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[No.1833]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2020年06月25日[No.1833]号

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言葉に感激

 5月21日付「言葉」を拝読しました。新しい大切な車をぶつけられた女性の息子さんが、ぶつけた相手の女性に歩み寄り、「けがなどはありませんか?」と言ったこと、信じられません。そんな言葉が素直に出る人は聞いたことがありません。ドラマではありますが。
 いまどき、こんなにすてきな息子さんがいることに感激しました。きっと、お母さまがすてきな方なんでしょうね。
 私も小さなことですが思い出しました。30年近く前のことです。県外にいたとき大好きなスターのイベントがあり、朝早くから電車に乗って出掛けました。娘は私のために大きなカメラを抱えて、一緒に行ってくれました。公園でしたので、着いたときには大勢の人だかりでとても私のカメラで写真を撮ることができません。
 すると当時、高校生の娘は大きな木を見つけて登り、両足を枝に、両手で大きなカメラを持ってスターたちを撮り始めました。そこへ、ファンの一人が私のも撮ってください、とカメラをよこしました。私はなんてずうずうしい人、好きなスターをこんな思いをして撮ろうとしているのにと、「今、うちのを撮っていますので」と断るように言いました。そしたら娘が「いいですよ」と言ってその人のカメラを取り、撮影していました。
 わが家のことで小さなことですが、娘は4月からコロナが心配だからお母さんは家にいてと、せっかくのお休みの日曜に買い物に行ってくれます。すてきな息子さんには及びませんが、つい娘のこと、親ばかで書いてしまいました。

(本部町 赤ボウシ)

(編コメ)お母さんのために木に登って撮影してくれたんですね。危なくなかったのでしょうか? たくましさと優しさ、そして思いやりのある娘さんですね。

面白いこと2つ

 ひきこもりぎみ生活が続く日々ですが、ときどき面白いことも。
 ①スーパーの駐車場で―カートの下の段に置いたケース買いのお茶だけを車に積み、上の段の食料品の詰まったマイバッグを積み忘れて、そのまま走り去るおじさんを目撃しました。
 「あっ、忘れてるっ! おじさーんっ!」。お店に預けたマイバッグは10分後に取りに来たそうです。世の中には、こんなそそっかしい人もいるんだねと、人のことを笑っていた私でしたが…。先日、別のスーパーでケース買いのツナ缶をカートに置いたまま、上に乗っけたマイバッグだけを持ち、カートを戻して店を出ました。後から来た女性客に指摘され、慌てて取りに戻りましたが、とても恥ずかしかったです。人の失敗を笑ってはいけないと反省しました。皆さまも忘れ物にはご注意を。
 ②毎日のように庭に落ちているどこかの猫の落とし物を片付けている私。ときどき、見かける茶トラ、サバトラ、白茶、シャツを着た黒猫…。目撃者がいないので誰が犯人なのか分りません。
 近所のTさん(70代)にそのことを話すと、「へぇー、洋服着けている猫ってもいるわけ? 見たことないさぁー。うちは裸の猫しかみたことないよぉー」と真顔で言うので私は笑いが止まりません。
 彼女は表現が面白くてカタカナ語が苦手。ウオーキングをフォーキング、ペットボトルをペットボール、コレステロールをコロステローって言います。コロナウイルスのせいで、予定していたイチゴガーリー(いちご狩り)が中止になったと残念がっていました。

(読谷村 匿名)

(編コメ)①人のことを笑っておきながら、自分も同じような失敗をしてしまうこと、ありますよね〜。②イチゴガーリーの響きがかわいいですが、コロステローはなんだか怖い…。楽しい話題をありがとうございました!

ステイホーム!

 緊急事態が解除され、日常の生活を取り戻しつつ、自粛生活はまだまだ続けなければと思う日々。休校中は、5年生から下は2歳児まで6人の誰かがわが家でステイホームしていました。
 しばらくは、ゲームしたり隠れんぼしたり、お勉強したりと過ごしていましたが、公園にも行けずにエネルギーを持て余しているちびっこたちは、とうとう家の中で欄間伝いに、「あ〜あ〜」とターザンごっこ! 布団を出してきて秘密基地作り!
 欄間が落ちるからやめなさい、と言っても聞く耳持たず。孫のけがより欄間の心配をするばぁば(笑)。揚げ句の果ては大人も加わって野球大会で大暴れ!  帰り際にはゴミ屋敷と化したリビングを一斉に片付けるのが日課でした。学校も始まり、孫たちの元気な声も、お昼のお弁当作りもなくなり家の中が静かになりましたが、孫の笑顔が私の健康の源でした。
 家族が元気で健康で過ごせますようにとばぁばは、ヒノカンにう〜と〜と〜しましょうね〜!

(うるま市 ふらんけんの母でした!)

(編コメ)とてもにぎやかに過ごしていたご様子。大忙しだったと思いますが、お孫さんたちがいなくなって寂しくなったのでは?

子どものお手伝い

 7歳の息子が大きな声で「よし! ママのために皿を洗ってあげる」と上着を脱ぎ捨て、気合いたっぷりに言いました。
 仕事や家事を終え、夕食の残りを食べながらゆっくり晩酌している私。つかの間の安らぎ…。「どう? ママうれしい?」と汚しの名人に言われ「はい」と返事しました。
 しばらくすると、キッチンから水を流す音と息子の鼻歌が聞こえてきたので(私のためにしてくれているし子どものやる気を踏みにじらないよう笑顔でいよう)と自分に言い聞かせて、いざ様子を見に行くとシンクは泡だらけ、床は水浸し。
 「イヤぁぁー!」と悲鳴をあげる私に息子は「大丈夫ママ! ちゃんときれいにするから。頭で考えているんだよ」と言うので喉に詰まった言葉を飲み込み、アレコレ言わず平常心、平常心。
 事が終わり、息子は褒めて褒めてと満面の笑み。息子にお礼を言って、彼が寝た後に後片付けしました。うん! 明日、母と姉に自分が忍耐強くなったと褒めてもらおう!

(宜野湾市 キラキラ)

(編コメ)ママのために張り切る息子さんの姿が目に浮かぶようです。息子さんは褒めてもらい大満足だったと思いますが、ママだって褒めてもらいたいですよね〜。

切り株から花が!

 あら、びっくり! 伐採された切り株から花が咲いている! と思いきや、穴が開いているところに花を植えたようです。

ワシントコポスト

(那覇市 スイートフラワー)

(編コメ)切り株から花が咲いているようで、ユニークですね。

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