沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1763]

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「ワシントコポスト」2019年02月07日[No.1763]号

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自慢の妹

 突然ですが皆さんは100キロメートルを歩けますか? たぶん歩ける人は、そうはいないと思います。私も歩きたくないもん(笑)。
 でも私の妹は、100キロメートルを歩いちゃいました! 4日かけてではありますが、毎日約27キロメートルを歩いたんです。もう尊敬します! そんな妹を見て、私も何かやりたくなりました(歩くのはいやだけど)。皆さんも挑戦してみては?

(八重瀬町 ひまひま星人)

(編コメ)100キロメートルを歩き終えた妹さんは、充実した表情をしていませんでしたか? 次はひまひま星人さんが、何かに挑戦する番ですね!

じゃんけんとあいさつ

 朝のテレビ番組でじゃんけんコーナーがあります。「一週間で100ポイント取れたら○○が当たります」というプレゼント企画や、じゃんけんする方のコメントも楽しいです。
 テレビ相手にじゃんけんをし、その日一日の運試しかな? 勝っても負けても良い一日であれば、と思っています。でも負けるとやっぱりくやしい…。勝つと一日楽しいような気がします。
 人とのつながりを大事に、朝は元気な声で「おはようございます!」というと気が引き締まります。「今日一日、頑張るぞー」と心の中でエイエイオーと一人で気合いを入れています。

(沖縄市 福寿草)

(編コメ)元気にあいさつを交わせたら気持ちがよく、良い一日につながるような気がします。運試しのじゃんけんも楽しいですよね。ちなみに私は日曜日にサザエさんとじゃんけんしています(笑)。

あ~恥ずかしい

 先日、買い物で店へ行ったとき、近所に住む男の子を見かけました。以前はよく家の前で息子と遊んでくれたり、息子を見かけては声を掛けてくれたりする良きお兄ちゃん。
 そこで私は気付いていないフリをするのも良くないと思い、その子に「○○君こんにちは、中学生になって雰囲気も変わったね」などと軽く話をしてその場を後にしました。ですが、その子が妙に私の周りにいるなと感じたのでチラッと目を合わすと、意を決した様子で「すいません! 僕の友達のお母さんですか?」と質問されました。慌てて「近所に住む○○のお母さんです」と自己紹介すると「あぁー!」と理解し安堵したようで「すいません」とニコっと笑って去って行きました。
 息子を通して顔見知りだったので自意識過剰になって、名を名乗らず驚かせてしまったと恥ずかしくなりました。と同時に、その子の対応と行動に感心しました。

(宜野湾市 キラキラ)

(編コメ)突然、話し掛けてきたキラキラさんが誰か分からず、ずーっとモヤモヤしていたんでしょうね。キラキラさんの正体が分かって安心したことでしょう。

トルコ旅行

 今も時々思い出すトルコ旅行の一コマがあります。東西の文明が交差する長い歴史を持ったトルコです。
 ある年の9月に姉と観光旅行に行きました。奇岩の立ち並ぶカッパドキア、古代都市遺跡エフェソス、トロイ遺跡、ギリシャ哲学の始まった場所と教わったイズミールはどんなところかぜひ行ってみたいと思っていた場所でしたが、今もエーゲ海沿岸の貿易港として栄えていました。
 旅行のスケジュールも半分こなし長距離移動で少々疲れていたとき、バスがある集落にさしかかりますと、そこには真っ白い綿花畑が一面に広がっていました。収穫の時期に入っているようでした。
 そのところどころに本当に粗末なぴらぴらのビニールテントが設営されています。「あれは何?」と現地ガイドに聞きますと、「季節労働で出稼ぎに来ているクルド人家族の住まい」だと言います。
 中腰で綿花摘みは私には30分も続けられないなと思いつつ見ていますと、道路の近くで作業していたクルド人母子がバスに向かって屈託のない満面の笑みで手を振っています。私たちも手を振りました。摘まれている綿花が製品になって私たちの生活の中にあるかもしれません。
 豊かで平和な日本に住んでいる私たちは異国の民の労働を知りません。中東紛争などマスメディアを通してしか知り得ない人々ですが、あの屈託のない真っすぐな笑顔は美しかったです。
 バスは次の観光地、石灰岩の棚が幾重にも広がる温泉地パムッカレへと一路走りました。今も心に残る風景です。

(那覇市 仲ユクイ)

(編コメ)現地の人と笑顔で手を振り合う一瞬も、心に残る良き思い出。前回はイギリス旅行のお便りをいただきました。楽しい旅のお話をまた送ってくださいね!

ウエディングドレス

 今から29年前、私は結婚式に着るウエディングドレスを作っていました。裁縫の経験は中学の課題でブラウスを作ったぐらいでした。
 型紙作りもできないので、当時、高校の担任だった先生の奥様にお願いし、生地を選んでもらい作り上げました。
 式の後ドレスは衣装ケースに入れ、天袋の主になっていましたが、今年結婚する娘が「式にはお母さんが作ったドレスを着ようと思う」と言ってきたのです。慌ててドレスを出して確認すると何とか無事。年末帰省してきたときに見せて、このデザインでいいのか聞くと「大丈夫」とのことで、年明けドレスを持って帰っていきました。
 まさか親子で着ることになろうとは夢にも思わなかったので、びっくりと同時にうれしくなりました。
 式当日娘がどう変身するのかが楽しみなのと、後日写真を見ながら主人と思い出話ができるといいなぁ~と待ち遠しいです。

(うるま市 レオ)

(編コメ)母が着たウエディングドレスを娘が着る…。なんてすてきなんでしょう。レオさんと娘さんのウエディングドレス姿の写真を並べて見てみたいです。一生の宝物になりますね!

国際通り

 先日、久しぶりに国際通りを友人と歩きました。学生のころ、おしゃれをして出掛けた国際通りを懐かしく思い出しました。
 柳の木が揺れている国際通りのちょっとおしゃれな店に入ったり、映画を見に行ったり、デパートの屋上で乗り物に乗ったりしました。そして買い物した後は、奮発して山形屋のレストランでラーメンを食べたことも。今ではその面影もなく、お土産屋さんが多く並び、観光客も多くてほとんど地元の人はいない。ここは外国か? と思うくらい外国の方の多さにびっくり。なんとなく寂しい感じと時代の流れを感じながら友達と懐かしい話をしながら歩きました。
 街も時代と共に生きている感じがしました。これからもどんどん変化していく国際通り、懐かしい思い出を探しながら時々は出掛けてみようと思いました。

(那覇市 にこちゃん)

(編コメ)「国映館」という映画館や山形屋があったころとはだいぶ雰囲気が変わりましたよね。確かに寂しさを感じることもありますが、思い出探しと新しい発見をしに散策するのも楽しそうです。

本のプレゼント

 今どき、本のプレゼントで喜ぶ子どもがどれぐらいいるだろうか? 小さいころから本の読み聞かせをしない限り喜んでくれる可能性は薄いような気がします。
 本ほど知識を豊富にしてくれる物はないと思います。本に感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。

(沖縄市 ようき)

(編コメ)読書は集中力がついたり、想像力が豊かになったりするなどさまざまな利点があります。本を読まない子どもでもプレゼントをきっかけに読書が好きになってくれるといいですよね。

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