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[No.1761]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2019年01月24日[No.1761]号

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同じメニューがいい

 昨年12月13日付で、「里帰りされるお子さんに作る料理が毎回同じものになってしまう」というかあちゃんのチャンプルーさんのお便りがありましたね。それを読んで思ったのですが、毎回同じメニューでいいと思いますよ。いやむしろ、同じ方がいいんです!
 自分たちは毎回食べている料理でも、里帰りしてきた方は年に1度の「お母さんが作ってくれたいつもの料理」なのですから。私も年1回里帰りする息子に毎回、作っているのは典型的なうちなー天ぷらです。
 息子のお嫁さんは内地の人なので、この天ぷらは私しか作らないから喜んで食べてくれますし、お嫁さんも好きみたいです。
 私自身も東京で生活していた20代のころ、年に1度の里帰りの楽しみは沖縄そばでした! あのころの東京には沖縄料理の店が少なく、あったとしても値段も高かったので本当に楽しみでした!
 里帰りしたときに、母が手作りの油みそを作って持たせてくれていたのですが、いつもはほとんど肉が入ってないのに豚肉がゴロゴロ入っているのです。あのときは言えなかったけど…
本当は私、いつもの肉が入っているか入っていないか分からないくらいの油みそが好きだったんです!

(那覇市 島ないちゃー)

(編コメ)12月13日付「何をあげたら喜ぶ?」を読んでのお便りです。島ないちゃーさん、いつもより多めの豚肉はお母さんの愛情の印だと思いますが、それでもやはり「いつもの」が良かったんですね〜。

名前を覚えてくれた

 私はデイサービスに勤めています。デイサービスの仕事は、利用者さんと体操をしたり、トイレや食事介助などをしたりと体力を使います。
 つい先日、新しい利用者さんが「あなたは◯◯◯◯さんだったよね」とフルネームで覚えてくれていたことに驚きました。
 「ありがとうございます、名前を覚えてくれていてうれしい」と伝えると「こんな年寄りの世話をしてくれているのに、私はなんのお礼もできないから名前だけでも覚えないと。『ありがとう』は私が言わないといけないのに」と言われました。私は「名前だけでも…」という言葉に感動しました!
 90歳を過ぎている利用者さんが、職員もたくさんいるなかで一人一人の名前を覚えるのは大変なことだと思いますが、その気持ちが大変うれしい出来事でした!
 お礼の品物もうれしいですが…(笑)。「○○さ〜ん」と名前で呼んでもらえるのはもっとうれしい事だと感じました。

(中城村 さつまいも)

(編コメ)利用者さんの言葉は大きな励みになりますね。さつまいもさん、体力を使うお仕事で日々大変だと思いますが頑張ってください!

ゆいまーる精神の助け

 昨年末の冬休みのことです。3歳と小学生の娘2人を連れて、泊まりがてら名護に住んでいる姉家族に会いに行きました。
 近くまで着いたときに、姉家族から名護のマクドナルドにいるとの連絡を受けて、私たちもそこに向かうことに。ところが冬休みシーズン真っ最中もあってか、駐車場も満車のうえにドライブスルーも大渋滞。運転がもともと得意ではない私は、進むこともそこから出ることもできないぐらいの混雑に軽いパニックになりました(汗)。
 とりあえず駐車は諦めて一旦道路に出ようと、そろそろとバックで出ようとすると、ガコンッとすごい音と衝撃が!! 急いで車の外に出てみると、右側の後輪が見事に高めの縁石の下に落ちていて、幼い娘2人を乗せている私はどうしたらいいのか分からず半泣き状態に。すると、見知らぬ若い男性が駆け付けてきて、「大丈夫ですか? 向こうから見ていたんですけど、多分このままゆっくりハンドルを右に何回か切り返して前進したら大丈夫だと思います。運転代わりましょうか?」と救いの手を差し伸べてくれたんです!
 するとほぼ同時にマクドナルドの男性店員さん2人もこの状況が店内から見えたようで、駆け足で飛んできてくれました。
 私は運転を代わってもらい、男性3人は指示を出し合いながら無事、車を平坦な道まで出してくれて事なきを得ました。
 店内もドライブスルーも混雑でとても忙しい時間帯だったのにもかかわらず、すぐさま駆けつけてくれた2人の店員さん、そして通りがかりに真っ先に声を掛けて助けてくださった男性の方、その節は本当にありがとうございました! この場を借りてお礼を言わせていただきます。もともと名護は心温かい人たちがとても多く大好きな町でしたが、今回の出来事でますます大好きになりました!

(那覇市 ゆあのんママ)

(編コメ)困っているときに、すぐに声を掛けてくれる人がいるのは本当にありがたいことです。自然に手を差し伸べることができる人はすてきですね。

韓国に恋して

 私が韓国に目覚めたのは、ある日のこと1本のビデオ「冬のソナタ」を目にしたときからです。
 それからはヨン様とジウ姫に夢中になり、気付けば「K-POP」にまで私の心は火が付いた状態になりました。
 そして待望の「K-POP」の沖縄公演を見に行くことに。司会者の「はいさい! 沖縄の皆さん」の声に観客の熱気は最高潮に達し、気が付くと若い女の子たちに混ざって「きゃ〜! ○○さ〜ん‼」と叫んでいる私がいました。
 もはや我を忘れ、ついでに自分の年も忘れ、若い女の子と一緒になって「きゃ〜!」の連発。後から気付いて自重ものだと冷や汗。だってもう還暦でシニアの私…恥ずかしい(汗)。
 しかし私の韓流から始まったこの恋はとんでもないところまで行ってしまいました。ついに本まで出してしまったのです。

(那覇市 ゆーこママ)

(編コメ)ゆーこママさん、年齢は気にしなくていいと思いますよ! それよりも本を出したことに驚きました。もちろん韓流についての本ですよね? 気になります〜。 

役者魂

 私がすごいと思う俳優は、鈴木亮平さん。以前、映画出演の役作りのために太って、撮影が終わると痩せて、今度はドラマ「西郷どん」の撮影のために太って、ドラマが終わったんでまた痩せるんだろうなぁ。
 役に合わせて太ったり痩せたりできるなんて、すごい「役者魂」を持った人だと思います。そして鈴木さんは痩せるとかっこいいなぁ、と思います。ということは私も痩せると…?

(那覇市 K・N)

(編コメ)ストイックな役作りをする役者さんとして知られていますよね。病人の役で20㌔減量したり、巨漢の役で30㌔増減したりとまるで別人のように変わってしまう姿は驚きです。

心が晴れた

 とある日の朝―。とある公民館の駐車場に車を止め、ボーッとしてたら、目の前に鳥さんが! 憂鬱(ゆううつ)な曇りの日に心が晴れた瞬間でした。

(宜野湾市 ベル)

(編コメ)ちょっとしたことで心がパッと晴れるときがあります。うれしい瞬間ですね。

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