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[No.1651]

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「ワシントコポスト」2016年12月15日[No.1651]号

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自転車運転マナー

 毎朝、子どもを保育園に送る途中、自転車運転マナーの悪い高校生がいて、怖い思いをしています。急いでいるのでしょうが、すごいスピードで歩道を走ったり、歩いている人のすぐ横をすり抜けたりするのです。あと数㌢でぶつかっていた、という経験を今まで何度もしています。何とも思っていないのか、謝ることも振り返ることもせずに走り去っていきます。
 若くて運動神経のいい彼らからすれば、ぎりぎりですり抜けられる自信があるのかもしれません。ですが、小さな子どもは手をつなぎ、注意しながら歩いていても予測できない動きをすることがあります。かといって、自転車専用道路の整備が進んでいない日本で、子どもたちに対し「自転車は車道を走るべき」とは言えません。しかし、自転車が死亡事故につながることだってあります。未来ある若者に、加害者になってほしくありません。
 自転車通学・通勤をしている皆さん、どうか安全第一で、危険を予測しながら運転してください。自転車通学をしているお子さんをお持ちの親御さんは、家庭で今一度、安全運転の大切さを話してください。心からお願いします。

(那覇市 ミナミの鉄道)

(編コメ)自分の運転技術を過信するのはいけませんね。高齢ドライバーの事故が多発している昨今。年末年始は出かける機会も増えると思います。自転車も自動車も、安全運転を心がけたいものです。

遠き島より

 国道58号を南向けに走行していたとき、砂辺の交差点で信号待ちをしていました。すると、車のエンジンが急に止まってしまいました。キーを回すと、カラカラと音は鳴りますが、エンジンはかかりません。車線のど真ん中でどうすればいいのか分からず、頭の中が真っ白に。このまま消えてしまいたいと思いながら、車の中で動けずにいました。
 すると反対側の道から、外国人男性2人が近づいてきて、車を安全な場所まで押して移動してくれました。英語が話せず、ちゃんとお礼を言うことができなかったのですが、どうしても気持ちを伝えたくて投稿することにしました。
 あの時は助けてくれて、本当にありがとうございました。車は無事に、修理工場に引き取ってもらいました。あの2人が素晴らしい人生を送れるよう、遠き島より祈っています。

(伊是名村 伊是名の元娘)

(編コメ)私も見知らぬ人に助けてもらった経験があります。その人に恩返しはできなくても、同じように困っている誰かがいたら、できる限りの手助けをすることが大切なのだと思います。

心ぽかぽか

 仕事でミスをしてしまった日。帰宅途中に、スーパー内のコーヒーショップでホットコーヒーを買いました。
 あまり人と話したくない気分だったので、店員さんに対して無愛想だったと思います。会計を済ませ、商品を受け取るために移動しようとすると、店員さんから「かわいい財布ですね」と話しかけられました。
 突然褒められて驚きましたが、素直にうれしくなりました。というのも、何カ月も時間をかけて選んだお気に入りの財布だったからです。何気なくかけてくれた言葉だったのかもしれないけど、おかげで心が温まりました。

(八重瀬町 ネイビー)

(編コメ)誰かがかけてくれたひと言で、心がすっと軽くなることってありますよね。いい店員さんに出会えてよかったですね。

心の先生

 この投稿が採用される頃には、もう終わっているであろうNAHAマラソン。給水ボランティアとして時折参加させていただいていますが、いつもジョガーの皆さんには感動させられっぱなしです。一般の人が完走&目標タイムを胸に、必死に走る姿もさることながら、視覚に障がいのある方が、伴走者にぴったりと息を合わせながら走る勇姿!
 普段、何の目標もなく、だらだらとした生活を送っている私ですが、その姿をみると本当に見習わなければならないと思います。心の先生です。

(糸満市 もうすぐ五十路)

(編コメ)今年は暑かったですね。ジョガーの皆さん、お疲れさまでした。ボランティアを頑張る五十路さんも、とてもすてきだと思いますよ。

読書と娘

 沖縄も夜が長くなってきました。読書の秋を楽しもうと思い、本を読もうとするものの最近は老眼が進み、文庫本の小さな文字がつらくなってきました。
 本棚を見ていると、子どもが小さい頃に読んであげていた絵本に目が留まりました。お気に入りで、古書店にも売らず、資源ごみにも出せなかった数冊です。娘に読み聞かせをしていた頃を思い出し、懐かしくなったり切なくなったり。読むと、どれも心がほっこりする話で、年月がたっても古さを感じさせません。
 娘は今でも読書が好きです。買った本を私にもよく貸してくれますが、感性が似ているのか、夢中になるものばかりです。これからもいろいろなジャンル、作家の本を読んで、感性を磨いてほしいと願う母なのでした。

(糸満市 えーちゃん)

(編コメ)ページをめくってストーリーにイメージを膨らませる―。デジタル時代に代え難い娘さんの感性はお母さん譲りだったのですね。

子どもの性格

 私には息子が2人います。長男は4月から小学生ですが、神経質で人見知り。その一方、次男は楽天的で分かりやすい性格をしているので、周りの人は反応がいい次男に注目することが多いです。  兄弟それぞれ個性があって当たり前ですが、長男には周りを気にせず楽しんでほしいし、もっと自己主張してほしいと思っています。そうなるように、親が子どもにできることがあれば教えていただきたいです。

(浦添市 ぴーすけ)

(編コメ)幸せになってほしいからこそ、子どもの性格のことを心配したり不安を感じたりするお母さんは多いと思います。皆さんからのアドバイス、お待ちしています。

クリスマスの思い出

 私はきょうだいが多く、子どもの頃にクリスマスプレゼントをもらったことがありません。親もクリスマスを知らなかったのではないかと思うほどです。夫とクリスマスを祝ったのも、付き合っていた頃だけでした(笑)
 それでも1度だけ、思い出深い1日があります。朝起きると、頭の上にプレゼントが置かれていました。私の大好きなコンバースの靴。当時中学3年生だった長女が、私のためにおこづかいをはたいて買ってくれたものでした。うれしくて涙があふれ、娘を起こしてからプレゼントを開けました。すると箱の中には右足用の靴が2足入っていたのです。これを見て、家族で大爆笑。娘はショックを受けていたので「店員さん、ちゃんと確認しなかったんだね」となぐさめ、一緒に靴を交換しに行きました。
 今思い出してもおかしいし、幸せな気持ちになります。その靴は、記念に写真を撮りました。クリスマスの時期になるとこの写真を見返し、「ありがとう」とつぶやいています。
 娘からプレゼントをもらって以来、子どもたちが家から巣立つまで、クリスマスプレゼントを用意するようにしました。夫も4、5年前からブランデーをもらっていますが、私のところにはサンタさんが来てくれません。今年こそはもらえますように。

(石垣市 那覇市のグリーンマン)

(編コメ)ご主人に欲しい物をメールして、サンタさんに伝えてほしいと頼んでみてはいかがでしょうか。高価な物でなければ、クリスマスに届くかもしれませんよ。次のワシントコポストは1月5日付からです。皆さま、楽しいクリスマスをお過ごしください。

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