沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。週刊レキオ



[No.1591]

　9月17日付のクリスチーヌさんの投稿を拝読し、勇気をもらいました。私は40歳で結婚しましたが、先月離婚に至りました。わずか５年足らずの結婚生活でした。元旦那はアルコール依存症。結婚生活の半分以上は仲が良く、楽しい日々もありましたが、一生この人との生活は無理だと思いました。
　高齢の母を心配させて言い合いにもなりました。子どもも授からなかったので老後の不安もあります。周りを見ると、みんながキラキラ輝いて見えます。それに比べ私はずっとひとりぼっちで不安な寂しい人生を送るんだと落ち込んでいました。
　時間とともに元気を取り戻しつつあるクリスチーヌさんの様子を思い、私も１日１日前を向いて正直な気持ちで生きようと思いました。

（那覇市　からし菜子）

（編コメ）つらいときに孤独や不安で押しつぶされそうになることもあります。クリスチーヌさんは度重なる不幸を経験し、今は前向きに生きているという状況をつづっていました。からし菜子さん、これからは笑顔でいられる日がどんどん増えていくといいですね！

　９月24日付「ごめんね」を読んで。反抗期の息子を持つ母親の気持ち、よく分かります。ビックママさんは４人の子育ての中すごく頑張っていると思うし、間違ってはいないと思います。大丈夫です。母も感情のある人間なんです。反抗期の息子さんの過ぎた言動には母親として注意するのは当たり前のこと。
　私が息子の反抗期で経験し、学んだことをお伝えします。お互い本気でけんかする日もあれば、時には怒りたい気持ちを抑えて注意するなどしていました。いつもより声のトーンを低くして落ち着いて話をし、「お母さんは、あなたのことがすごく大切で大好きなんだよ」ということも口に出して伝えるのです。子どもが聞いていないふりをしたり、うるさいと言われたりしますが、実際は本人の頭にこの言葉が残っているので、いつか反抗期が収まったときに母親の愛情を感じてくれる日が来ます。
　私も、息子が反抗期のときは悩んだり、泣いたりした日もありました。でも、日に日に落ち着いた状態が増えてきます。
　時には言い過ぎることもありますよね。そのことをビックママさんが「ごめんね」と感じていること事態、愛情の表れだと感じます。息子さんと共に成長しているんだ、という気持ちで進みましょう。共に頑張りましょう！かわいい子どものために。

（浦添市　エビ大好き）

　９月24日付、ビックママさんの「ごめんね」を拝読しました。大丈夫！
すべて時が解決してくれます。私には30歳を過ぎた娘がいますが、彼女が思春期のころは毎日が闘いでした。あまりの口の悪さに”グー“でほっぺたをたたいたこともあります。
　忘れもしません。娘の高校の入学式の朝、何が原因かは忘れましたが、娘が朝から何やら文句を言っていました。すると、いきなりうちの母が飲みかけのお茶を娘に投げつけたのです。母が孫娘にキレたのは、後にも先にもこの１回きりでした。私はどんなに頭にきても朝だけは我慢する主義なので、たんたんと娘の汚れた上着を洗い、アイロンで乾かし、どうにか入学式に間に合わせました。
　そうそう、こんなこともありましたよ。近所の飲食店に入ったら、娘が友人と一緒にいました。友人の一人が私を見て「あっ、Rのお母さん」と声を掛けてくれましたが私はすかさず「おばさんは、もうRのお母さんじゃないから、今日からNさんって呼んでね」と言い、娘のほうをチラッと見ると涙をこらえている様子。私は「勝った！」と心の中でガッツポーズ。毎日、娘に傷付けられていたのでビックママさんのように「ごめんね」という気持ちなどありませんでした。もし娘に「グレてやる！」と言われたら、「ぼけてやる！」と言い返そうと決めていたレベルの低い母親でした。その点、ビックママさんは愛情豊かで大人だと思います。
　私自身の思春期もひどく、「産んでくれとお願いした覚えはない」と母に突っ掛かったり、母の作る地味な色合いのお弁当に文句を言ったり…。今思えば、当時、まだ下の妹や弟が小さくて大変だったのにお弁当を作ってくれていたんですよね。でも、あのころの私の辞書に「感謝」の文字はなかったのです。
　私の子どもが小さいころ、ある人が「子育ての大変さはずっと続くように錯覚しがちだけど、一生から考えたらほんの少しの期間なのよ」と教えてくれました。本も読めない生活にストレスがたまっていた私でしたが、それを聞いて子育てを楽しもうと決めました。今では本がたくさん読める生活をしていますが、あのころにはまったく想像ができなかったこと。過ぎてしまえば本当にあっという間です。ビックママさんは４人もお子さんがいらっしゃるんだから私の倍は子育てを楽しめるんですね。うらやましい〜。思春期の反抗期は本当に辛いものです。でももうすぐ終わりますよ。それまで、頑張れ!

（那覇市　ビッグボディ）

（編コメ）ビックママさん、その後、息子さんとはどのように接していますか？　２人のお便りを読んで少しでも元気になっていただけたらうれしいです。エビ大好きさん、ビッグボディさん、子育ての経験談やご意見ありがとうございます。

　沖縄市でエイサー祭りが行われていたころ、娘が静岡へ行くため車で一緒に那覇空港へ向かっていたときのことです。
　今年５月に婚約した娘は、キラキラ輝く指輪をはめて幸せの真っただ中にいました。途中で沖縄市営球場近くのファストフード店のドライブスルーを利用しようと並んでいたのですが、すごい混みようだったのであきらめて少し先のコンビニへ行くことになりました。駐車場に車を止め、娘が２人分のコーヒーを買い、いざ空港へ。順調に車を走らせていると「指輪がない」と娘が小さな叫び声をあげました。車を止めて2人で号泣しながら車内を探しても見つからず、落ち着いて考えることに。
　娘はファストフード店で待っていた際、指輪を外して膝の上に置き、手にハンドクリームを塗っていました。その後コンビニへ行き、膝に指輪を置いたのを忘れ車から降りたとのこと。
急いでそのコンビニに電話をし、駐車場に指輪が落ちていないか確認するようお願いしました。しばらく待っていると店員さんから電話があって「ありました！」と明るく、うれしそうな声。2人とも車内でまた号泣。忙しい中、店員さん2人で指輪を探してくれたそうです。コンビニのスタッフの皆さんも、店長さんも自分のことのように喜んでくれて本当に心より感謝しています。ありがとうございました。

（うるま市　ティファニー）

（編コメ）大事な指輪が見つかって本当に良かったですね。今ごろ娘さんは、指輪のようにキラキラ輝く笑顔で毎日を過ごしているのでしょうか。うらやましい〜。

　家事や育児に追われ、健康について深く考えるゆとりのない日々を送っていました。あるとき私が体調を崩し、間もなくして元気になったかと思うと今度は子どもが体調を崩しました。その数カ月後には、旦那が仕事の疲れから頭痛に悩まされました。
　３人ともすぐ元気になりましたが、今あらためて健康のありがたさを感じています。元気な体に感謝して、日々笑顔で頑張りたいです。

（北中城村　ひまわり）

（編コメ）忙しい日々の中でも、健康的な生活ができるよう心掛けたいものです。家族みんなが元気でいられる喜びをいま一度かみしめましょう。