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[No.1667]

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「ワシントコポスト」2017年04月06日[No.1667]号

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腹が減っては

 毎週水曜日はリウボウで買い物をしています。先日の水曜日は昼食をとる時間もないほど忙しくしていました。用事を済ませて買い物へ行ったのですが、おなかがすいていたからか、水曜日でいろいろと安かったからか、約7000円分の買い物をしてしまいました。
 やっぱり買い物はおなかを満たしてからでないと、つい余分なものまで買い込んでしまいますね。爆買い&爆食してしまいました。一週間節約しなくては…。

(那覇市 いちご)

(編コメ)結構使っちゃいましたね。私も空腹時に買い物をして、レジで金額を2度見したことが何回かありますよ〜。

女の子の名前

 わが家はだんご3兄弟で男ばかり。息子たちには「女はお母さんだけだから、女の子生まれないかなぁ」と言われています。ある日、夕飯の準備をしていると、小学5年生の次男と幼稚園児の三男の会話が聞こえてきました。 次男「女、育ててみたいんじゃーん?」三男「だからよ〜」
 オイ! 育てているのはこっち! お前たちはまだ育てられているほう、と心で突っ込む私。
 さらに「子どもに何て名前つけようかや〜」、「俺もどうしようかや〜」と会話を続けていました。20年早い! もっとやるべきことに頭を使ってくれ〜(笑)

(うるま市 みるるん)

(編コメ)2人の軽い口調が面白くて、大笑いしてしまいました。いつか息子さんたちが結婚し、娘さんをさずかったあかつきには「願いがかなったね」と、このエピソードを思い出させてあげてはいかがでしょう。

ひな人形

 私たち一家は、台湾で終戦を迎えました。引き揚げることになったとき、大事にしていたひな飾りは処分しなければならなくなり、母は私と妹に「おもちゃにしていいよ」と言いました。
 妹と大喜びでお内裏さま、三人官女、五人囃子(ばやし)、鏡台、ぼんぼりなどを部屋いっぱいに広げ、夢心地で遊びました。今でも、あの優しい表情を浮かべたきれいなおひな様が目に浮かびます。つらく悲しい思い出の一つです。神社では、お稚児さんの行列に加わる楽しい出来事もありました。

(那覇市 桃の花)

(編コメ)何とも胸が詰まる思いです。お母さんもつらい決断だったことでしょう。稚児行列ぜひ見学してみたいです。

結婚指輪

 私たち夫婦は結婚30年目を迎えました。24歳で結婚したので、親と一緒にいる時間よりも長く、夫と一緒にいることになります。
 思い起こせばいろいろなことがありましたが、結婚式の翌日に指輪を無くしたと聞いたときは「大事な指輪を無くすなんて信じられない! こんな人と本当にずっとやっていけるのだろうか」と思ったものでした。
 今は私も指が太くなって、小指にさえ結婚指輪をはめることができなくなってしまったのですけれど(笑)。これからもいろいろあるでしょうが、できるだけ仲良くやっていきたいと思います。

(浦添市 あーちゃん)

(編コメ)結婚30周年おめでとうございます。なかなか衝撃的な思い出ですね。今週から始まった表紙連載「ザ・夫婦」では夫婦の皆さんのさまざまなエピソードを紹介していきます。ぜひお楽しみください♪

残り物でカレー

 冷蔵庫の残り物を使ったメニューで、大ヒットを飛ばしました。
 材料はチキンとキノコの煮物、ブロッコリーの茎、ニンジン2分の1、リンゴ8分の1、長いも少々。さて、これらをどうしたか。
 パントリーを開けるとレトルトカレーが1袋あったので、鍋に入れ、豆乳と牛乳でのばし、先ほどの材料を全て入れて煮込んでみました。これがすこぶる美味! ちょうどいとこが来ていたので、一緒に食べました。いとこも「今まで食べたカレーの中で1位か2位を争うくらい美味しいカレーだよ」と絶賛してくれました。
 ああ、うれしい。レシピちょうだいって言われたけど、もう2度と出せない味です。

(那覇市 すみれ)

(編コメ)家にあるものでぱっとおいしいものを作れる人に憧れます。残り野菜を使ったスープや炒めものも、時に予想以上の味になるから面白いです。

私の4月

 入学式や入社式があり、心改まる4月。次女が保育園に入園したときのことを思い出しました。
 幼子はときに詩人に、ときに天使に、ときに責任のない悪魔に変身することがあります。知っている言葉がぱっと口に出る年齢ですね。
 娘は次第に、園であったことを報告するようになりました。保育園の誰それちゃんの家庭の様子が想像できるのが面白く、子育ての醍醐味(だいごみ)の一つです。
 ある日、「Aちゃんのオトーサンさ、45歳なんだって。Bちゃんのオトーサンは40歳だって。すごいでしょう」と報告してきました。「すごいねー」と相槌(あいづち)を打つ私。どうやらパパの年齢は上のほうがいいらしいのです。すると続けて「ねえ、オトーサンは50歳だった? 60歳だった?」と笑顔で聞いてきました。
 当時、夫は48歳。背も高いし、足も長いし、どのパパよりもかっこよく、保育園の行事にも喜んで参加する「自慢のお父さん」でした。子どものどんな言動もかわいいと思える、だんらんの日々がありました。
 あれから20年の月日を重ねました。さて、毎日が日曜日になったお父さんは、お母さんの尻に敷かれ、ガミガミ言われてもめげず、テレビの番をしています。詩人のようだった娘らには「天気が良い日は運動しないと」と毒を吐かれることもあります。娘たちの矛先がこちらに向かってくる前に、慌てて布団を干しました。葉桜に隠れながら遊んでいたメジロが、こっちを見て笑いました。

(那覇市 春いちばん)

(編コメ)うららかな陽光の季節に、のんびり過ごす家族の日常が垣間見えました。娘さんたちの愛ある苦言を受け入れ、ご主人が運動を始めるといいですね。

女神のいたずら

 私は宝くじや福引きなどで高級品や高額な賞品に当たったことがありません。毎回、ワクワクしながらくじや福引きをしたり、宝くじを購入したりしていますが、幸運の女神は無情にも「こんなに欲深い人には当てさせないよ」といわんばかり。ことごとく外れています。
 先日、大型ショッピングモール内をぶらりと歩いていました。ちょっと風邪気味だったため、鼻水がたれそうになりましたが、ティッシュを携帯しておらず、とても焦りました。財布の中にこのショッピングモールで開催していたスピードくじが入っていたことを思い出し、すぐに福引き所に向かいました。
 はずれのポケットティッシュがもらえることを願ってくじを引きましたが、何ということでしょう。はずれの一つ上の飲み物券が当たりました。これは幸運の女神のいたずらではないかと思いました。女神の微笑む姿を想像しながら、その飲み物券で鼻をかみました。鼻がすれて痛く、少し赤くなりましたが、なんだか自画自賛したくなった一日でした。
 追記。あれから2週間が経過しましたが、現在もくしゃみと鼻水が治まらず、鼻が痛いです。

(宜野湾市 女神が好き)

(編コメ)後半に差し掛かる手前で、もしかしてとても高額な賞品が当たったのでは…とドキドキしました(笑)。鼻風邪もつらいですよね。ご自愛ください。

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