沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1558]

  • (土)

<< 前の記事  次の記事 >>

「ワシントコポスト」2015年2月26日[No.1558]号

このエントリーをはてなブックマークに追加

娘の成長

 夕食後に茶わんを洗っていると、娘が私と背中合わせになり、背中をトントンとリズム良く合わせてきました。中学生の娘の身長は、私とほぼ同じくらい。「なんでね〜?」と私が聞くと、「何でもないよ」と返事する娘。きっと、私と同じ身長になったことがうれしいんだね。私を見上げていた娘が、同じ目線になっている。そんな娘が厚底の靴を履き、私を見下ろすときの顔は、もっとうれしそう。
 そして娘は最近、ラブソングの歌詞に対して「母さん、この部分の歌詞いいんじゃない?」と言うようになりました。どうやら身長だけではなく、心も成長し、大人に向かっているようです。

(うるま市 さち)

(編コメ)きっとあっという間に大きくなることでしょう。成長する姿をこれからも見守ってくださいね。

謝罪します

 先日、某ショッピングセンターにある子ども服の店で、娘が同じ年齢くらいの女の子とケンカしてしまいました。
 その女の子は妹さんと一緒にいて、黙々と遊んでいたのですが、後からきた娘のことが気にくわない様子。そばで見守っていると、案の定、ぶつかってしまいました。ビーズを使って遊ぶおもちゃを娘が動かそうとしたところ、反対側にいたその子がガードするような感じに。娘は負けず嫌いな性格で、互いに譲りません。結局、根負けしたその子を泣かせてしまいました。
 すると、その子のお母さんが慌ててこちらにきました。私はそばで見ていたにもかかわらず、号泣する女の子にオロオロしてしまい、また、自分の子どものかわいさからちょっとムッとしてしまいました。この場をお借りして、謝罪させてください…。この投稿、読んでくれるといいなぁ。そして、フォローしてあげられなかったことを娘に謝りたいです。

(浦添市 みっふぃー)

(編コメ)子ども同士がぶつかってしまったら、状況をみながら行動することが大切ですよね。みっふぃーさんの謝罪の気持ちが届きますように。

子ども用万年筆

 小学校1年生の息子の誕生日に、実家の母から万年筆が贈られました。立派な子ども用の万年筆で、替えのインクまでついています。最近、それをちょっとばかり拝借し、手紙を書くのが楽しみです。以前習っていたペン字の通信講座の資料を引っ張りだし、美しい文字を書くための練習をまた始めました。好きなデザインの便箋や切手を購入して、家事の合間に友人へ手紙を書いています。
 手紙を受け取った友人は、とても喜んでくれているようです。自筆の手紙には、携帯やパソコンのメールとは違う、もらった人にしか分からない喜びが伝わるように思います。これからも続けていきたいです。…と、言いながらも、レキオへの投稿はメールですみません。

(読谷村 生い茂るランタナ)

(編コメ)年賀状もそうですが、普通の日にいただく手紙もほんとうれしいものです。でもレキオの投稿はメールでも大大大歓迎ですよ(笑)

”びみょう“な違い

 1月29日付、みるるんさんの「息子の珍解答」を読んで。わが家にもありますよ〜、テストの珍解答。当時、小学3年生だった息子の到達度テストの話です。
 学級懇談会のとき、息子の席には資料と共に、そのテストの解答用紙が置いてありました。見ると、算数のテストで、同じ図形を選び、その理由を書きなさいというような問題がありました。
 詳しい解答内容ははっきりとおぼえていないのですが、息子が正解として選んだ図形は、その理由として「向かい合う辺の長さと角度が同じだから…」というようなことが書かれていて、その他の図形は「びみょうに違う」と書いてありました(笑)。
 私はこの答えを見て、思わず吹き出しそうになるのを必死でこらえました。もちろん、後で笑いのネタにしたのは言うまでもありません。

(浦添市 ゆ〜ず〜ママ)

(編コメ)微妙に何か違うからこそ、正解ではないのですからね(笑)。テストの珍解答いいですね〜。これからも皆さんの投稿、お待ちしています。

相手を思う言葉

 県外出身の私は、半世紀前の学生時代とOL時代に、旅行や食事会を楽しむ4人の仲良しグループがいました。その後は、それぞれ結婚し、一人は他界、私は遠く沖縄に住むこととなり、疎遠になっていました。
 ある日、20年ぶりにグループの一人から「沖縄に遊びに行きたい」という便りをもらいました。でも、私はストレスを感じてしまって、そのまま無視してしまいました。相手の無神経な言葉や、差別的な言葉がイヤになってしまったのです。この年齢になってのストレスは、なかなか解消しにくいものです。
 こんな私は非情でしょうか…。言葉とは相手を思いやることこそ、大切だと思うのですが…。

(宜野湾市 Y)

(編コメ)手紙の内容は分かりませんが、どうか自分を責めないでください。相手を思った言葉遣い、肝に銘じたいと思います。

保育の現場

 待機児童問題や、保育士不足が話題になっている今日この頃。保育現場では、その日その日が慌しく過ぎていきます。私は保育士として認可保育園に勤め、理解のある上司や同僚、子どもたちと楽しく過ごしてきました。しかし、わが子や自分が体調不良のとき以外は年休も取れません。年休の半分以上は消化できずにいます。
 国家資格でありながら、賃金は安く、肉体的・精神的な負担が大きい。そんな中、クラスの子どもたちの日々の成長、笑顔、かわいい仕草に癒やされ、それを自分のパワーに代えて頑張っている毎日です。
 もっと賃金が上がれば、保育士希望者も増えて人材の確保ができ、私たちも年休が取れると思うのです。そうすれば、心身共にリフレッシュもできて、もっと穏やかな気持ち、豊かな気持ちで保育ができると思います。
 保育士の質の向上のため、無限の可能性を秘めた子どもたちの可能性を開花させるためにも、待遇改善が必要だと思います。いつか何の理由もなく、ただ自分のためだけに、好きなように年休を使ってみたいです。

(中城村 アリエル)

(編コメ)現役の保育士さんからの投稿です。「人手不足の中、延長保育や、食物アレルギーのある子どもへの対応など、多様な要望に応えなくてはならない」と、保育士の友人が話していました。保育士不足の解消は、ますます重要な課題になることと思います。

朝のあいさつ

 先日の朝、コンビニで買い物をしたときのことです。店を出ると、歩道を歩いていたピカピカのランドセルを背負った女の子と鉢合わせました。進む方向が一緒だったので、その子から先に行ってもらおうと思い、私はちょっとゆっくり歩きました。すると、女の子は私を追い抜くとき、小さな声でぼそっと「こんにちは」と言いました。でも、間違いにすぐ気付いたのでしょう。私のほうをぱっと振り返り「おはようございます、だ!」と太陽のような笑顔を見せてくれました。私も「おはようございます」と返しました。
 朝のあいさつって、気持ちを明るくしてくれますね。このところ残業続きで「会社行きたくない」病にかかりかけていましたが、とても癒やされました。

(那覇市 バウムクーヘン)

(編コメ)明るい笑顔であいさつをもらうと、幸せな気分になりますね。お仕事、大変な時期だと思いますがファイトです〜。

>> [No.1558]号インデックスページへ戻る

↑このページの先頭へ戻る

<< 前の記事  次の記事 >>