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[No.1699]

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「島ネタCHOSA班」2017年11月16日[No.1699]号

県内「音ゲー」事情に迫る

 子どもたちが、ネットゲームに夢中です。今の若い子たちは、ゲームセンターにはあまり行かないのでしょうか?

(沖縄市 カエル大好きカフェ女子)

県内「音ゲー」事情に迫る!?

 ギクッ。10年近くゲームセンターに行ったことがない調査員、まさにウチアタイの投稿。さっそく調査開始です!

努力重ねる達人

 本島中南部をメインに、ショッピングセンター内のゲームコーナーとゲーム施設を回ってみると、1軒目で女子高校生たちの姿を発見。キャッキャッとシール機で遊ぶ姿が見られます。次ぐ店舗では、子どもにせがまれながら真剣にクレーンゲームをする男性や、10代らしき男子たちがドライブゲーム。

 5カ所全てのゲームセンターで若者が遊んでいる様子を目撃し、「これにて調査終了?」と黒雲がよぎった調査員ですが、せっかくなので、ゲームにハマっている人たちを直接取材してみることにしました。

 ゲームが得意な子を探すべく、他の調査員と四方八方で探すと、いました! 那覇工業高校2年生の金子來暉君。課題曲の進行に合わせて太鼓をたたき、その正確さを競う人気ゲーム「太鼓の達人」で、沖縄県内でナンバーワン(!)という強者です。直接ゲームセンターで金子君がプレーする姿を見に行くと……腕が見えなくなりそうな早くて細かいバチさばき。子どもから年配の女性客まで、足を止めて口をぽかんと開け早業に見とれています。

 聞けば、金子君の極技は店舗大会で13回の優勝を誇り、九州大会までいくという実力の持ち主。この6年間、週4〜5日のハイペースで太鼓ゲームで遊んできたという正真正銘のゲームマニア。

 もともと音楽やリズムが好きだったのが高じて、高得点獲得に結び付いているそうですが、上達のために研究や練習をする毎日。手にはマメや傷が絶えません。夢は、全国で約20人だけが認定される「段位」だそうで、期限は、ゲームバージョン更新の今年12月下旬頃。ぜひ頑張ってほしいところです。

認知症予防にも効果的?

 次に調査員が訪れた先は、ある音楽ゲーム(略して「音ゲー」)で日本記録の経験をもつ奥平翔吾さん。日頃は禁煙サプリ「niconon(ニコノン)」の開発販売に携わる仕事をしていますが、プライベートでは大のゲームマニア。

 音楽ゲームにはいろいろな種類ががありますが、おおむね、課題曲のリズムに合わせてボタンを押し、音楽と一致していれば得点が入るというもの。

 「『太鼓の達人』は音ゲーの一種。ルールが明快で簡単で誰でもできるので、人気ですよね。自分だけのMY(マイ)バチで遊ぶサラリーマンもいますよ」と奥平さん。かつて奥平さん自身も1日16時間画面に向かう日もあったそうで、「僕は純粋にゲームが楽しくてしょうがないゲームマニアです」と、くしゃっと無邪気な笑顔を見せました。

 沖縄のご当地ゲームや景品をメインに、県内38カ所に約250台のゲーム機設置やレンタルを行う「琉球テクモピア株式会社」の営業部次長・黒田健一さんは「日本の機器は世界の中でも精巧にできていまして、ビデオゲームが火付け役となって、クレーンゲーム、シール機、音ゲーなどが次々と発売されました。ショッピングセンターでのゲーム機設置で一気にファミリー層が増えましたね。音ゲーは、DJの感覚で遊べるゲームで、コアな客に人気です」と話します。

 続けて、「沖縄はファミリー層の客が多いのが特徴ですが、最近マニア向けの景品を狙う人も増えていますね。ゲーム機は、福祉施設で認知症予防にも使用されていますし、今後いろいろな幅を見せると思います」と解説。

 今度はウチのばあちゃんを連れてゲームセンターで遊ぼうとルンルン気分で帰途についた調査員でした。



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県内「音ゲー」事情に迫る
金子來暉君
県内「音ゲー」事情に迫る
持参したMYバチで熱血練習に励む金子君(撮影協力:リザンシーパークホテル谷茶ベイ)
県内「音ゲー」事情に迫る
奥平翔吾さん
県内に天然パーマの協会
黒田健一さん
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