永くお幸せに!

当て逃げ事件

 先日、新都心にあるスーパーの駐車場で当て逃げされました。転勤のため県外から那覇に引っ越してきて2年。沖縄生活を楽しめるようになった矢先の出来事でした。
 買い物をして車に戻ると、車の正面バンパーあたりに、白くて太い塗料がベッタリ。傷もたくさんついています。急いでスーパーの方に連絡。すぐに副店長さんが対応してくださいました。駐車場には防犯カメラが設置されておらず、店は駐車場での事故や事件には一切関知していないとのこと。怒りと悲しみに、2歳の娘を抱っこしているのがやっとの私。心細さを感じ、本土に戻りたくなりました。
 すると、副店長さんが娘にりんごジュースを持ってきてくださいました。そして警察の方が到着するまでの長い間、警備員さんも一緒にずっとそばで待っていてくれたのです。その温かい対応に心が落ち着き、冷静になることができました。
 犯人は今のところ分かっていません。修理もその後の保険料を考え、身銭を切って修理費を出しました。本来なら子どものために使うつもりだったお金です。嫌な思いをした揚げ句、泣き寝入りしなければならないなんて本当に不条理です。とても悔しい事故でしたが、副店長さんの優しさだけは忘れません。スーパーはこれからも利用したいと思います。

(那覇市 転勤族は辛いよ)

(編コメ)傷も、相手の車の塗料もしっかり残っているとなると、ぶつけた人も気付いているはずですよね…。転勤族は辛いよさんに、これからたくさんの幸せが訪れますように。

トイレの戸当たり


 4月23日付、みどりのつぼみさんの「スーパーのトイレ」を読みました。トイレのそのフックはドアの中央にあったのでしょうか。もし、ドアの端っこに付いていたのだとしたら、それはフックではなく、「戸当たり」ではないでしょうか。
 中にはフックとしても使える戸当たりがあります。かなり高い位置に設置されているようでしたので、もしかして…と思い投稿しました。そうでなければ、業者の方が身長の高い方だったのかもしれませんね(笑)。スーパーに意見箱があるなら、投函してみてはいかがでしょう。改善されるかもしれませんよ。

(那覇市 適職模索)

(編コメ)「戸当たりでは?」というご意見を複数いただきました。私もスーパーで探してみましたが、その可能性もありそうですね。

復帰の日と渡航

 5月15日は沖縄本土復帰記念日。43年を迎えました。私は当時、中学2年生。通貨はドルから円に替わり、新しい暮らしがスタートしました。
 ドルになじんでいたので、円になってしばらくは計算にまごついた記憶があります。今でもドル紙幣を見ると、復帰前を思い出して懐かしくなります。
 本土との国境がなくなり、パスポートがなくても渡航できるようになりました。それ以来、沖縄を訪れる観光客は増え、毎年にぎわいを見せています。本土には兄やいとこが住んでいますが、「復帰したおかげでパスポートがなくてもいいから助かっている」と喜んでいました。兄は毎年正月になると、家族で沖縄に来ています。
 私が初めて本土に渡航したのは、高校の修学旅行でした。大阪や京都の名園見学です。以降、20歳代後半から40歳の半ばまで、九州から北海道まで旅を楽しむことができました。

(沖縄市 金城公雄)

(編コメ)若い世代で、復帰前はパスポートが必要だったことを知っている人はそう多くないかもしれません。沖縄の歴史を伝えていかなければならないと思いました。

ウチナーコトバ

 東京生活が長かったからかもしれませんが、いまだに沖縄独特の言い回しにドキッとすることがあります。例えば、妻が言う「だあるさ〜」という言葉。相手の気持ちに共感するような時に使います。運転中にこの言葉を聞くと、私は妻と気持ちが一つになったような気がして、気分よく運転できます。
 またある日、妻は私の500円玉貯金の多さに驚いて「いいはずよ」と言いました。妻の心の広さを感じた瞬間でした。
 「〜しましょうね」は、促す意味で使われると、もう素直に従わなくてはなりません。「〜してください」と言われるよりも、強制力があるように思います。「〜しましょうね」には「私も一緒だよ。だから、安心してやってね」というニュアンスがあるのです。銀行などで「お名前を書きましょうね」と言われることがあります。この場合、銀行員の方が書いてくれるものと思ってはいけません。自分でしっかりと書かなければならないのです。
 ホテルの前で「行きましょうね」と言われてワクワクしたという話を某テレビ番組が取り上げていましたが、この場合、そう言った人が「この場から離れる」という意味と「2人で一緒にホテルへ行こう」という意味があるようです。
 これからも何事にも動じない寛容さと柔軟さを発揮し、頑張っていきたいです。

(うるま市 maikey)

(編コメ)「行きましょうね」の例は、沖縄らしい言い方だと思いますが、「お名前を書きましょうね」は「書いてください」という意味にとれるので、間違っていないのでは…。頭がこんがらがってきたので、じっくり考えてみましょうね〜(笑)

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