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[No.1725]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2018年05月17日[No.1725]号

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白内障手術

 年明けからこのひと月ばかり、私は毎日掃除に明け暮れています。
 白内障の手術をしました。テレビや手仕事、新聞、読書などずいぶん目を使ってきましたが70代に入ってどうも調子が悪く手仕事は途中で投げだしてしまいました。新聞を読むことや読書は後回しとなり、生活する中で意欲が薄らいでいくような寂しい思いをすることが多々ありました。
 近所に新しく眼科ができ、思いきって手術を受けることにしました。半年以上待って正月明けに両眼の手術。案ずるより生むがやすし。
 ベテランの先生と優しいスタッフの温かくキビキビした連携プレーの中で、一週間おきの手術は無事終了。手術室で先生は裸足。看護師さんには手術の間、手を握ってもらいました。
 2日目、眼帯を外したときのあたりの景色はまるで、いま雨でありとあらゆるほこりなどを洗い流したようなすがすがしさ。白熱灯から蛍光灯に変わったような明るさでした。
 手術が終わって私は家中の掃除を楽しんでいます。洗面所やトイレ、風呂場のタイルのくすみは片っ端からきれいにしています。ようやく日差しも明るくなってきたので、家中のガラス磨きはこれからです。
 桜に続いて、目の覚めるようなイッペーの黄色い花も心ゆくまで楽しむことができました。諸見眼科の長嶺先生、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。見えることってこんなにうれしいことなんですね。

(沖縄市 イッペー)

(編コメ)無事、手術が終わってよかったですね。それまでには、いろいろと不安もあったことと思います。3月にいただいたメールですが、今の調子はいかがですか? あまり無理はせず、日々の生活を楽しんでくださいね。

夜中の騒音

 夜中の騒音とはいっても決して大音量というわけではありません。眠っているときに聞き取れる音量です。しかし夜中の3時頃ですよ。いったん目が覚めたら、なかなか眠れるものではありません。
 早いときには寝入りばなの12時過ぎ、遅い時には明け方5時前。どうすれば止めさせられるのでしょう。夜中のことなので音源がどこかも分かりません。

(浦添市 H・C)

(編コメ)大音量でなくとも、夜中の隣人の生活音など気になることがありますよね。音が原因で眠れなくなったら、朝から仕事だという人はたまったもんじゃありません。もし集合住宅なら管理人に相談してみてはいかがでしょうか。

ハゲって何?

 先日、3歳の孫が髪を切っていたので、そのさっぱりした頭をなでて「カッコ良くなってるね」とほめたら、「ばぁばぁが切ってくれたんだよ」と得意そうな顔をしていました。そのあとの孫との会話です。
 「あのさー、でも、じぃじぃの頭さー、変な髪型だよね。何で上の方だけ髪の毛がないの?」「それは、はげてるからさー」
 「じぃじぃハゲってなんねー」「あったものが、無くなったことさー」「意味わからん」
 家族で大笑いしました。

(南城市 BOB)

(編コメ)子どもはときどき思いもよらないことを言って、周りの人を笑いの渦に巻き込みますよね。あったものが無くなった…。う〜ん、難解です(笑)。

ありがとう

 出会いと別れ、旅立ち、始まり、寂しさ、不安、期待などなど。出会った方々が、とにかく幸せでありますように。
 いつもクールに装っている私も、この季節は涙腺が緩みっぱなし。つらい思いをしたくなくて、そういう思いをしてほしくなくて、人とは距離をおいて付き合ってきました。そばにいれば情が強くなります。
 私は見送る側、新たな地に歩き出す年の離れた友人に、あまり無理はしないようにと言葉を贈ることしか出来なくて、また涙が込み上げてきました。
 たくさん話したい事はあるのに、「ありがとう」「またね」と手を振りました。身体に気を付けて頑張れ。でも、頑張りすぎないで。

(沖縄市 ビックママ)

(編コメ)3月末にいただいたお便りです。今年の春もさまざまなシーンで出会いと別れがあったことでしょう。別れがつらいから距離を置く…。その気持ち分かるような気がします。ビックママさんは優しい人ですね。

介護の職場

 高齢化社会といわれる中、介護をする人が減少しています。やりたいと思っている人はいると思いますが、現状は厳しく、夜勤、残業、体力も使い、給料は安く、休みも取れないです。
 仕事中心になり、家族を犠牲にすることも少なくないです。これからどんどん介護職の人が減ると、誰が介護をするのでしょうか?
 今、頑張っている介護職の人を応援し、行政の方々は給料面など改善してほしいです。これからの社会のためにも…。

(北中城村 イクメンパパさん)

(編コメ)介護の仕事をしている人は、社会で重要な役割を果たしているのにも関わらず、待遇があまりよくないケースが多いと聞きます。介護の現場で頑張っている人や、介護される側のためにも、より良い環境になることを願います。

お下がり

 40年近く前に高校を卒業し、県内の短大へ進学が決まっていた私は、県外で就職する友人から、2着のスカートをお下がりでもらいました。
 高校生当時は制服と体操着以外の私服は、ほぼ持ち合わせがなく、たまに友人と出掛けることになっても着ていく服がなくて出掛けられないほど困窮していました。
 叔母からもらったマタニティードレスを活用するぐらいだったので、私の状況を察していたのでしょう。友人は上京するときに2着のスカートをわが家に持ってきてくれたのだと思います。
 携帯電話がなかった時代、顔と顔を突き合わせて付き合っていたからこそ、分かり合えることがたくさんあったのだと思います。それから40年近くたったいまでも、2着のスカートは大切にとってあります。

(那覇市 魔法の馬車)

(編コメ)とても思いやりのあるお友達ですね。そして、いただいたスカートを40年近く大切にとっておいてあるというのもすごいです。携帯電話が普及し、じかに会わなくても簡単に人とつながる︱。便利だけど、何か大切なものを失っているかもしれないと改めて思いました。

マングース現る

 あのハブとマングースの対決で知られるマングースですが、草むらから突然飛び出して道路を横切るのをたびたび目にします。
 元気そうですが、何を食べて生き延びているのでしょうか? 疑問です。

(沖縄市 ようき)

(編コメ)マングースは肉食性です。ハブ退治の目的で沖縄に移入されましたが、野外で在来種を食い荒らす「特定外来生物」になっているそうですよ。

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