沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1527]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2014年07月17日[No.1527]号

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車で出勤、帰りは…

 先日、仕事が終わって帰宅した娘が「職場から歩いてきたんだ〜。30分歩いたから痩せたかな〜? っていうかバス賃浮いたからコンビニでお菓子買っちゃった〜」と言いました。でもその日の朝、大雨が降っていたので車で出勤した娘。「徒歩で帰宅? 冗談か?」と恐る恐る「車は?」と聞きました。すると「あっ、コインパーキングに忘れた…」と言い、慌てて車を取りに行きました。
 数分前までバス賃が浮いたと喜んでいた娘。タクシー代、駐車場代とかなりの出費に半泣きしていました。コインパーキングに車を忘れる人って本当にいるんですね。

(那覇市 宇宙人)

(編コメ)私も似たようなことありますよ。車で出勤したのにバスで帰って、家に着く直前に気づいたこと。トホホホッて感じでしたよ。

あいさつ一方通行

 先日、息子が拾い物をしたので交番に届けた時の話です。交番には誰もいなくて、不在時のための電話番号がありました。電話したら「別の交番から向かいます」とのことでした。15分ほど待つと、パトカーから若い警察官が降りてきて、しっかりと対応してくれました。それは良かったのですが、一緒に来たベテランの警察官は、車から降りてきて息子があいさつしたのに気づかず、ソファに座り携帯電話を見ていました。
 息子は野球をしていて、誰にでもあいさつをするように教えられています。ショックだったみたいで、私は「聞こえなかったはずだよ」と小さい声で言いました。
 「あいさつって大事なのに」と思う母でした。

(浦添市 ドラミ)

(編コメ)本当にあいさつって大切ですよね。子どもたちがあいさつできる人に育つためにも、私たち大人が率先してあいさつしないといけませんね。

カラオケで輝く

 中高年女性の趣味の一つにカラオケがありますが、私もその魅力にはまっている一人です。
 かつては口ずさんだことさえなかった演歌や、時には懐メロなどレパートリーはどんどん広がっています。カラオケ教室の先生が楽しい人で50〜70代までのおばさん群団をうまくリードしてくれます。この年代ではとても歌えない「モーニング娘。」やKポップまで教えてくださります。そして難しい曲ほど歌えた時の喜びは格別です。
 カラオケは個人プレーのように見えますが、新しい曲を始める時はみんなで大きな声で歌います。メロディーが頭に入るまで何度も何度も歌います。その時に思うのは、教室の仲間の一人一人がいろいろな人生を経て、今このひとときを楽しんでいるのではないかということです。もちろん私もその一人です。
 悩みやつらいことを全て忘れ、歌に集中している姿は10代の少女のようにキラキラしています。どんな精神安定剤より癒やされる時間を、これからもできるだけ長く楽しめるよう健康でいたいと思います。

(浦添市 乙女座のババ)

(編コメ)私も先日、久しぶりにカラオケに行ってきました。昔はやった曲をみんなで歌うと、その時代にタイムスリップできるんですよね。すごく楽しかった。乙女座のババさんは新しい曲にもチャレンジしているなんてすごい! 健康維持や仲間づくりなど、良いことずくめなので、今後も続けてくださいね。

拝啓、父さんへ

 69年前、鉄の雨が降る戦渦の中でお国のため尊い命をささげて死んじゃった父さん、今は天国で戦の怖さ、痛み、のどの渇き、つらさもなく元気で幸せに暮らしていますか?
 先月17日で私も父さんが戦死した年齢と同じ69歳になりました。戦の激しい日に生まれたせいか、物心ついた時から耳が遠いです。今は聴覚障がい者です。
 誕生日は優しい息子が大好きなケーキと毎日楽しみにしている「がじゅまるファミリー」の7巻、戦国時代の米沢藩主上杉景勝の名家老・直江兼続の本をプレゼントしてくれました。
 父さん、この世は今また69年前と同じ戦ができるような国になりつつあり、国民はとても心配しています。もし戦になれば、米軍基地が集中している沖縄が一番犠牲になるのは間違いないでしょう。
 父さん、最近の私はなぜか、もうすぐ父さんに会えるような気がします。二度もガンを克服したけれど、心臓弁膜症、狭心症、ぜんそくで気道がふさがるほどタンがつまることが多いです。
 父さん、もし私がそちらへ行ったら、迷子にならないように迎えに来てくださいね。来年まで元気に生きたら、また手紙を書きます。

(沖縄市 父恋し)

(編コメ)父恋しさんには昨年も同じ時期に投稿いただきました。今の政治の状況を、お父さまも気に病んでいるかもしれませんね。「もうすぐ会える」なんて言わずに、これからも投稿を続けて、平和の大切さを伝えてください。

カバンが重い!?

 高校生の息子は自転車通学をしています。ある日、学校帰りに中学のころの同級生たちに会ったそうです。たわいもない会話の中、同級生が自転車の前かごに入れていたカバンを持とうとして、あまりの重さに「何が入っている?」とびっくりしたらしいんです。
 もちろん教科書類なんですが…。その子たちはカバンさえ持っていなくて、「○○高校って、あんまさい(面倒くさい)な〜」と言われたそうです。
 教科書を持ち帰って勉強して、また学校へ教科書を持って行くって普通だと思いますが…。

(沖縄市 ぼのぼの)

(編コメ)普通のことなんですけどね…、できない子もいるんです。私も息子の父母会で机の中を見たら、いろいろな教科書が入っていてびっくりしたことがあります(涙)。普通のことを普通にできる息子さんは偉い!

じゅん選手を知って!

 友人に勧められて、動画投稿サイトでお笑い芸人のじゅん選手の動画を見ました。そしたら何とまぁ面白いこと。すぐに大ファンになってしまいました。特に「沖縄のアンパンマン」や「方言でフォーチュンクッキー」はサイコーです。「パン」を「アメリカーかむし」「地味な花」を「てぃんさぐぬ花」など、「その言葉をその方言に変えるか?」と思わず突っ込んでしまいたくなります。
 本人は背がスラッと高くかっこいいです。これから絶対に人気になる芸人さんだと思います。じゅん選手の特集組んでほしいな〜。

(南風原町 あおいろ)

(編コメ)動画サイトをチェックしました。方言が多すぎて、県外出身の私には少し分かりにくかったですが、誰でも知っている作品を方言に直して笑いをとるのはユニーク。若い人が方言に関心を持つきっかけにもなるはず。

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