沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1803]

  • (日)

<< 前の記事  次の記事 >>

「島ネタCHOSA班」2019年11月21日[No.1803]号



 インスタグラムで、ブルース・リーのものまね&コスプレ姿を披露している「タンロンマサル」さんという方がいます。プロフィールによると、生まれも育ちも沖縄市とのこと。ぜひ調査してください!

(宜野湾市・40歳男性 トン・ロンさん)

沖縄のブルース・リー!?

 あの伝説のアクションスターのものまねをしている人が沖縄に!? インスタをのぞいてみたところ、リーが映画で演じていた登場人物になりきった写真や、ヌンチャクを振り回している動画などを大量に投稿していました。カンフー映画好きの端くれとして、これは放っておけません。共通の友人を通じてさっそく連絡をとってみました。皆さん、Don't think. feel!

インスタで愛が爆発

 待ち合わせ場所である友人宅を訪れた調査員。わくわくしながらドアを開けると、風呂敷包みをかつぎ、笑みを浮かべている道着姿の男が立っていました。こ、これは、映画『ドラゴンへの道』で、リー演じる中国拳法の達人タン・ロンの登場シーンを再現しているのでは!? 調査員が敵役風に「お前はタン・ロンか?」と聞くと、かすかにうなずきました。うーむ、見事ななりきりぶり。すぐさま取材敢行です。

 タンロンマサルさんは本名非公開の42歳。小柄ながら、がっちりとした上半身。リーにそっくり、というわけではありませんが、顔の角度や表情、動きをよく研究されていて時々妙に似ています。

 「初めて観(み)たリーの作品は『燃えよドラゴン』。もう本能で好きになりました。あれから20年経って、眠っていた思いが再燃したのはインスタがきっかけです。憧れと変身願望をずっと抱いていたので、自然な流れでモノマネするようになりました」

 コツコツと集めたグッズでさまざまなキャラに扮し、王道からコアなものまで破竹の勢いで投稿。やがてヌンチャクの練習をはじめ、リーの強靭な筋肉に近づきたいとジムに通いました。「私など足元にも及びませんが、広背筋はワイド懸垂、前腕筋は懸垂と握力を鍛えて強化を図っています。昔から筋トレや格闘技が好きなんです。今は娘とテコンドー教室に通っているんですよ」

 体づくりと並行し、アルミ製のヌンチャクやマスクなど道具作りにも没頭。そのマニアぶりから、多くのリー好きとつながるようになりました。

 「インスタを通じていろんなリー愛を知り、世界がぐんと広がりました。うれしい出会いも多く、今度、宜野湾にある鉄工所“LITTAI metal works”さんの協力で、リーが使用していた筋トレ器具のレプリカを作る予定なんです」

 輝く瞳と言葉の端々から、リーへの思い、熱量がびしびし伝わってきました。

夢はローカルスター

 ミスターコザコンテストに出場したり、ストリートワークアウトのイベントでパフォーマンスを披露したり、積極的に活動しているタンロンマサルさん。今後の夢や目標は?

 「ずばり、ローカルスターです。いつかCMに出演できたらうれしいですね。そして、ブルース・リーは僕にとって永遠のヒーローであり、人生の道標です。リーを知らない若い世代にも、リーの魅力を伝えたいと思っています」

 イベントの余興など、出張パフォーマンスの依頼も可能な限り受けたいとのこと。興味のある人は「タンロンマサル」で検索してみてくださいね!



このエントリーをはてなブックマークに追加


沖縄のブルース・リー
映画『死亡遊戯』で有名なジャンプスーツを着用し、ポーズを決めるタンロンマサルさん
沖縄のブルース・リー
上:貴重なブルース・リーコレクション。
下:ヌンチャクは13本も所有
沖縄のブルース・リー
『ドラゴンへの道』より対戦前のウオーミングアップを再現。一番好きなシーンなのだそう
沖縄のブルース・リー
中央パークアベニューでコスプレ撮影会をしたときの様子
>> [No.1803]号インデックスページへ戻る

↑このページの先頭へ戻る

<< 前の記事  次の記事 >>