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[No.1817]

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「ワシントコポスト」2020年03月05日[No.1817]号

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成仏してね

 先日、父の四十九日を終えました。大正、昭和、平成、令和と戦前、戦中、戦後と父は大変な時代を生き抜いてきました。
 2年前に母が亡くなってデイサービスへ行ったりしていたけど、寂しかったんでしょうね。残されたメモに、生きづらい、終(つい)に、終(しま)い方、などと書いてありました。
 あの世では戦争で亡くなった父母兄姉みんなに会えたでしょうか。一人生き残って大変だったけど、おかげさまで94歳まで生きて、ひ孫まで見ることができました。
 戦後焼け野原の中、運玉森目指してコザから西原まで歩いたそうで…。お墓からその運玉森が見えます。グソーのお正月もお墓に行きましたよ。迷わず成仏してね。本当にお疲れさまでした。  内間御殿の近くにコスモスがいっぱい咲いていて癒やされました〜。

(西原町 ひまわり)

(編コメ)お父さまは激動の時代を生き延びてこられたんですね。残されたメモが胸に刺さります。きれいに咲き誇るコスモスを見て癒やされたでしょうね。

ほかほかの有り難さ

 チュウ、チュウ、チュウウガナビラ。十二支のスタート、子年を迎えました。常に前向きで心を燃やしながら周囲の方々と支え合い、日々を営んでいる最中、私も「幸齢者」の仲間に入りました。
 私事で恐縮ですが、過日、古希祝いのために外国、県外、村外から子や孫たちが集う機会を得ました。久方ぶりに会う孫たちの姿を目の前にし、成長を実感。たくましくかわいい仕草や笑顔満開の表情は何にも代えられません。軽やかな歌声、電子オルガンも上手に弾けました。
 さらに皆さんからの心穏やかになる寄せ書きに感動。「ね」がいごと、「ず」らりならべて、「み」〜んなかなう、「と」しでありたいなー。「し」あわせかみしめて。
 「じいちゃん、ばあちゃん大好きだよ」の声に癒やされ、このうえない幸せ感に浸りました。孫たちの力は偉大。周りを盛り上げる存在感があります。別れの際、元気で健やかに育ってほしいと抱きしめ、もみじのような手を握りしめました。振り返り両手を上げる様子に目頭が熱くなりました。
 全員が健康で豊かさの集いに笑顔咲く―。今年も穏やかに過ごせたらと思います。

(読谷村 知花マサ子)

(編コメ)読んで楽しくなるお便りをありがとうございます。お子さんやお孫さんたちがたくさん集まって、にぎやかにお祝いをする様子が目に浮かぶようです。良い年になりますように!

最低限のマナーを

 新型コロナの感染拡大が続いていますね。そんな中、先日体調を崩し病院へ行ってきました。順番が来るまで待合室で待っていると、咳をしているのにマスクをせず、それどころか手で抑える仕草もなしに咳を堂々としている人がいました。
 体調が悪くて病院に来ているのに、これじゃあ、菌をもらいにきているようなもの…。マスク不足が叫ばれていますが、堂々と咳をするのは今のご時世、不謹慎だと思います。マスクがなければ、咳をする際には手で抑えるなり、腕で抑えるなり、どうか最低限のマナーをわきまえてほしいものです。

(うるま市 島バナナ)

(編コメ)咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)によって感染する感染症は数多くあるそうです。「咳エチケット」は守ってほしいですし、自分自身も気をつけなければと改めて思いました。

家事しない夫に不安

 待望の第二子の出産を間近に控え、夫が数カ月間育児休暇を取ることになりました。育児には積極的に取り組んでくれる夫ですが、家事を一切やらないので正直不安大です。というのも、実は結婚当初は、夫も慣れない家事を手伝ってくれたのですが、私が何度か口出しし、それが嫌で家事を一切やらなくなってしまいました。
 出産後の家事については具体的に話し合っていませんが、家族みんなが気持ちよく過ごせるようにしたいです。読者の皆さま、何かアドバイスがあれば教えてください。

(宜野湾市 もずくちゃん)

(編コメ)ご主人が育児に積極的なのはうれしいですね。家事については、落ち着いて話し合いができたらいいのですが…。 経験者の方、アドバイスをお願いします。

還暦祝い

 先日、宮古島を訪れたときのことです。飛行機は予約するときにはほとんど埋まっていた座席が往復ともにガラガラで驚きました。
 ところで、来間島から与那覇前浜ビーチを見渡す観光地での感動体験をお話しします。観光バス2台から、おそろいの赤いジャンパーを着たたくさんの人たちが降りてきました。
 とてもにぎやかで、県外か海外からのツアー観光客かな? と思いながら見ていると話し声が日本語で、それも沖縄っぽいアクセント。同じジャンパーなのに「久しぶり〜」と盛り上がっているグループもあったりして、不思議な光景だったので興味津々で話し掛けてみました。すると…。
 「伊良部島の中学校卒業生の還暦祝いで1泊2日の宮古島観光をしている。バスが分かれているので、降りるたびに新たな顔に出会う。これから宴会なんだけど、県外や沖縄本島からたくさんの人が集まっている。中学校卒業以来、初めて会う人もいるのですごく楽しみ。とってもうれしい」
 還暦を迎える同級生たちが集まる、毎年恒例の行事と聞いて感動しました。伊良部島には中学校が二つあるそうで、学校名を聞くのを忘れてしまったのですが、先輩から引き継がれての恒例行事。60歳を迎えて45年ぶりに会う同級生たちが中学生のころに戻って語り合う様子は、ほのぼのとしていて、はたから見ているだけでも楽しそう。ほほ笑ましくて、こちらまで笑顔になりました。
 私が卒業した中学校ではそんな行事を聞いたことがないし、荒れた学校だったので、もしあっても参加したいとは思わないのですが、他の地域でも還暦祝いで観光旅行する学校ってあるのでしょうか? 地域で特徴があったりするのかなぁって思いました。

(豊見城市 花ちゃん)

(編コメ)赤いジャンパーの方たちは大いに盛り上がり、楽しく過ごしたのでしょうね。還暦になったら同級生が集まって旅行するのが定番、という地域もあるのでしょうか? 還暦を過ぎた皆さんはどのようなお祝いをされましたか?

折りびな

 子どものころ、母が折り紙でひな人形を作ってくれました。本当は友達の家にあったような豪華な段飾りがほしかったのですが、母が一つ一つ丁寧に作ってくれた折りびなを見て感動しました。
 あのころはまだ小さくて作れなかったのですが、大人になったいまでは、ちゃんと作れますよ。見てください! なかなかでしょう〜。

(宜野湾市 桃の花)

(編コメ)折り紙を何枚か重ねて折っているんですね? 手作りの折りびなは温もりが感じられてすてきです。

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