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[No.1557]

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「ワシントコポスト」2015年2月19日[No.1557]号

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マナー守って

 わが家は一戸建てで、家の前にごみを出しているのですが、自転車で家々を回り、空き缶を回収している人に言いたいことがあります。
 空き缶を持ち去っていくのは構いません。でも、必要なものだけをとったら、ごみ袋の口を結び直さずに、そのまま放置していく人がいるんです。さらには、うちの家から一度持っていった空き缶の中で、いらないと判断したものだけを戻されたこともあります。市のごみ収集車は回り終わった後のことです。こちらは収集日をきちんと守ってごみを出しているのに、このようなことをされては、戻された分のごみを次の収集日まで置いておかなくてはなりません。とても不快です。
 空き缶を回収してくれるのであれば、きちんとマナーは守ってほしいと思います。

(那覇市 まーちゃん)

(編コメ)資源ごみの持ち去りが社会問題化している上、捨てた空き缶がわざわざまた家の前に置かれるなんて、迷惑な話ですね。責任を持って処理してもらえたらよいのですが…。

牛乳パック

 皆さんは知っていましたか? 牛乳パックの飲み口の反対側を切り開くと「リサイクルありがとう」という言葉が印字されていることを! すべての牛乳パックに記載されているかどうかは分かりませんが、私が飲んでいる牛乳パックを切り開いたとき、発見しました。
 それからは、牛乳以外の紙パックが使われている商品にも文字が入ってる場合があることに気付き、いろいろなものを切り開いてチェックするのが楽しみになりました。
 気付いてもらえないかもしれない部分に、わざわざ「ありがとう」という言葉があることに、なんだかうれしくて「いえいえ、こちらこそありがとうございます。おいしくいただかせてもらっています」という気持ちになります。すごく粋な計らいだと思いました。

(沖縄市 みどりのつぼみ)

(編コメ)えーっ、気付きませんでした!トイレとかで時々目にする「きれいに使ってくれてありがとう」みたいな感じなんですかねぇ。私も探してみようと思います。

親切な人に感謝

 ラジオ沖縄まで出かけた日のことです。数年前に1度行ったことがあったので、場所はあえて調べず、車を走らせていましたが、まったくたどり着くことができず、うろうろするはめになりました。
 スマートフォンやカーナビを所有している人なら、場所をすぐ調べられるのでしょう。でも、私はどちらも持っていません。そこで奥の手を使いました。人に道を聞く、という方法です。
 コンビニに入り、店員さんに場所を尋ねましたが、誰も分からず…。すると、レジで支払いをしていたお客さんが「場所分かるよー。でも、口で伝えても分かりづらいと思うから、近くまで案内するよ」と言ってくれて、ラジオ沖縄の前まで案内してもらいました。とてもうれしい気持ちになりました。親切にしてくれて、ありがとうございました。

(沖縄市 泡瀬の馬)

(編コメ)親切な人にめぐり会えて、本当によかったですね。道で困っている人がいたら、声をかけたいと思います〜。

手術が終わって

 以前投稿した者です。子どもの一回目の手術が無事に終わりました。
 手術の前日は眠れず、「痛い思いをしてまで手術をしたほうがいいのか」と主人に泣きながら話をすると「これから先、もっと苦しいことや辛いことがあるんだよ。この子の笑顔のために、親がくじけてどうするんだ」との言葉が。きついけど温かい、主人らしい言葉に、涙もぴたっと止まりました。
 手術当日は看護師さんから「手術後のお子さんは麻酔が切れると痛みで泣き出します。そうなるとお母さんは眠れなくなりますから、手術中に仮眠をとっておいてくださいね」とアドバイスをもらいましたが、子どもが心配で全く眠れず…。そして8時間の手術が無事に終わりました。
 麻酔が切れ、子どもは元気に泣き出しました。その声に安心しながら、たくさん抱っこして、母乳を与えました。5カ月のわが子は涙目で、顔も腫れていましたが、私の目を見つめ、小さな手で私の小指を握りしめています。「本当によく頑張ったね。ありがとう」と話しかけました。
 1カ月後に外出許可が出て、その子と一緒に、2歳になる長女を保育園に迎えにいきました。長女の友達が、赤ちゃんの顔の傷やテープの貼られた顔を見て「変な顔〜」と言うと、長女は「すじゅつ(手術)で頑張ったんだよ。バイキンマンにバイバイしたんだよ」と誇らしげな顔をしながら、妹のことを自慢していました。いつもは妹に焼きもちを焼くお姉ちゃんですが、やはり妹思いです。
 これから先もいろいろなことがありますが、家族一緒に成長し、子どもの笑顔のためにしっかりと前向きに、マイペースで歩いていこうと思います。
 応援してくれた皆さん、ありがとうございました。

(豊見城市 育児満喫中)

(編コメ)2014年10月2日付「赤ちゃん誕生」のタイトルで掲載しました。1回目の手術、本当に心配なさったことと思います。無事に終わってよかった。長女の娘さんの妹を思う言葉もうれしい限りですね。育児満喫中さん、お便りいつでもお待ちしています。

息子の言葉

 「老いては子に従え」ということわざがあります。私は今、夫と別居しています。苦しかった日々を思い出しては、これからは子どもたちと共に幸せになりたいと思っていました。ところが、ある日、息子から「幸せでなくても、不幸でなければいいと思っている」と言われ、ハッと気付かされました。
 団塊世代の私は、高度経済成長時代を若い頃に経験していて、生活は毎年豊かになっていくものだと信じていました。でも、今の若い世代は、豊かさの中で育ったものの、将来の見通しになかなか希望が持てないように思います。今の若者は覇気がない…と、安易に言う前に、私たちの子どもや孫が希望を持てる社会になってほしいと思います。

(浦添市 乙女座のババ)

(編コメ)「ゆとり世代」などの言葉で、今の若い人たちを、ひとくくりにしてとらえてはいけないと思います。仕事や生活に対し、希望を持てる社会にするために、一人一人がどう考え、行動していくかが大事ですね。

春の日のよう

 あるエッセーを読んで、とても温かい気持ちになりました。病床の夫が、妻に残した最後の言葉が書かれていたのですが、その言葉は「君といると春の日のようだよ。ありがとう」という、大変美しく、愛情のこもった別れの言葉だったのだそうです。エッセーを書いたのはその女性で、この言葉を支えに生き続けています、と結んでいました。
 これまで、いろいろな方のエッセーを読んできたけれど、こんなすてきな言葉を最愛の人に残してもらえた女性は、本当に幸福であろうと思いました。そして、言葉の持つ力の大きさも感じ、私も人と話すときは、言葉選びに気を付けようと思いました。ああ、私もそんなふうに言われる、温かい人間になりたいな。

(うるま市 モグモグ)

(編コメ)言われてみたいですね〜。でもモグモグさんは投稿の際、私たち編集室のメンバーにも優しい言葉を添えてくださっていて、いつもうれしく思っているんですよ。これからもレキオをよろしくお願いします。

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