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[No.1799]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2019年10月25日[No.1799]号

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 もうすぐハロウィーンですね。読者の皆さんは、ハロウィーンをどのように過ごしますか? 家族でパーティー? 仮装して街に繰り出す? それとも…? 今週はハロウィーンエピソードからお届けします。
仮装行列で…

 現在、小学1年生の孫娘が2歳のころの話です。保育園のハロウィーンの行事で衣装を着て保育園近くの公園を仮装行列するとのことで、私と娘(孫の母)は時間に合わせてビデオカメラ持参で公園まで見に行きました。
 いよいよ行列が来て孫娘がどんな衣装で現れるのかと楽しみにしていましたが、なんと朝、保育園へ送り出したままの服で隣の子と手をつなぎ、何食わぬ顔で行進しています。
 親はちゃんと仮装用の服を準備して持たせたのになぜか? と先生に問い合わせたところ…。本人が着替えをするのを嫌がっていたので、無理強いはさせなかったとのこと。娘と私はがっかりして帰ってきました。
 それから一年後の3歳のころは、半年前からハロウィーンの行列のためにドレスを準備して家でいつも着替えて見せるようになりました。
 一年でこんなに違うのかと成長を喜びました。ハロウィーンの時期になると2歳のころの行進のことを思い出します。

(石垣市 Kばあちゃん)

(編コメ)2歳と3歳ではこんなに変わったりもするんですね。今年はお孫さんと一緒にKばあちゃんさんも仮装してみてはいかがですか?

ジャスミンに変身

 20数年前、米軍基地内で英会話を習っていたとき、ハロウィーン・パーティーに参加することになって初めて仮装をしました。
 私は先生から勧められたディズニーのアニメーション映画「アラジン」の登場人物プリンセス・ジャスミンに扮(ふん)することに。当時はあまりこのキャラクターについて知らなかったのですが、先生が説明してくれたので何となくイメージすることができました。
 さっそく生地屋さんへ行き、水色のサテンとシースルーの生地を買いました。洋裁は苦手でしたが、自己流で作りました。適当に作ったわりには、なかなかうまくできましたよ。
 パーティーの当日、アメリカ人の男の子に「ジャスミン?」と言われたことがとてもうれしかったです。とてもいい思い出になりました。
 仮装をしたのはこのときだけですが、久しぶりにまた仮装したいな〜と思っています。今年は「アラジン」の実写版も人気だったから、ジャスミンに再チャレンジ? いやいや、中年のお腹をさらすのはちょっとキツイので止めときます(笑)。

(宜野湾市 ハッピーハロウィーン)

(編コメ)中年になったジャスミンということで、再度チャレンジしてもいいのでは(笑)?

ミイラ男の登園⁉

 2年前のハロウィーンでのこと。保育園で仮装して登園するよう言われ、お金をかけず衣装が準備できないか考えた結果、着古した白Tシャツをひも状に切り、もう一枚の白Tシャツにグルグルに縫い付け、ミイラ男ということで登園させました。せっかくなので、頭にはケガ用のネットをかぶせ、絵の具で血のりもつけて…。
 これを見た先生、「どうしたの!」と顔面蒼白に。本当に大けがしたと思ったのです(笑)。気合いが入りすぎて、他の子どもたちも近寄ろうとしませんでした(笑)。

(うるま市 まっくろくろすけ)

(編コメ)先生や子どもたちがびっくりするほどリアルだったのですね。その姿を見てみたかったです!

ブルックリンで

 10数年前に夏から秋にかけてニューヨーク市のミッドタウンに滞在していたことがあります。ハロウィーンの飾り付けがちらほら見られるようになった10月のある日、ブルックリンに出掛けました。
 まだ明るいうちに地下鉄でブルックリンへ行き、帰りはブルックリンブリッジを徒歩で渡って帰ろうと計画を立てました。
 ブルックリンではコーヒーショップに入ったり、のんびりと散歩を楽しんだりしていました。静かな住宅地では、ある家の玄関の階段にカボチャが並んでいて、シックな雰囲気の家にオレンジ色がとても映えていました。
 暗くなり始めたころ、ブルックリンブリッジをゆっくり歩き出しました。マンハッタンのビル群に少しずつ灯りがともり、キラキラとした夜景になっていくのを涼しい風に吹かれながら見ていました。ハロウィーンが近付くと、このときのことを思い出します。

(那覇市 I♡NY)

(編コメ)すてきな思い出ですね。ニューヨークには有名なハロウィーンパレードもあり盛り上がりますが、静かな住宅地で見るシンプルなハロウィーン飾りもいいですね!

すばらしき感性

 今年7月に待望の姫が生まれ、家族一同喜びに包まれています。が、5歳の長男、3歳の次男に加えて、赤ちゃんのお世話となると、家事が滞りがちになり、わが家は荒れ放題。
 そんな環境に鬱々(うつうつ)としていたある日、着替えを済ませた長男が一言「ねえ、かき氷みたいだよ、見て」。
 何のことかと思えば、たまりにたまった洗濯物の山を指差しているではありませんか。大人なら「洗濯しなきゃなぁ」と嫌になる光景なのに、その日着ていたオレンジ色のパジャマを山の頂点に置き「これはミカンの味がするかき氷だね」と笑顔。
 憂鬱(ゆううつ)な気持ちも吹き飛び、私まで笑顔になれました。素晴らしきかな、この感性。子どもの見る世界は毎日輝いている! そう感じた出来事でした。

(宮古島市 さんぴんちゃ)

(編コメ)洗濯物の山がかき氷ですか!嫌な気分でも、こんなことを言われたら笑顔になっちゃいますね!

グレイヘア

 年を重ねれば白髪になるのは自然なことなのですが、女性としては少しでも若々しくありたいと白髪染めやヘアマニキュアを試したくなるのが人情です。
 しかし最近、アナウンサーやモデルさんたちが年齢に逆らわず、今の自分を好きでいること、グレイヘアの魅力的な姿をテレビや雑誌で取り上げることが多くなりました。彼女たちはとてもすがすがしく、自信に満ちあふれており、同じ女性としてあこがれる存在です。
 私の母もカジマヤーまで長生きしましたが70代まで黒髪で、そのあともグレイヘアで過ごしていました。
 幸いその遺伝子のおかげで私も70代に入っても、遠目(?)には黒髪に見えるらしいので、できるだけ白髪が目立たないようにショートヘアを心掛け、美しさには及ばずともグレイヘアの似合うばあちゃんを目指しています。

(那覇市 乙女座のババ)

(編コメ)グレイヘアという言葉が徐々に浸透し、白髪のイメージも変わってきたかもしれません。雑誌で見るモデルさんのようにステキなグレイヘアになれたらいいですよね〜。

人や社会の温かさ

 最近、ずいぶん増えてきたスーパーのセルフレジ。子どもを出産したあとも以前と同様にセルフレジを利用することも多い私。
 そんな中、レジの方が笑顔で「赤ちゃんかわいいですね! 袋詰めしますよ」と声を掛けてくださることもよくあります。
 母になって分かる人や社会の温かさにありがたい気持ちでいっぱいです。子育て楽しく頑張ります。

(沖縄市 いもくりなんきん)

(編コメ)こんなときは、とてもうれしくなりますよね!

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