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[No.1592]

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「ワシントコポスト」2015年10月22日[No.1592]号

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お互い頑張ろう!

9月24日付のビックママさんの投稿を読んで、私も同じだと思いました。私は5人の子どもがいますが、やはり中学生の息子とは毎日のように口げんかをしてしまいます。時には取っ組み合いのけんかも。大人げないなと思いますが、息子は家に帰ってくるなり文句ばかり言い、下の子を泣かせてしまうくらい意地悪をします。注意をすると「うるさい! クソばばぁ! 死ね!」や「どっか行け! 消えろ!」など、ありとあらゆる悪い言葉を言ってきます。また物にも当たり、ごみ箱を蹴飛ばしたり、暴れたり。それで私も怒って息子に罵声を浴びせてしまいます。
 本当にどうしたら良いか分からないままでしたが、けんかのたびに少し時間を置いて、手紙で「ごめんね。本当は、お母さんも言い過ぎたと思っているよ。どうしたの? 何かあるなら教えてちょうだい」などなど、読んでくれるか分からないけれど素直な気持ちをつづってきました。それでもけんかがなくなることはありませんでした。
それから2年が過ぎたころ、息子が話をしてくれたんです。実は中学生になってから意地悪をされたり、からかわれたりしていたと。部活でも先輩から嫌がらせを受け、おとなしい息子は誰にも言えず、担任も気付いてくれないので毎日苦しんでいたようです。それに反抗期も加わり、その矛先が母親である私やきょうだいたちに向けられていたようでした。
それに気付いてあげることができなかった自分を責めたい気持ちもあります。また、息子の気持ちを落ち着かせてやりたいと、今でもいっぱいいっぱいです。まだ、あまり笑顔を見せない息子のために何ができるのか考えながら過ごしています。優しく思いやりにあふれる息子なだけに傷も深いと思います。
ビックママさんも苦しいと思いますが、反抗期があったほうがちゃんと自立すると聞きました。私も時間はかかりそうですが「こんな時もあったね〜」と笑える日が、きっとやってくると信じています。乗り越えたいです!お互いに頑張りましょう!

(那覇市 乗り越えたい!)

(編コメ)先週に引き続きビックママさんの「ごめんね」に対するお便りです。気持ちを言葉で伝えにくいときは、手紙を書くという方法もありますね。同じ立場の方の体験談は大いに参考になりそうです。乗り越えたいさん、ありがとうございました。

エイサーの名優に

 小生のバイト先に、創作エイサーに心血を注いでいるO君という30歳の好青年がいます。8年前に創作エイサー団体を立ち上げ、リーダーを務めています。自身の演舞者としての鍛錬はもちろんのこと、演舞の創作、作曲や編曲、衣装のデザイン、イベント先との交渉などプロデューサー兼ディレクターの役割を担っています。八面六臂(ろっぴ)の多忙ぶりに体を壊さないか心配すると、「アイデアが湧き出てくると睡眠時間がもったいない」などと心情を吐露します。これだけ1つの物事に熱中し、集中できることは生きる上で最高の喜びであり、最大の幸福かもしれません。
 今年の世界エイサー大会にはリーダーとして満を持して出場した結果、上位入賞は逃したようですが本人に落胆の色はなく、すでに明日に向けて爛々(らんらん)とした眼光。頼もしい限りです。もし、この青年がエイサーの申し子の1人であるならば、ソロ演舞者としての先駆者となり世界津々浦々に創作エイサーの素晴らしさを広めてほしいです。エイサーの醍醐味(だいごみ)は集団演舞による勇壮さですが、ソロ演舞による力量を観衆に堪能してもらう革新的なエイサーも必要ではないでしょうか。
 かつて若手ジャズメンが、歌の伴奏やダンス音楽を演奏するビッグバンドから、ソロ演奏をメーンとした少人数バンドを編成。歴史に残る各楽器の名プレーヤーを数多く輩出しました。また、小生が日本人で世界に誇れるアーティストの1人として敬愛してやまない、初代・高橋竹山翁も津軽民謡の伴奏楽器であった三味線をソロ演奏楽器としてジャズ顔負けの即興演奏を確立。その名を永遠のものとしました。それも、名が世の中に知れ渡ったのは還暦を越してからです。やはり革新的な先駆者は孤高であり、伝統を重んじる人種には疎外されますが、命を削った名演は人間の魂を必ず揺さぶり続けるものです。
 青年にも竹山翁や歌舞伎の名優のごとく、老齢になってもいぶし銀の演舞を続けてほしいものです。

(浦添市 小竹山)

(編コメ)伝統芸能としてのエイサーも創作エイサーも演舞をする人の真剣な表情、勇壮かつ華麗な動きにはとても引かれます。いぶし銀のエイサーの舞をぜひ見てみたいですね〜。

ラジオ体操

 9月24日付の島ネタ調査班を楽しく読ませていただきました。「ラジオ体操うちなーぐちバージョン」は、那覇の開南小学校では何年か前から行われていましたよ。
 私は月1回のペースで宮古島出張があるのですが、会社の宮古島営業所では今年の4月ごろまで朝礼時に「ラジオ体操ミャークフツバージョン」を流していましたよ。
 うちなーぐちバージョンと違って宮古の方言だから、意味は分からないけど発音自体が面白く感じましたよ〜。機会があれば聞いてみてください。笑えるはずよ〜。

(那覇市 庚子(かのえね))

(編コメ)ミャークフツバージョンは聞いたことがありませんでした。全国各地に広がる方言バージョンは人気のようです。それぞれに味わいがあって楽しそうですね。

突然すぎて…

 先日、姉から「会社を辞めて本土にいる息子夫婦の元へ孫を見に行く」と告げられました。実家の両親は2人とも高齢で父親はアルツハイマー型認知症を患い、母親は年を取るにつれ気難しくなっています。私は仕事が休みのたびに両親を連れてカラオケ、ボウリングと出掛けています。
 今まで、姉と交替で行っていたことを私1人でこれからやっていけるのか不安でたまりません。弟夫婦も近くにいますが、ぜんぜん当てにならず頭を抱えています。大切な両親なのですが正直不安でいっぱいです。前向きにストレスにならないよう頑張るつもりなのですが…。

(読谷村 バーバ)

(編コメ)高齢の両親の面倒を1人で見るのは大変なことです。弟さん夫婦と協力できたらいいのですが…。お父さまはアルツハイマー型認知症を患っているとのこと。市町村の介護関連窓口に一度相談してみるのもいいかもしれません。

病は気から

 10月1日付「友達の母の宝物」で、娘の友人が私のことを書いてくれて本当にうれしく思いました。私は、しばらくペンを手にすることもできませんでした。昨年は病気になり何もすることがなく毎日を過ごしていましたが、そんなとき娘の友人たちに励まされ元気になりました。
 彼女たちに「私は料理の先生でも何でもありません」と言っても、「ぜひ教えてください」と頼まれて、1番簡単なソーメンチャンプルーを教えました。すると感動したらしく、とても喜んでくれました。私ができることは何でも教えたいと思いました。若い皆さんに感謝しています。

(ダイエットおばあちゃん)

(編コメ)久しぶりの投稿ありがとうございます。娘さんのお友達と楽しいひとときを過ごされていたのですね。お体には気を付けて、これからも元気でいてくださいね!

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