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[No.1371]

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「島ネタCHOSA班」2011年07月07日[No.1371]号

ポーク玉子おにぎりは、ハワイ生まれと耳にしたのですが、本当でしょうか?

ポーク玉子おにぎりは、ハワイ生まれと耳にしたのですが、本当でしょうか?(2011年07月07日掲載)

マハロの国からアロハ?
(沖縄市Mさん)

 ななななぬ!? 今や、観光客にも沖縄名物として認知されているポーク玉子おにぎりがハワイ生まれ? そんなハズはないハズ?

 生みの親は金城さん?

 ということで、SPAMを製造・販売している株式会社沖縄ホーメルにやってきました。ポークと言ってもいろいろあるなか、なにゆえ君はSPAMを選んだのか!答えたまえ! とお思いの方、へっへっへ~ん、理由はちゃんとあるのです。

 皆さん、約4年前の島ネタCHOSA班「沖縄にポークが定着したのはいつ?」というのを覚えておられますか? その時、ご紹介したように、ポークはそもそも、米軍の携帯食料として沖縄に初上陸したんです。  

 そのポーク缶とは?そう、SPAM! つまり元祖ポーク缶ということなんです。どうでしょう?これで、安心して続きを読んでいただけますね? ではでは…。

 ―お話を伺ったのは営業部主任の久場興志さん。

 「確実にそうだとは言えないのですが、よろしいですか?」

 大丈夫です! ズバリ、ハワイ生まれなんでしょうか?

 「弊社に、ハワイの大学を卒業し、勤続34年目になる者がおりまして、その人の話では、30年ほど前に、日系人の金城さんという方が、SPAMむすびというものを販売し、現地でとても話題になっていたらしいんです。どうも、これが発祥ではないかと言うことでして」

 ほぉ、SPAMむすびですか。

 「おふくろの味」

 「ただ、沖縄のとは少し違っていて、ごはんの上に、テリヤキソースをからめたSPAMを置いて固めた四角い形のものだったそうです。押し寿司をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれませんね」

 ん?テリヤキソース?

 「そうなんです。ハワイではこの食べ方が一般的なんですよ。各家庭で、SPAM用のこだわりテリヤキソースがあるぐらいなんです」

 そうなんですか! なんだか、「おふくろの味」みたいですねぇ。

 「まさに、そうかもしれません。ハワイではポークとは呼ばず商品名のSPAMがそのまま沖縄で言うポークを指すんです。実は、売上げが世界でトップクラスの、SPAM大国なんですよ」

 へぇ~、ということは、ポークが家庭料理に定着したのもハワイが先ということになるんでしょうか?

 「そうですね。それもあって、ポーク玉子おにぎりもハワイ生まれだろうということなんですよ。あちらには日本から移民された方も多いですし、『おふくろの味』であるテリヤキSPAMをおにぎりにしようと考えても不思議ではないということなんです」

 なるほど。双方のおふくろの味が合わさったものだったというわけですね。

 「はい。ただ、あくまでもそうだろうという話です。諸説あるかもしれませんので(笑)」

 ポーク玉子おにぎりの源流を探る今回の調査、生まれはハワイだったのかもしれないとの結果が。 

 だが、それは、あくまでもSPAMMUSUBI。今や沖縄に定着し、オリジナルな形状や味を持つポーク玉子おにぎりは、沖縄生まれのウチナームンと言えるのではないだろうか?皆さんどうでしょう?


マハロの国からアロハ?
これぞ定番!「ポーク玉子おにぎり」
マハロの国からアロハ?
久場興志さん
マハロの国からアロハ?
バリエーション豊富な元祖ポーク缶「SPAM」
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