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[No.1898]

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「ワシントコポスト」2021年09月23日[No.1898]号

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ヤングケアラー

 昨今、社会問題になっている子どもによる介護や幼いきょうだいの世話役など、今まで見過ごされてきた子どもたちがいます。私も子どもの頃、ヤングケアラーでした。ハンディキャップのある親の介護や家事に追われていても、片方の親は一見健常者に見えるため、社会的弱者の部類には入れず。お金は親が全て管理していたので私は母親の管理下に置かれ、社会人になっても支配され、マインドコントロールをされていました。

 結婚して初めて自分が育った家庭以外を知り、だんだんと洗脳が解け、世の中を知り、幸せになりたいと何度も何度も努力しますが、自分の育った環境はあまりにも貧しく、みじめなものだったので周りに溶け込むことができません。50代になった今でも、声を出して笑うことができません。

 子ども時代は、子どもらしく遊んだり笑ったりして過ごすことが大切なことだと思います。八方ふさがりで、大人の顔色をうかがって育った子どもは大人になれないのです。どうか、このコロナ禍で、家にいることがとてもつらい子どもたちがいることを知ってほしいのです。助けてほしいのです。

(那覇市 SOS)

(編コメ)家族の介護などを担う18歳未満の子どもたち。外からは分からないことも多く、周囲の大人が子どもたちの様子を見て声を掛けることも大事だと思いました。SOSさんも大変な思いをされてきたのですね。少しずつでも状況がよくなることを願っています。

たまご

 皆さんは、卵を割ると黄身が2つ入っていた経験はありますか? 私は47年間生きてきて、たったの一度だけ経験しています。あの不思議な感覚は今でも忘れられません。

 ですが、小4の息子くんは、もうすでに6回も経験しているんです。「お~っ、父ちゃ~ん、今日も黄身が2つ入っていたよ~」ってね。

 47歳の男がたったの1回で、10歳の男がもうすでに6回。なんなんでしょうか、この違いは…。でも、黄身が2つの卵を見ると、割っていない私まで少し幸せな気分になれるから不思議です。今度はその強運を父ちゃんにも分けてねっ。

ワシントコポスト

(宜野湾市 りゅうすけ)

(編コメ)黄味が2つ入っている卵を二黄卵(におうらん)というそうです。確かに、幸せな気分になれるような気がします。息子くん、すごい!

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