沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1732]

  • (月)

<< 前の記事  次の記事 >>

「島ネタCHOSA班」2018年07月05日[No.1732]号



 最近建設現場などで作業をしている方々が、扇風機のついた作業着を着ているのを見かけます。あれってどのくらい効果があるんでしょう。着心地は? 良さそうなら夏場のお出かけ用に一着欲しいです。

(中城村 ブリップスアンドチッツさん)

夏の味方、ファンつき作業着!?

 どうも、調査員です。ただいま、調査依頼のありました扇風機(ファン)付きジャケット「空調風神服」を着ています。ファンの風力は4段階中の最大レベル。エアコンの効いた室内で使用していると寒いと感じてきました〜。

気になる着心地は

 「クーラーの中で使っていると風邪をひきますよ」と笑うのは、那覇市内で業務用衣類を取り扱うお店「玉宮ユニフォーム」の代表取締役・宮城健さん。「空調服(ファン付き作業着の一般名称)」がお店の一押し商品だということで、今回お話を伺いました。

 空調服とは、一般的に背中に2つの小型ファンが搭載されている作業服のこと。近年建設現場など、肉体労働の現場で使用されることが増えており、見かけたことがある方も多いのでは。小型バッテリーで動くファンが駆動すると、本体のジャケット部分が風で膨らみ、体温が衣服内に籠(こも)ることを防いでくれます。ファンがジャケット内に常に新しい空気を取り込むので、汗や湿気の不快感も抑えられ、熱中症対策にも効果大のようです。

 実際に着させてもらったところ、着心地も軽く、バッテリーやファンなど機械類の重さはほとんど感じません。確かに、これならハードに体を動かす仕事でも安心して使えそう。「一度着たらもう元の作業着には戻れないでしょう」と宮城さんは太鼓判です。

 玉宮ユニフォームでは、さまざまな種類の空調服を取りそろえているほか、カスタマイズにも対応しています。例えば、ファンを2つ増設した空調服。4つのファンが背中についた後ろ姿はなんだか近未来的な雰囲気。SF映画にも出てきそうな見た目がかっこいい!

 若い建設作業員や鉄筋工の間では、独自にカスタマイズした空調服が注目されているようで、ファン6つ付けや、ズボンへの設置をして個性を出すお客さんもいるそうです。これから建設現場などの近くを通りがかるときは、作業員さんたちの服装をチェックしてみるのも面白いかも。ZZが、フリーJAZZやコンテンポラリーなど新しい音楽の要素を取り入れたらもっといろんな魅力が開花すると思います」と、期待を込めました。

県内でも徐々に浸透

 宮城さんによると、空調服は10年ほど前から市場に出回り始めたとのこと。発売から間もないころは、着用していると既存の作業着とは違う見た目を不思議に思われたり、笑われることもあったそう。しかし、その機能性が肉体労働の現場で徐々に評価されはじめ、最近では、会社指定のユニフォームとして支給する企業もあるのだとか。空調服の使用は、熱中症予防だけでなく、着ている人の作業効率アップにもつながります。年に100日以上の真夏日がある沖縄県では特に重宝するはずですね。

 「先日の糸満ハーレーはこれを着けて観戦したんですよ」と宮城さん。体を涼しく快適に保ってくれる空調服は外でのレジャーにも最適。建設現場や工事現場以外での使用も広がっているそうです。農作業や散歩用に買い求めるお客さんもいるほか、ゲートボールをするお年寄りにもおすすめしているとのこと。

 あまりの快適さに調査員も一着欲しくなってきました。普段着とコーディネートしたらきっと注目の的になるはず!? 空調服は近い将来、帽子や日傘と並んで、夏の外出に欠かせないアイテムの一つになるかもしれませんね。



玉宮ユニフォーム
那覇市泉崎1ー4ー14
☎098(862)3409

このエントリーをはてなブックマークに追加


夏の味方、ファンつき作業着!?
宮城健さん
夏の味方、ファンつき作業着!?
調査員が着ているのはファン2個搭載でスタンダードなタイプの空調服。色、柄、素材のバリエーションは豊富にあります
夏の味方、ファンつき作業着!?
お店でカスタマイズしたファン4個搭載の空調服を着る宮城さん。ジャケット部分も風が通りやすい作りにデザインされているそうです
夏の味方、ファンつき作業着!?
ファン部分のアップ。取り外しも簡単なので、手入れや洗濯の際も安心
>> [No.1732]号インデックスページへ戻る

↑このページの先頭へ戻る

<< 前の記事  次の記事 >>