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[No.1909]

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「ワシントコポスト」2021年12月09日[No.1909]号

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花のメルヘン

 今年も11月、自治会の方が自宅前の歩道に花を植えてくれました。サルビア、キンセンカなどなど。朝、水をかけながら自然に50年ほど前に流行したダーク・ダックスの「花のメルヘン」という歌が口をついて出てきました。「むかし、むかし、そのむかし〜」というあの歌です。

 私は50年ほど前、熊本の白川の桜の下で、この歌を歌いながら悩んでいました。大学で知り合った沖縄の男性と生きるべきか、別れるべきか。

 良かったと思います。沖縄で人生を送れて。

(那覇市 いつのまにか七十三才 女)

(編コメ)白川の桜の下で悩む女性。心を決め、二人は結ばれ幸せに…。ドラマのワンシーンのようです。

一日百円貯金

 今日、重くなった「百円貯金箱」の缶を開けました。年金の出た月は家計簿記入後に入れていましたが、奇数月はできないことも多かったです。

 2年間ほどで○万円になっていました。使途を考えていたら、戦国時代、夫のために小銭をためて、名馬を入手し立身出世をした山内一豊、その妻・千代の内助の功の話を思い出しました。素晴らしい話ですが、現実は厳しいです。

 消費税が10㌫になってから千円札は、あっという間に財布から出ていきますので貯蓄はなかなか難しいです。

 それにコロナの影響で大変な思いをしている人々、平等に還元するとしたら、消費税を下げることも一方法ではないでしょうか? また「○○のマスク」の金銭への変換など。

 今日一日、お金のことを考える日となりました。明日から、新しい貯金箱に100円から格下げして50円を入れようかと考えています。何事もコツコツ精神で。

(那覇市 百円の幸せおばぁ)

(編コメ)○万円の、「○」の数字が気になりました! そういえば「○○のマスク」は、どこへいったやら?

赤ちゃんミカン

 姉がスーパーで購入したミカンを食べました。姉と私は、互いに半分分け合います。味が違うからです。「赤ちゃんのミカンいる?」「いるよ、はいどうぞ」「ありがとう。今日はラッキーだ」

 幼児期、家族だんらんの場で皮をむきながら房がいくつ入っているか当てっこしました。小さな房を見つけたとき、「赤ちゃんミカンだ」と喜びました。兄から「お前が赤ちゃんだろう」とからかわれました。私は父を見ました。「父ちゃんのミカンにも、赤ちゃんがいるよ」と笑いながら分けてくれました。

 せんだって、姉が夜9時過ぎにタッパーに皮をむいたミカンを持ってきました。「食後のデザートに食べようとしたら、赤ちゃんミカンがいる」。歯磨きは済んでいましたが、すぐに食べました。翌日、クイズでチーズが当たりました。

(那覇市 サンゴ)

(編コメ)そういえば子どものころ、みかんの小さな房を「赤ちゃんミカン」と言っていたことを思いだしました! 「赤ちゃんミカン」は良いことが起こる前触れでしょうか?

アイドル猫

 11月13日の琉球新報「声」への投稿をしてくださった具志幸雄さん、あなたの投稿で私は元気になりました。

 ある日、野良猫に餌をあげようとしたら、大声で怒鳴る男性に、不整脈のある私はとてもドキドキして息が苦しくなり、呼吸するのも大変でした。

 この猫さんは歯がない高齢猫で、優しい夫婦が薬をあげているらしく、他の人たちも優しく見守っているようでうれしい気持ちでいたのに。一人の男性によって倒れそうになりました。

 その猫さんも好きで野良猫になったわけでもないし、人間のエゴで捨てられたかもしれない。人間の責任だと思います。

 別にかみついてもこないし、おとなしくして寝ころがっているだけなのに。他国での野良猫に対しての愛情のかけかた、猫好きの私にとってとてもうれしいです。ただ、名護での子猫の残虐には涙しました。人間ってどうして弱い者いじめするのかなー。なぜ、生き物、動物を愛せないのかなー。私は猫(野良)によって、うつもよくなり感謝しています。具志さん、本当にありがとうございます。

(沖縄市 ムーミン)

(編コメ)猫を虐待、遺棄…。本当にかわいそうでなりません。社会に対する不満を抑えきれず小動物に当たったり、飼えなくなって外に放置したりすることなど許せないです。

3人それぞれ違う

 今はまだまだ、毎日3人の子育て真っ最中で、子育ては楽しいなと思う気持ちの余裕はありませんが、最近、思うことがあります。

 わが家の3人の男の子、みんな同じように育てているつもりですが、3人ともそれぞれ違うんだなと思うことがあります。野菜が嫌いな子、牛乳が大好きな子、お箸がなかなか上手に持てない子、同じ年齢のときで比べると、ひらがなを覚えるのが早い子、遅い子と、不思議だなとも思います。

 特に食べ物の好みが違うと、こちらは大変です。たとえば朝食に、パンが大好きな子にはパンを準備し、パンよりご飯が好きな子にはおにぎりを作ります。

 なぜ、いつも同じように食卓に出していたのに、こんなに好みが分かれてしまったのかなと不思議です。私も夫も好き嫌いはなく、なんでも食べます。子どもたちにも出されたものはなんでも食べてほしいのですが、みんな頑固で絶対に食べないんです。

 年齢が変わるとともに、いつか食べられるようになってほしいと思いながら、私も頑張っています。「子育てって、楽しいな」と思えるように、毎日子どもと接していきたいと思います。

(沖縄市 ブーゲンビリア)

(編コメ)朝食にパンとおにぎり、別々に作って出すのも大変そうですね。子どもたちが大きくなったら「あのときは大変だった〜」と笑える日が来るとは思いますが。子育て真っ最中の方、忙しい日々の中、どのようにお子さんと接していますか?

切り株に咲いた花
 切り株に咲いたきれいな花。コザ運動公園内にはいろいろな花が咲いていて、ウオーキングには最高の場所です。

ワシントコ

(沖縄市 比嘉達志)

(編コメ)花を愛でながら歩くのもいいですね〜。ついでに猫も愛でながら(笑)。

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