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[No.1678]

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「島ネタCHOSA班」2017年06月22日[No.1678]号

リアルまもる君、本島在住

 「宮古島まもる君」にそっくりな人が、マラソンに参加していると聞きました。本当ですか? 見たらすぐに分かるくらい、格好が似ているそうです。詳細を教えてください。

(那覇市 まもる君に守られたい娘さん)

リアルまもる君、本島在住!?

 交通安全を願い、島民を見守っている警察官型人形「宮古島まもる君」。1991年に誕生し島内各地に19体ほど設置されているそうですが、メディアで紹介されたり、グッズが販売されたりしている人気者。ご存じの方も多いと思います。そんな「宮古島まもる君」にそっくりさんが!? 早速調査しましょう。

世の中を守るのが仕事

 インターネットで「宮古島まもる君 マラソン」と検索してみると、すぐに見つかりました。「リアルまもる君 公式ホームページ」が! 取材を申し込むと、本人にインタビューできることに。

 実際に会った「リアルまもる君」は、白塗り顔に警官服を着てヘルメットをかぶり「宮古島まもる君」に本当にそっくり!

 「出身は宮古島ですが、6年前に台風で吹き飛ばされてからは沖縄本島に住んでいます」と「リアルまもる君」。

 宮古島を離れているのですね。最近はどんな活動を?

 「結婚式に呼ばれてスピーチし、かぎやで風を踊りました。新郎新婦の『幸せを守る』役目です。4月の帰省時は那覇に向かう飛行機内で、キャビンアテンダントさんに代わって機内安全装備の案内役を務めました。搭乗者の『安全を守る』お手伝いをした訳です。機内の様子は公式ブログで紹介していますので、見てください」

 このように何かを守ることが「リアルまもる君」の仕事です。他にもイベントで子どもたちを守ったり、チャリティーイベントで障がいのある方たちの力になったりなど、いろんなものを日々守っているそうです。

 そしてマラソン他スポーツイベントに出場し、故郷をアピールすることも大事な任務。

 「宮古島には透明度の高い海に代表される、昔ながらの自然が残っています。人情味にあふれた島の人たちの温かな心も魅力ですよ」

 なんぶトリムマラソン、ツールド宮古島、エコアイランド宮古島マラソンにNAHAマラソンなど、2016年には15のスポーツイベントに参加した「リアルまもる君」。多くの人に宮古島を知ってもらいたい、という思いを全身全霊に込め走りました。

 「僕に興味を持った人たちが白塗り顔・警官といったキーワードで『宮古島まもる君』を探し当て、宮古島を訪ねてほしいんです。大型スポーツイベントには県内外から大勢の人が集まるので、できる限り出場して交流します!」

全国に活動広げたい

 2011年の初レース当時は「気持ち悪いと避けられていた」と笑う「リアルまもる君」ですが、フェイスブックやインスタグラムといったソーシャル・ネットワーキング・サービスで画像が拡散されてどんどん有名になり、今ではファンが会いに来るように。記念写真をお願いされるのはもちろん、北海道のファンや対面してうれし泣きしたファンなど交流エピソードは盛りだくさんです。

 「一緒に走りたくて来たとか、かっこいいと言われることも多くなり、宮古島の知名度アップに役立っていると実感しています」と爽やかな表情で話します。

 最後に今後の目標を聞くと、「全国各地のスポーツイベントに出場することです。そして全都道府県で弟分のリアルまもる君を任命し、みんなで故郷をアピールしたい!」と目を輝かせた「リアルまもる君」。仕事や日常の疲れを癒やす宮古島旅行の魅力を、広めていきたいとのことです。

 「Run & Peace(走って平和)」を合言葉に、愛する故郷を全国、いや全世界にPRするために走り続ける「リアルまもる君」。6月25日(日)に「あやはし海中ロードレース大会(うるま市)」、7月9日(日)に「ツールド宮古島・ロードレースの部」に出場予定なので、ぜひ応援を!





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リアルまもる君、本島在住
「お気に入りスポットはフナクスビーチと中の島ビーチ。大好物はスペース食堂のチキンソテー」と話すリアルまもる君
リアルまもる君、本島在住
沿道側を走るのがリアルまもる君のルール。応援者とハイタッチで交流=2016年 RUNNET EKIDEN沖縄大会にて
リアルまもる君、本島在住
敬愛する「宮古島まもる君」と記念撮影。2016年には宮古島警察署から感謝状を受け取った
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