沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1393]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2011年12月08日[No.1393]号

大ファン
 私のしゅうとめは、毎週木曜日早朝から待ち焦がれる程「ワシントコポスト」の大ファンです。そんなお義母さんは孫の面倒を見てくれるだけでなく、私達のご飯まで作ってくれていつもお世話になりっぱなしです。 
 義母さんと義父さんが優しく立派に育ててくれた息子さんと結婚でき、家族になれて私は幸せ者です。離れてるけど兄妹もでき、独りぼっちにならずに済んで本当に有難いです。
 お仏壇のヤクルトにも優しさがあふれていて感謝でいっぱいです。
 そんな気持ちを面と向かっては言えず、態度で表すこともできず甘えてばかりでごめんなさい。こんな嫁ですが、これからもよろしくお願いします。
 11月10日ユキお母さん、お誕生日おめでとう!
(読谷村 にこ)
(編コメ)お母さんの誕生日に間に合わず「すみません」。お嫁さんからお義母さんへの感謝の心が伝わってきます。
親父とテレビ
 ある日の夕方。好きなテレビ番組を見ていると、テーブルの向かいで孫が宿題を始めた。ところが、ノートを見ながらも、目は画面をチラチラ。やはり、テレビを付けっ放しだと宿題に集中できないらしい。無理もない。
 そこで、やむを得ずスイッチを切った。お気に入りの時代劇だったが、仕方がない。と言うか、もう40年以上も前の光景がふっと頭をよぎったからだ。当時、僕と一つ下の弟は大学受験のための浪人中。ところが、そのころはテレビ放送の発展期と言おうか、面白い番組が連日、目白押しだった。
 そんな訳で、僕らの勉強もテレビのおかげで一向に進まない日が続いた。いくら部屋にこもっても、親父の見るテレビの音がもれてくると、ついつい顔を出してしまう。そこで、弟と2人で一計を案じた。単にテレビを見ない、とするだけではらちがあかない。いっそのこと、テレビのブラウン管を抜いてしまおう、と決めたのだ。抜いたブラウン管は押入れの天井裏の奥深くに隠し、簡単には使えないようにした。
 おかげで、何とか机に向かうことができた。ただ、問題なのはこのことを両親の了解を得ずに実行したことだ。特に親父は仕事の終わった後、晩酌をしながらテレビを見るのが大好きだった。ゴルフなどのしゃれた趣味?なども持たないおやじにとって、ほとんど唯一の楽しみだったんだ、と今にして思う。
 その頃、親父とわれわれ兄弟の関係はとても微妙なものだった。あの年齢の少年と父親の間に特有の気まずい空気が濃厚だったのだ。それで、ブラウン管を抜いたことにどう反応するのか。その晩を待った。しかし、何事もないかのように、おやじは黙って新聞を読んでいた。母親から事情を聞いたのだろう。われわれには何も言わなかった。
 あの時のおやじの胸中を思いやると、いたたまれない気持ちになる。恩返しの真似事も出来ぬまま、五十代の前半で早死にしてしまった。可能なら、今、思いっきり抱きしめてやりたい。
 (那覇市、ゴッドファーザー)
(編コメ)父親と息子の関係。年齢によっては微妙な時があります。お互いのことが理解できず、親になって初めて、その時のことが「理解できる」。でもその時は「親はいない」。私もそのたぐいです。
息子
 先日グローブを手入れしてる高校生の息子に「野球やめたいと思ったことない?練習辛くないの?」と聞いたら「思わないよ。人生80年の間のたった3年間だよ。やめたいと思わないよ」って言ったんです。
 私感動しました。少しずつだけど精神的にも成長したなぁと思いました。少年野球、中学生時代、今の高校のそれぞれの監督さんや野球仲間に感謝しました。
 小学校4年から始めた野球。高校卒業まで頑張ってほしいです。
 (宜野湾市 のーり)
(編コメ)好きなものは少々辛くとも頑張れるものです。野球の技術だけでなく精神的にも大きくかつたくましく、頼もしいです。息子さんのこれからの成長楽しみですね。
島んちゅのたから
 先日、旦那が体験し感動したお話です。
 休日に長男を連れてバス・ゆいレールに乗り職場まで行ったのですが、そのバスは休日ということもあり満員。席がほとんど空いていなかったようです。
 すると、とあるバス停より足の不自由な方が乗車したら、座席に座っている方がみんな席を譲ろうと一斉に席を立ったのです。
 さらに乗車時の介助を見ず知らずの方が手を貸していたのです。気持ちはあっても声に出したり行動にうつしたりするのは勇気のいることです。できそうでなかなかできないことです。
 出身が本土である旦那は感動して胸が熱くなったそうです。
 帰宅した旦那が「うちなーんちゅのちむぐくるは上等やっさ~」と清々しい表情で話していました。
 いつまでもそんなちむぐくるの持ち主の多い沖縄で有って欲しいです。
(南城市 SH)
(編コメ)慌ただしい時代にあっても、親切心や道徳心はいつまでも持ち続け行動していきたいですね。「美ら島沖縄」。自然だけでなく心も厚く美しくありたいです。
念願の宮古旅行
 沖縄に住み始めて今年で5年目になりました。本島の有名な観光地はほとんど行き、沖縄の方よりも詳しいかもしれないくらいです。
 石垣島には行った事はありましたが、宮古島に行った事がなく、沖縄に住んでいてもなかなか行けないな~と思いつつ、いつか行ってみたいな~と思っていたら、なんと飛行機の片道2800円という安さで行けるという事がわかり、こんなに安いならぜひ行きたい!子供も6カ月になったので、旅行も大丈夫だろう~と思い、初離島へ主人と子供の3人で家族旅行に行ってきました。
 子供中心のゆったり旅の内容で観光してきました。せっかくなので、伊良部島も行ってきました。
 天気はあいにく曇り空でしたが、きれいな自然の風景と、本島とはまた違った海や白い砂浜も見る事ができ、大満足の旅行でした。
 旅行は景色もですが、なんといっても、食事も楽しみの1つで、宮古牛も堪能してきました。
 子供連れ旅行は神経も使って疲れましたが、家族の良い記念になりました。
 たくさんの離島をかかえる沖縄ですが、1つ1つの島をいつかぜひ行ってみたいと思います!
 (沖縄市 主婦)
(編コメ)沖縄県内の離島は島それぞれに文化・歴史などが異なり、個性的です。ぜひ多くの島に足を運んでいただき、その土地の空気と人々に触れてほしいと思います。ちなみに私も「全島制覇」はしていません。
中国でエステ
 9月に中国へ1カ月間の出張をしました。そこで念願のエステへ行って来ました~!観光情報誌で見つけたお店で、フェイシャルを体験。
 1回目ってこともあって、大特価の100元(1200~1300円)/60分です。担当してくれたスタッフの方は、日本語ペーラペラ。2度ほど「日本人ですか!?」って聞いてしまったくらい、イントネーションもキレイ。たん能に使いこなしていました。
 連日連夜の油ギッシュな中華料理で、お肌が荒れ放題でしたが、期待以上に丁寧にやってもらって、ツルツル、しっとり、大満足♪
 私は荷物を減らすため、洗顔石鹸のみを使っていました。
 「メーク落としオイル使わないと、毛穴の汚れは落ちないよ!」と、そのスタッフにビシッと叱られ、ドラッグストアで購入。きちんとアドバイスもくれましたね。中国って適当じゃないんだ!
 「今度はいつ来る?」と、何度も営業をかけられましたが、「あと1回は来たいなぁ~」と、しらばっくれて、体験終了!
 あー、楽しかった
 (浦添市 りえちゃん)
(編コメ)出張での緊張を和らげる「フェイシャルエステ」。心地よかったかと思います。
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