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[No.1810]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2020年01月16日[No.1810]号

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いつかまた会いたい

 関西の専門学校に通っていた20代のときのこと。先生とクラスの数人が親しくなり、先生の家におじゃましたり、ピクニックに参加したりと楽しく過ごしました。
 沖縄に帰ってきてからも旅行のお土産をいただいたり、お礼にマンゴーを贈ったりするなど交流を続けています。
 昨年の年賀状に「高齢のため最後の年賀にしたい」と書かれていたので心配になり、昨年の4月に40数年ぶりにお会いしてきました。数人の名前を覚えていてくださり、あのころの話に若返りました。先生は、お元気でしたので安心しました。
 ところが、この夏、娘さんより「認知症のため礼状も書けないほどで、老人ホームに入所しました」と便りが届きました。ショックと寂しさでどう表現していいか分からない状況です。でも、たとえ先生からの便りはなくても、年賀状は送ろうと思っています。少しでも私のことや、あのころを思い出してほしいから…。いつかまたお会いしたい!

(南風原町 匿名希望)

(編コメ)元気だった先生の今の状況を知って、悲しい気持ちになったと思います。匿名希望さんの年賀状を見て、少しでも状態が良くなり喜んでくれることを願っています。

女性用お手洗いにて

 私がよく利用する大型スーパーの女性用お手洗いに張り紙があります。
 「女子高生の皆さんへ ここで髪を染めるのは禁止します」
 姉に「どういう方法でカラーしているのだろう?」と聞いてみると、「洗髪の要らない染毛剤を使っていると思う」とのこと。
 後日、張り紙は「女子高性の皆さんへ ここで髪のカットは禁止します」になっていました。「見掛けたことはないけど厚かましい」に、「『性』は『生』でしょう」と指摘されました。
 偶然にも制服姿の女子高生が私服に着替え、メークしているところに出くわしました。彼女たちはバイト? デート? 高校近くのスーパーは便利でしょう。60代のおばあちゃん根性で観察すると、見事な変身ぶりです。

(那覇市 南国乙女)

(編コメ)トイレで髪を染めたり、髪を切ったりしているとは驚きました。張り紙は効果がないようなので、タイミングが合えば直接お店の方が注意するほうが効き目はありそうですよね。

私のヒーロー

 早朝 コンビニに寄り、いざ会社へ出勤しようと車のエンジンをかけようとしてもかからない。何度試みてもエンジンが動いてくれません。
 まず職場へ事情説明し焦る私。次にどうすれば良いか分からず、仕事に出掛けた主人に悪いなと思いながら電話しました。慌てて話す私に対し「どこに停めた?」、「分かった、今から行く」と二つ返事で駆け付けてくれました。
 主人は、レッカー会社の方や修理屋さんとやりとりをし、車を止めていたコンビニの方にもお礼を言い完璧に対応してくれました。
 そして「あとは、お願いね」と言って、さっそうと私のヒーローは仕事へ行きました。結婚して15年。愛情を言葉にしたり、花を贈ったりとか気の利いたことはできない人ですが、私が困ったときにあれこれ言わず駆け付けてくれる主人。この人と一緒になって良かったと再認識させられました。また、主人の職場の方々、ご迷惑お掛けしました。

(宜野湾市 キラキラ)

(編コメ)すてきなご主人ですね〜。仕事中にもかかわらず、キラキラさんのためにさっそうと現れ、去っていく―。まさにヒーローですね!

しつけについて

 昨年はアウトドアや、新聞への投稿も初めて挑戦できて充実した一年となりました。しかし、一つだけ残念な出来事がありました。
 それはクリスマスイベントに行ったときのことです。アトラクション待ちしていた子が急にジャンプ(?)して、誤って私のバッグを蹴って泥をつけたのです。その子の親は子どもに「ダメでしょ」だけ言って、私には謝罪の一言もありませんでした。
 子どもは小学2〜3年生ぐらい。わざとでなくても、人の物を汚してしまったことが悪いことだと分かるはず。私はプレゼントにいただいたばかりのバッグでショックが大きく、泥を拭き取っている間に、その親子はいなくなりました。私も同じ年代の子の母。しつけはきちんとしようと思いました。

(うるま市 りんりんラブ)

(編コメ)子どもは悪いことをしてしまった、と固まってしまいどうしていいか分からないこともあるかもしれません。しかし、母親がりんりんラブさんに対して何も言わないというのはおかしいですね。

クリスマスの奇跡

 去るクリスマスの日に、わが家族に奇跡が起こりました。
 うちの母は再婚で、私たち二人兄弟以外に姉がいることを知ったのは親戚の集まりで、ちょうど20歳くらいだったでしょうか。母の妹にあたるおばさんから「あなたたちにはもう一人姉がいるんだよ」と聞かされたとき、とても衝撃だったことを覚えています。
 実は母も娘を産んでから一年弱でいろいろあり、引き離された過去を持っていたことも知りました。母になんで教えてくれなかったのと詰め寄ったこともありました。しかし母は今の父や私たち兄弟の家庭を守ることに専念し、娘のことは語ることなく長い月日が流れました。
 それが、去るクリスマスの日に突然、戸籍を頼りに母の元を訪ねてきたのです‼ 母から突然電話がきて「どーしよう! 大変なってる! 泣きながら娘が来てる!」と話したことを今でも信じられずにいます。
 姉は結婚しており内地で暮らしていたそうで、46年の長い月日が流れ突然の再会に戸惑いはありましたが、お互い分かち合うことができた瞬間を目に焼き付けることとなりました。
 まだ信じられませんが、母はまた違った笑顔で娘を抱きしめていました! 姉は訪ねることに勇気もいったでしょう。訪ねてきてくれて本当に本当にありがとうございました! おねーちゃん! また会いましょう!
 突然のクリスマスプレゼントでした。 神様ありがとう! 新たな人生の1ページがそれぞれ始まったことに乾杯!

(読谷村 奇跡ってあるんだマン!)

(編コメ)お母さんもいろいろとつらい思いをされたのだと思いますが、娘さんに会えて本当にうれしかったでしょうね。奇跡ってあるんだマン!さんもお姉さんに会えて、これからはお互い近況など報告し合う楽しみもありそうですね。

詰めが甘かった

 今年のクリスマスは、平日でしたね。仕事もあったので前日にケーキを作りクリスマス用のデコレーションも済まし、当日を迎えました。
 ごちそうを食べ、さあケーキだよと、ろうそくもセットしたとき、「ライターがない! マッチもない!」ことに気がつきました…。
 引っ越し時に全部処分してしまったんです。子どもたちがブーブー言うなか、私は近所のコンビニへ向かいました。とほほ。

(那覇市 まる)

(編コメ)子どもたちは胸をワクワクさせながら、ろうそくに火がともるのを期待していたんでしょうね。クリスマスが来るたびに思い出す、家族の笑い話になるのでは?

猫は見た!


(宜野湾市 ひょっこり)

(編コメ)ネコはいったい何を見たのでしょうか⁉

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