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[No.1775]

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「ワシントコポスト」2019年05月02日[No.1775]号

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孫の帰省

 上京して2年、夏休みや正月にも帰ってこなかった孫が2月に帰ってきました。帰ると連絡を受けた日から私はウキウキ、毎日毎日楽しみにしていました。

 電話やLINEでよく連絡は取っていたのですが、本人と対面したときは一回り成長し、頼もしくなった姿に感動しました。孫の名を呼び、手を握り、肩をさすり、顔に触れ、うれしさのあまり抱きつきました。

 孫はただニコニコしていて…私はその姿に安堵(あんど)し、一人で頑張っている孫を誇らしく思いました。

 二週間近くの滞在で、あっという間に帰ってしまい少し寂しさも残りましたが、このごろは元気なうちに孫と一緒に目黒川の桜を見たいと夢見ています。

(那覇市 さくららん)

(編コメ)お孫さんと久しぶりに会ったときの喜びようが目に浮かびます。お孫さんは照れていたかもしれませんね。一緒に桜を見る夢が実現しますように。

心がほっこり

 夕方、まだ点灯されていない暗いマンションの玄関に、疲れた足取りで近づくと、かわいらしい声と優しそうな女性の声のやりとりが聞こえてきました。
 集合住宅のポストの前で、抱っこひもに小さな男の子を抱えた若いお母さんがいて、「こんばんは」とあいさつしました。
 「おしゃべりができるんですね。何歳ですか」と聞くと、「2歳ですけど、まだおしゃべりが上手にできなくて」と笑いながらおっしゃいました。
 片手に買い物袋を持ち、片手で小さな男の子の足をさすりながら優しく話し掛け会話を楽しんでいるお母さんに私の心はほっこりしてきました。
 最近、スマホに夢中で子どもが話し掛けるも親は反応なし、という光景をバスの中でよく見かけますが、この日の私はいつまでも心の中がほっこりしていました。本当にすてきなお母さんでした。

(那覇市 シラさん)

(編コメ)癒やしのひとときになりましたね。若いお母さんと小さなお子さん、そしてシラさんの姿が温かく心に映りました。

春の日の思い出

 今春、三番目の孫が中学校に進学しました。先日、学ラン姿をLINEで送ってもらい、わが子以上にその成長の早さに時の流れを感じました。「S君カッコいいぞ、頑張れよ」。
 さて、その子の母(私の娘)が二十数年前、京都の短大に入学が決まり、私も入学式に出席。そのあと古都の名所巡りや京歌舞伎を楽しんできました。
 そして、子離れの寂しさと娘がホームシックにならないように「家族新聞」を作ることにしました。
 故郷沖縄の新聞の切り抜きを張ったり、家族の近況を書いたりして「さぁ、毎月作って送るぞ」とはりきっていたのですが、三日坊主で終わり、二年間に10回発行(?)して終わりました。
 しかし娘は寮生活だったのでホームシックも軽くすみ、北海道や鹿児島県出身の生涯の友を得て、有意義な生活を送り、沖縄で就職しました。
 家族新聞の原本は今も押し入れの中にあり、娘を思いながら書いてコピーした光景が春の日の入学式の思い出と重なります。

(那覇市 乙女座のババ)

(編コメ)あっという間に時は流れ、さまざまな思い出が心に刻まれていきますね。心地よい春の陽気を感じさせるお便りをありがとうございました。

魔女になる方法

 魔女になりたい1年生へ。私の孫は2年生です。幼稚園のころ、ユニバーサルスタジオに行ってハリーポッターの世界を体験して以来、「魔法使いになりたい」とつえを振り回しています。
 私は、彼に魔法使いになる方法を教えるからとささやきました。「図書館の本のどれかに、魔法使いになれる方法が書いてあるから、本を読んでねー。つえがそれぞれ違うように、どの本に書いてあるかは教えられないけどね」と。
 それから彼は、図書館の本を読む楽しみを見つけました。いろいろな知識や、自分では体験できないことを本の世界で知ることは、ある意味魔法ですよね。

(名なし)

(編コメ)4月18日付「魔女になりたい」を読んでのお便りです。「魔女になる方法を調べておく」と娘さんに言った魔女の父さん。名なしさんのお話、参考になるのでは?

娘との会話

 最近、2歳1カ月になって、少しずつ意味のある言葉をしゃべり始めた娘。そんな彼女とのある日の会話です。
 朝ごはんに卵焼きを作り、それを食べた娘。
 「ママ~おいちーね。これ、おいちーね」「ありがとう。卵焼きおいしー?」「うん。マーマ! これ、チンした?」
 朝からずっこけた私。「(レンジで)チンじゃないよ~。フライパンでジュージューしたよ」。娘、また一言。「チューパー?」。
 私の作るご飯はレンジでチンか、スーパーの総菜のどちらかでできていると思っているのでしょうか? 朝から大笑いさせてくれた娘。これからもいっぱいおしゃべりしようね♪

(豊見城市 アンパン)

(編コメ)「チューパー」とはスーパーのことなんですね。小さなお子さんのたどたどしい言葉遣いは、何とも言えないかわいさがあります。毎日のおしゃべりが楽しそう!

母の愛

 時折、勤務中の私に「母の愛お届けしました」という父からのメールが届きます。このメールがあると夕食の準備が不要で、私はホッとします。家に帰ると夕食のおかずのほか、子どもたちの好きな果物があり、冷蔵庫の中にも、まさに母の愛であふれているのです。
 私と同様に仕事を持ちながら4人の子育てをした母は、やんちゃな息子たちに手を焼いている私に何かと気を使ってくれます。感謝、感謝でいっぱいです。運転手役のお父さんにも、ちょっぴり感謝ですよ(笑)。

(那覇市 マキちゃんママ)

「母の愛」うれしいですね! お父さんへの感謝は”ちょっぴり“だけですか(笑)?

素晴らしい才能

 新学期に向けて前年分のノートを整理していたら、娘の自由ノートに書いてある俳句を発見。
①ひなまつり ひなあられたべ 
 ふとったよ
②かたつむり マネしてあるき 
 チコクした
③あめあそび トイレへはしれ 
 あ、もれた
 ちゃんと季語が入った俳句にブラボー。

(うるま市 りんりんラブ)

(編コメ)すばらしい感性の持ち主ですね! 娘さんの作品をもっと読んでみたいです!

空を見つめる鳥

 ある日のこと、ぼーっと海を眺めていました。ふと隣をみると車に鳥が止まって空をじーっと見つめています。鳥よ、何を思っているの?

(宜野湾市 ベル)

(編コメ)さて、何を思っているのでしょう? ところでベルさんは海を眺め何を思っていたのですか?

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