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[No.1628]

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「島ネタCHOSA班」2016年07月07日[No.1628]号

たまごっちカーの正体は

 先日、那覇市内で「たまごっち」のステッカーをたくさん貼った車が走っているのを見ました。しかも、ドライバーさんが、かぶりものをして走っているではありませんか! ぜひ詳しく調べてください!

(浦添市 グリーンさん)

たまごっちカーの正体は!?

 たまごっちといえば、1996年に発売され、社会現象ともなったキャラクター育成型ゲームですよね。
 たまごっちのステッカーをたくさん貼った車って、メーカーの広告用なのでしょうか?

ドライバーに直撃

 というわけで、さっそく情報収集を開始した調査員。ほどなく、この車の持ち主と思われる人物のブログを発見!

 電話で少し話を聞いたところ、車はまったくの個人のもので、玩具メーカーの広告目的で走らせているわけではないとのこと。では一体なぜ!? 謎は深まるばかりですが、ともかくお会いしてお話を聞いてみることにしました。

 待ち合わせ場所に現れたのは…。な、なんと、本当に頭にかぶりものをかぶった青年!

 あまりの急展開に、少々驚いた調査員でしたが、「お待たせして申し訳ありません」と、柔和な笑顔と爽やかな声に一安心。何だかいい人そうです!

 お名前は吉田優さん。聞けば、車体をステッカーで飾ったたまごっちカーは1台だけではなく、合計6台もあるのだとか。そ、そんなに!?

 驚きのポイントははまだまだあります。車の内装もたまごっち仕様。メーターに至るまでたまごっち装飾が施されています。

 ところで、あのー、そのかぶりもの、取材のためにかぶってきてくださったんですよね?

 「いえ、いつも外に出る時はこの格好なんですよ。Tシャツも自作です。全てたまごっちのアピールのためです」

 ええ〜っ!? 吉田さんのたまごっち愛、半端ではないようです!!

好きなものはとことん

 ところで、なぜそんなにもたまごっちを?

「自分は小さい時から『少年アシベ』など、かわいいキャラクターが好きだったんです。高校生の時は『とっとこハム太郎』が大好きで、掲載誌を教室に持ち込んで読んでいました(笑)」

 えっ、ハム太郎の掲載誌は小学校低学年向け雑誌ですよね?

 「はい。それで同級生にからかわれるかと思ったら、ある友人から、『好きだったらとことんやれ』と逆に励まされたんです。今の自分があるのは、彼のおかげですね」

 へぇ〜、いい話ですねぇ。

 「それで、好きなものはとことんアピールするようになったんです。たまごっちが本格的に好きになったのは2010年ぐらいからですね。時には冷たい視線を浴びることもありますが、アピールになればいいと思っています。でも、一緒に写真を撮ってほしいとか、喜んでくださる人の方が多いですよ」

 たまごっちの人気が出るなら何でもすると話す吉田さん。すごい意気込みです!!

 吉田さんは、車や家電の修理も得意。普段は自営で車の整備の仕事をしており、アルバイトで南風原町のリサイクルショップ「生活応援隊」さんにも勤務しているそうです。

 同店店長の仲本則子さんも、「今時の若い子にはいないぐらい良い人」と吉田さんの人柄を絶賛。「4〜5年前から働いてもらっていますが、本当に助かっています。彼はとにかく自分のことは2の次で、人のことが優先。 例えば、車の故障で立ち往生している人を見たら、必ず助けてあげる。お礼を言いに、お店を訪ねてくれる人もいますよ。もっとも、勤務時は、かぶりものはとってもらっていますけどね(笑)」

 吉田さんの純粋なたまごっち愛、お分かりいただけたでしょうか? 「好きなものは好き」と言う勇気を吉田さんからもらった調査員でした!



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「外出時はいつもこのスタイルです」と笑う吉田優さん
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これがたまごっちカー! ステッカーは豊見城市内の「大星広告」さんに特注しているそう
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ボンネットもたまごっち仕様
たまごっちカーの正体は
車内もたまごっち満載。カーナビの待受画面もたまごっち、停車時にはモニターにDVDも映しているとか
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