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[No.1861]

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「ワシントコポスト」2021年01月07日[No.1861]号

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ジョニーへの伝言

 結婚してはや8年。妻と出会ってから、16年がたつ。妻と付き合い、結婚することで多くの人と出会ってきたが、特に印象強く興味深いのが義理の父です。

 ある日、酒席で盛り上がり、ふとしたきっかけで近くのカラオケへと行く機会がありました。普段なかなかカラオケには出掛けない義父であったが、満を持して歌った曲が「ジョニーへの伝言」でした。その歌詞とメロディーにはメッセージ性があり、私の心に今でも刻まれています。

 さて本題へ。先日ジョニー宜野湾さんが、出演していた番組「アゲアゲめし」を卒業されました。私にとって、「ジョニー」という響きが頭にある中での番組スタートだったため、第一回目の放送から「録画して欠かさず視聴し、毎回店主に贈られる歌を楽しみにしていました。特に「あなたのそばにいたいから…」という名曲が誕生した日本そば特集では、愛にあふれた歌詞に涙し、録画した番組を何度も見ては、この曲の愛の大きさを感じていました。

 そのジョニー宜野湾さんの卒業にあたり、彼に「感動をありがとう」と伝言を残したい。さらに、長男が生まれようとしている今、前出の名曲をはじめ、歌の持つ力を次の世代にも伝えていきたい。本当に感動をありがとう。ジョニー宜野湾さん。これからも応援しています。五番街のタローより。

(那覇市 五番街のタロー)

(編コメ)昨年同番組を卒業したジョニー宜野湾さん、お疲れさまでした。掲載が遅くなりましたが五番街のタローさんから伝言が届きました。ジョニーさん、愛あるメッセージ読んでいただけたら幸いです。

明るい年、願う

 コロナで社会が一変したこのごろ、やはり「健康第一」を考えます。より免疫力を高め、もろもろの感染症にかからないよう呼吸法は大切ですね。(11月26日付け10面の)鼻呼吸、さっそく実践しています。

 近頃は、毎日の新聞を隅から隅まで読むのが楽しみの一つになりました。読んでいて知らない文字、漢字、意味などがあると、ちょっとメモして後で調べるなどし、とても勉強になります。木曜日はさらに楽しみです。レキオに盛りだくさんのことが書かれているので全部ワクワクして読みます。

 今年が明るい年になるよう願いたいです。

(西原町 H・T)

(編コメ)いつも読んでいただきありがとうございます。私たちも健康に気を付けながら、もっと楽しんでもらえるような記事をお届けできるよう頑張ります!

母のカジマヤー

 施設から送られてきた小さな1枚の写真。紅型を着て、紅を差し、少しはにかんだような、それでいて子どもみたいにうれしそうな笑顔のカジマヤーの母の写真です。

 この間、園より、カジマヤーなので撮影用の衣装をとの連絡があり、「えっ、カジマヤー?」。まだまだ先だと思っていた母の年に驚きつつも、慌てて友人、知人に電話しました。写真用に貸し出しがあるとか、市場に行けば安い紅型が売られているなどといろいろ教えてくれました。

 そのとき、ふと思い出したのが、今は県外に住む妹が学生のころ、琉舞をやっていて賞を受けるため、紅型を持っていたことを。さっそく妹に聞いてみると「実家にあるはずだよ」との言葉に数時間後、タンスの中より2枚の色鮮やかな紅型を見つけました。

 母に選んでもらうべく園に持参、一目見るなり、ピンクと黄色を選びました。残念ながら、コロナ禍の今、写真撮影には立ち会えないとのことで、妹の「母ちゃんが着てくれたらうれしいよね」との言葉を添えた手紙を母に渡しました。

 かくして送られてきたのがこの1枚の写真です。通常の面会ができない今の時期、母の笑顔の写真は県内外に住む子どもや孫たちに幸せを運んでくれたようで、皆からすてきなメッセージが続きます。

 母が元気にカジマヤーを迎えることができたのもひとえに施設の職員の皆さま、母に関わってくださったすべての皆さまのおかげだと感謝申し上げます。そして「母ちゃんが着てくれたらうれしいよね」って言ってくれた妹の言葉もうれしかったです!

 本当にありがとうございました。

(那覇市 わたしんち)

(編コメ)紅型衣装に袖を通したお母さん。本当にうれしかったことでしょう。その晴れ姿を子や孫に見てもらうこともできてよかったですね!

ヤモリ VS 家守

 家の中を掃除するたびにヤモリさんの落とし物が気になっていましたが、コロナ禍で外出が減ると清潔、消毒、と自然に掃除の回数が増えました。同時にヤモリさんの後始末も増えるわけです。

 なんとなく同じ場所で用を足しているのを感じながら片付けていましたが、掃除のときの観察で確信に変わりました。それは、やはり決まった場所です。とすると、しつけはいいのかな? いやいや困るんです。片付けることを考えてトイレとおぼしき場所に古い琉球新報(?)をたたんで置き、さらに親切(?)にトイレットペーパーも折って重ねました。

 翌日の掃除のときには落ちていないので、次の日まで待ってから見るとまだ落としていません。外出中? はたまた便秘? さらに3日目もないので簡易トイレは片付けることにしました。

 ところが‼ 次の日の朝の掃除で、しかも同じ場所で落とし物発見です。思わず上を見上げ住人を捜しましたが見えませんでした。テリトリー主張、勝利の笑顔で上から見下ろしていたのかもしれませんが。

 幼いころに「ヤモリさんは家を守ってくれているんだよ」と聞かされているので懲らしめるわけにもいきません。せめてパンパースを贈ってあげられないものかと思いながら、負けないようにと私も家を守る日々なのです。

(西原町 ユージンのつもり)

(編コメ)ヤモリさんったら、簡易トイレを片付けた次の日に用を足すなんて、まるで嫌がらせのようですね(笑)。上から見下ろしニヤリとするヤモリさんの顔を想像してしまいました。

娘の気持ち受け止め

 2020年12月3日付「すべては子のため」を読んで。県外に住む41歳の娘が中学2年生のころを思い出しました。

 仕事を終え、帰宅した私を珍しく待っていた娘。美術の時間に男子生徒とふざけていて、窓ガラスを少し割ってしまったとのこと。先生に謝ったけれど、職員室の先生方全員に謝ってくるよう言われて、とてもつらかったとのことでした。

 まだ、気持ちが治らず話ながら泣いていました。私もちょっとおかしいなと思い、先生にお手紙を心を込めて書きました。翌日、娘は明るい表情で、先生が分かってくれたと話していて一安心。あのとき、娘の気持ちをしっかりと受け止められて私も成長できました。

(那覇市 シラさん)

(編コメ)先生も思うところがあったのかもしれません。娘さんが明るい表情になってくれて本当によかったです。いまでは懐かしい思い出ですね。

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