「ワシントコポスト」2021年06月03日[No.1882]号
平成29年に「白衣に卒業」したつもりでしたが、このたびチャンスをいただき白衣を着ることになりました。70歳では、もう必要ないかもと断捨離しようと袋に入れましたが、なんだか思い出までも消えてしまいそうで捨てきれなかった白衣です。
コロナ禍の中、少しお手伝いができることをうれしく思います。ところが、年月が私を豊満な体にしてしまい、白衣が裂けてしまいそうでした。少し手直しして、待合室に立っています。通りすがりにお会いしても名前を思い出せなかったのに、白衣を着ると不思議と通院中の患者さまの名前が出てきます。
このごろ、忘れっぽくなっていく自分を情けなく思っていましたが、「白衣の魔力」でしょうか。記憶の神経細胞が広がっていくようです。
免許には責任がついてまわります。看護師として観察の目の衰えはないかと少々緊張しています。沖縄のコロナウイルスの流行の下火を祈りながら、施注後の方々に声掛けをさせていただいています。
(那覇市 白衣の魔力を借りているNs’)
(編コメ)Ns’さんの存在は、多くの人に安心感を与えていることでしょうね。
忘れもしない3月30日の夜8時ごろ、私はウオーキングを終えて出庫のため、料金所ゲートへ向かいました。いつもは1時間以内の駐車なので無料で通過するのですが、その日はわずか数秒遅れで料金100円と表示されました。
あわてて財布を開けると、なんと硬貨が1円もなく、おまけに千円札もない。あるのは1万円札1枚だけ。頭の中が真っ白になり、あわてふためき"パニクって"いると、見ず知らずの30代ぐらいの女の人が事情を察し、快く100円を貸してくださいました。天の助けだと思いました。その人は名前も告げず去っていきました。
本紙を借りてお礼を申し上げたいと思います。あのときは本当にありがとうございました。私のこれまでの人生の中で、あなたのような心優しいステキな人に出会ったのは初めての経験でした。あなたの親切は一生忘れません。あなたにたくさんの幸福が訪れますように! この投稿が、あなたの目に留まってくれることを祈ります。
(那覇市 カスミソウ)
(編コメ)その女性が、この投稿を読んでいますように!