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[No.1807]

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「ワシントコポスト」2019年12月19日[No.1807]号

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ひ孫の運動会

 「ひいばあちゃん、今度の日曜日僕の運動会見に来てくれる?」

 小学校1年生のひ孫からの誘いの電話。「もちろん」と返事して気付く。そうか、初ひ孫の運動会。思い返せば孫たちの運動会以来20数年ぶりです。電話を受けてから日曜日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。

 そして迎えた当日。開会式のすぐ後が1年生のかけっこです。コーナー側に体を乗り出して待っていると「よーいどん」という掛け声とともに次から次へ子どもたちが走ってきました。

 ひ孫を探して大きな声で応援。ついこの間まで赤ちゃんだったひ孫が力強く走ってくるのを見て胸が熱くなります。とても幸せな瞬間でした。月ぬはいや馬ぬはい。月日が経つのは本当に早い。

 1年生一人のために、大人総勢8人の応援。昼食時は私が早起きをして作った弁当と、ひ孫の双方の祖母が作った弁当が並び、それはもう豪華でした。来年もひ孫の運動会を楽しみに健康には気を付けて頑張りたいです。

(那覇市 金城ヨシ子)

(編コメ)馬が駆けていくように月日は、あっという間に過ぎていきますね。ひ孫さんの姿は誇らしかったことでしょう。私の場合は甥(おい)ですが、運動会で元気に行進している姿を見て熱いものがこみ上げてきました。あんなに小さかったのにと。

クリスマスの思い出

 12月12日付マリアさんの「サンタクロース」を読んで、子どものころを思い出しました。マリアさんは父親の大きな靴下を借りてタンスのノブに下げていたけれど、プレゼントは入っていなかったそうですね。
 私も子どものころ、自分の小さな白い靴下を下げていたことがあります。しかし、クリスマスの朝に見ても何も入っていなかったのでがっかりしました。
 そこで、母に「プレゼント入れてね」とお願いすると、その翌日の朝、板チョコが入っていました。靴下からはみ出ていたのでプレゼントが何かすぐ分かり、見慣れた板チョコだったのでちょっと残念な気持ちになりました。
 いまとなっては懐かしい思い出です。母は覚えているかな? 今度、聞いてみよっと。

(宜野湾市 メリクリ!)

(編コメ)クリスマスにプレゼントを期待して、靴下を下げる子どもは結構いるのかもしれませんね。読者の皆さんはどうですか? 靴下の思い出、ありますか?

楽しかった渡嘉敷島

 1泊2日で渡嘉敷島に行ってきました。そこではカヌーに乗ったり、貝拾いをしたりしました。貝拾いのとき、予想以上にきれいな貝があってびっくりしました。
 その貝殻で写真立てを作りました。とても上手にできたので、お母さんにプレゼントしました。また、自然体験をしに離島に行きたいです。

(うるま市 りんりん)

(編コメ)学校の友達や先生と一緒に行ったのですか? 楽しく過ごせてよかったですね。お母さんはりんりんさん手作りの写真立てをとても喜んでいたことでしょう。

「ありがとう」のリレー

 バスでのこと。先生に引率されている保育園の子どもたちがたくさん乗ってきました。席を譲ると「ありがとうございます」と元気にお礼を言って2人席に3人仲良く座る姿がかわいらしかったです。
 その後、立っている私の腕をチョンチョンと合図するので見ると、「これ」と私の口紅を渡してくれました。朝、ポケットに入れたことをすっかり忘れていました。子どもたちに席を譲っていなかったら、シートに落としたことに気付かなかったはず。
 子どもたちは降りるときも「ありがとうございました」と元気に去っていきました。朝からほっこりと優しい気持ちになりました。こちらこそ、ありがとうね。

(那覇市 たろねこ)

(編コメ)かわいい子どもたちがバスに乗り込んでくる様子を想像するだけでも、笑みがこぼれます。こちらも優しい気持ちになるようなエピソード、ありがとうございました。

大恥かいた駅トイレ

 昭和45年、25歳、埼玉県熊谷市で働いていたころ、満開の桜を見学して電車で帰る途中、気分が悪くなり駅構内にあるトイレに駆け込みました。„満室状態“に冷や汗をかきながら再度見ると、ドアにひもがついているところが空いていて、そこを緊急避難的に使いました。
 すると、急にドアがガクッと開きました。びっくりして両手で強く引いたのですが、力負けして外に飛び出してしまいました。
 四つんばいで周囲を見ると多くの視線を浴びていました。恥ずかしくて赤面し、しばらく戸を握っていました。ウフソーな僕は同じ腹痛同士もいるもんだと納得し、平常心に戻りました。

(南城市 平良礼二)

(編コメ)それはそれは、大変な出来事でしたね。ドアを開けた人も、中に人がいるか確認する余裕もないぐらい焦っていたのでしょう。その後、このようなことは二度とないことを願うばかりです。

キルトのプレゼピオ

 整理ダンスの掃除をしていたら、長年タンスの宝物(?)になっていたキルト生地のプレゼピオを再確認。
 クリスマスが近いことも重なって、今回は怠け者を返上してキルト制作を開始しました。綿と糸と針さえあれば後は手縫いでOKです。
 そして完成したのがこの作品。久しぶりの手作りキルトのプレゼピオです 。ボケ防止にはお勧めです。
P.S.後ろ姿もちゃんとあります。

(匿名希望)

(編コメ)プレゼピオとはキリスト降誕の様子を表したジオラマのことだそうです。一つ一つ手縫いで作っているんですね。すてきです。

介護職の方々へ

 私の母は88歳で、昨年末から体調を崩し入院。91歳になる父と夫婦2人暮らしで、私も嫁いでおり、退院後は施設にお世話になることになりました。
 とうとう介護という現実がやってきたのかという思いと、そばで両親の面倒を見てあげることができない何とも言えない苦しさがありました。
 入院から退院、施設入所と進んでいく中で、ケアマネージャーはじめたくさんの方々が関わってくださいました。初めは大きな不安を抱えていましたが、病院、施設、役所といろんなところが連携を取り、母や父のことを助けてくれていることに感動と感謝の思いで、一人じゃないんだと安心感を覚えました。
 介護という現実はものすごく、世の中残酷なニュースもありますが、母に接する姿を見ていると介護職に就いている方々は本当にすごいなぁと日々感謝の思いです。
 全部自分で背負うのではなく、専門の知識を持った方々の力を借りながら母の人生最後の時間を穏やかに過ごせたらいいなと思っています。ありがとうございます。

(那覇市 はな)

(編コメ)親の介護という現実を受け止め、これからどうしたらいいのか戸惑いもあったと思います。介護に関わる仕事をされている方々には本当に感謝です。お母さまとの時間を大切に過ごしてくださいね。

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