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[No.1668]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2017年04月13日[No.1668]号

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イッペー

 イッペーの花が咲いています。肌寒く、桜が開花する前の東京から戻ってみると、沖縄はイッペーの開花シーズン。島のあちこちに明かりがついたようです。
 わが家の玄関の横にもイッペーがあります。15年ほど前、屋我地島のT先生からいただいたもので、今は5、6メートルの高さにまで育っています。こぼれ種からの芽生えもよく、放っておいてもたちまち芽を出し、成長も早い。一本ずつ慎重に抜いて鉢に移し、欲しい人に差し上げています。うちとお向かいの家、その隣の家を合わせて、5本のイッペーの木の花が咲き誇り、通りを明るくしています。
 南米原産のイッペーは、私が子どもの頃にはありませんでした。記念樹として植えられることが多いそうで、今ではすっかりこの島になじみ、愛されています。どっしりと堅い幹に、形のいい葉。卵の黄身のような色の花びらが、風にひらひらと揺れる景色。遠くから見てもイッペーだと分かります。昨年は花付きがあまりよくなかったけど、今年は本当によく咲いています。

(沖縄市 イッペー)

(編コメ)県環境再生課ホームページ「おきなわ緑と花のひろば」でイッペーについて詳しく紹介されていました。オリオンビールの創立30周年記念事業の一環としてボリビアから種子が取り寄せられたことをきっかけに広く普及したようです。ピンクの花もきれいですよね。

色とりどりの小菊

 今朝、出勤途中の交差点で信号待ちをしていたときのこと。花を手にした男性が車の窓をノックしました。
「„きくばり“キャンペーン中です。どうぞ」と話しかけられ、色とりどりの小菊をいただきました。JAおきなわの方で、複数の人が小菊を手渡ししていました。„菊配り“と„気配りをかけているのだと思います。
 子どもの頃、家の近くに農協がありました。こつこつ貯めた小銭を貯金するため、よく通った記憶がありますが、いつしか足が遠のいていたなと思いながら職場へ向かいました。
 思いがけない幸せをいただき、心がぽかぽかと温かくなりました。改めてJAを身近に感じた出来事でした。

(沖縄市 小菊)

(編コメ)JAおきなわ美里支店で、交通安全の呼びかけと沖縄市内で盛んに栽培されている小菊のPRをかねて実施されたキャンペーンだったようです。同支店で今月22日(土)・23日(日)に農協まつりが行われますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

あいさつ

 夫は工事現場で働いています。毎朝掃除していて、現場の前を人が通るたびに「おはようございます」と声をかけていたそうです。
 すると何日か経った頃、あちらから「おはようございます」と言ってくれるようになったそうです。現場の仕事とは関係がないけれど、毎朝見かける人たちとあいさつを交し合う日常。
 夫は「あいさつしてもらえるようになった」と、うれしそうでした。日常のこういう、ちょっとすてきな話を聞くのがとても楽しいです。

(沖縄市 みどりのつぼみ)

(編コメ)笑顔であいさつすると気持ちいいですよね。子どもたちにもあいさつができる人になってほしいし、そのためにも私たち大人があいさつの習慣をつけなければと思いました。

廃車手続き

 先日、車を乗り換えました。これまで乗っていた車は年数がだいぶ古かったので、廃車手続きを取りました。廃車にするときはいつも業者さんに任せていましたが、今回は自ら工場へ車を持ち込み、陸運支局で手続きすることにしました。
 廃車手続きに必要な書類は見本通りに書けばよくて、初めてでもスムーズにできました。自動車税や自賠責保険の還付金があったため、5カ月分で5000円ほど戻ってくるようです。
 今まで全く考えていなかったけど、きちんと申請しなければ取られっ放しなのね、と学習することができました。する、しないは別にして、知識があるかないかで選択肢は変わるのですね。

(北中城村 さんご)

(編コメ)還付金の受け取りには条件があるようですが、知らなくて損をしていることってありますよね。何度かそういう経験をしたので、最近はすぐインターネットで調べたり、人に聞いたりするようにしています。

理想のキッチン

 先日、友人の新居に遊びに行きました。手土産を持っていそいそとお邪魔してきたのですが、うらやましいくらいすてきなおうちでした。
 なかでも理想的だったのがキッチンです。シンクの上の棚に並べられた県内の作家さんたちの器。その棚に吊り下げられたたくさんの調理器具。調味料や鍋類はコンロのそばの棚にさっと取れるように収納されていて、どこに何を置いているか分かるようにきちんと整えられています。
 彼女のセンスのよさが表れていて、こんなキッチンだったら使っていて気持ちいいはずなぁと思いつつ、うちの雑然としたキッチンを反省しました(笑)。
 この日、彼女が用意してくれたのはキノコのパスタ、魚の香草焼き、ジャガイモのサラダ、さらに手作りのバナナケーキまで! キッチンの整理が上手な人は、料理も上手なんだな〜と実感しました。ご主人がうらやましいなぁ。

(うるま市 ケロケロ)

(編コメ)そういえばわが家の、シンク下の収納スペースも、かなりごちゃごちゃしていました(汗)。次の休みに整理しようかな。おしゃれに見せる収納法が知りたいです〜。

算数セット①

 3月16日付、算数セットさんの「名前入れ」を読んで。算数セットについて私も夫と話していたので、読みながら思わず「そうそう!」と声を上げてしまいました。
 うちは子どもが2人。使用済みの算数セットが2セットあります。ほとんど新品の状態で、特に使い道はありませんが捨てることはできないし、置き場所に困っています。
 うち以外にもそういう家庭はあるのではないかと思うので、家で眠っている算数セットを次の一年生に譲ったり、学校の備品にできたりすればいいなと思います。
 保護者の負担も減るし、まだ使えるのに捨てるなんてもったいないですよね。どうにかしてほしいです。

(うるま市 まっくろくろすけ)

算数セット②

 わが家も3男が小学校に入学します。算数セットは確かにずっと使うものではありませんが、数の概念を身につけるためのいいアイテムだと思います。小学1年生は算数セットを使って、楽しみながら勉強を進めていきます。ですから、学習の基礎作りになくてはならない教材ではないでしょうか。
 私は楽しみながら、1つひとつに名前を書いています。小さな教材に書くのは大変ですが「物を大事にしよう」という教育も兼ねて、お子さんと一緒に書いてみてはいかがでしょう。楽しい思い出が増えるのではないかと思います。

(うるま市 ちあ)

(編コメ)せっかく購入した大切な教材を、ただ家に眠らせておくのはもったいないですよね。学校に寄贈するなど、再利用するのはいいアイデアかもしれませんね。

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