沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1595]

  • (火)

<< 前の記事  次の記事 >>

「島ネタCHOSA班」2015年11月12日[No.1595]号

すごろくで沖縄一周

 先日、友人から沖縄をぐるりと一周して遊ぶ「すごろく」があると聞きました。どんな内容で、どこで手に入るのでしょうか? 興味があるので調べてください!

(那覇市 那覇ハーリー・ポッターさん)

すごろくで沖縄一周!?

 すごろく、懐かしいですね。調査員も子どものころ、よく遊びましたよ。あれから数十年(詳しい年数はヒ・ミ・ツ♡)、汚れを知らぬあのころに思いをはせて、調査開始と参りましょう。

芸大生がデザイン

 調べたところ、沖縄すごろくは「〜沖縄珍道中〜 すすめ!おきんちゅくん」という商品名と判明。調査員は、発売元である有限会社SKILL(スキル)を訪ねました。

 出迎えてくれたのは、取締役の金城一文さん。まずは製品を見せてもらいます。

 目の前に運ばれてきたのは、小ぶりなアタッシュケースくらいの大きさのカラフルなパッケージ。あれれ、最近のすごろくはずいぶん上等になったんですね。

 表面には、クバ笠をかぶった男の子やシーサーのキャラクターが描かれています。かわいいですね〜。

 「『おきんちゅくん』は、県立芸術大学の学生さんたちと共同製作した製品なんですよ」と金城さん。どうりで愛らしいパッケージのはずです!

 「弊社は主にホームページ制作を手がける会社で、ボードゲームの開発経験はなかったのですが、2009年、当時芸大3年生だった学生さんたちが西原町の特産品を開発する授業の一環として作ったすごろくを展示会で見て感銘を受け、一緒に製品化することにしたんです」

 うーむ、今の学生さんはすごいんですねぇ。

 「当初は西原町一周だったのですが、沖縄一周にしてはどうかと提案し、共同で作り上げていきました」

 聞けば、キャラクターはもちろん、後述するカードやクイズなどの内容も、すべて学生さんの手によるものだそう。

 「サイコロやコマにはプラスチックでなく木が使われていますが、これも学生さんたちのこだわりです」

 エコにも配慮しているとは、さすがです!

ユニークな工夫満載

 さて、肝心のすごろくの内容ですが…。こればっかりは遊んでみないと分からない! というわけで、借りてきたすごろくを編集室内に広げ、周囲の冷ややかな目にもめげず、調査員仲間とともにゲーム開始です。

 カラフルなすごろく盤を広げ、コマを並べたら、まずは「お仕事カード」を引きます。このカードの内容が抱腹絶倒! 「ガジュマルのひげ切り職人」「シーサーの代役」など、沖縄にちなんだユニークな仕事の数々に、のっけから場が盛り上がります。

 すごろく盤の黄色いマス目には沖縄の全41市町村の名称が書かれており、国頭村から本島内を南下し、離島を経てゴールを目指します。各市町村のマス目には、名産物など地域の情報が織り込まれているので、「中城村って島ニンジンが名物なんだね〜」など、自然と会話が広がるのも魅力。止まったマス目によっては、沖縄クイズやお土産カード(ゴール時にお金と交換)を引けるなど、イベントも豊富です。

 クイズに正解したり、お給料のマス目に止まったりすると、ゲーム内の通貨である「ナンクル」をゲット(お給料の金額は最初に引いたお仕事カードによって決定)。一番多くお金を集めた人が勝ちですが、すごろくに「お金集め」という要素をプラスすることで、さらに熱中度がアップしています。

 2〜6人まで遊べて、プレー時間は1回約60分。沖縄の知識が楽しく身につき、親子のコミュニケーションもたっぷりとれそうですね。

 すごろく遊びでしばし童心に返った調査員。あぁ〜面白かった!! え? 調査? なにそれ、分かんなぁーい。それより、ごはんまだー?(悪い意味で幼児化)



製品に関する問い合わせ
☎098(958)1515(有限会社スキル)

このエントリーをはてなブックマークに追加


すごろくで沖縄一周
金城一文さん
すごろくで沖縄一周
すごろく盤やパッケージのイラストは、芸大生がデザイン。価格は税別3800円(近日中に値下げの予定あり)、公式サイト経由(「おきんちゅくん」で検索)で入手できます
すごろくで沖縄一周
ゲームで使うカードとお金も凝っています!
すごろくで沖縄一周
コマとサイコロは木製。コマはゲーム中に高くすることができます。お金集めに熱中する子と、コマを高くすることに熱中する子に分かれるそう
>> [No.1595]号インデックスページへ戻る

↑このページの先頭へ戻る

<< 前の記事  次の記事 >>