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[No.1712]

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「ワシントコポスト」2018年02月15日[No.1712]号

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„孫貧乏“の悲しさよ

 孫は目に入れても痛くないといわれます。テレビでも、タレントが孫を猫かわいがりしているという話をしているのをよく見かけます。親の子育て方針に反し、お菓子やおもちゃを買い与え、孫の歓心を買おうとするのは、孫がいない小生には理解の外です。たとえ孫ができても、そんな祖父にはなりたくありませんし、子どもに「孫の顔が見たい」などと無神経なことを言う気も毛頭ありません。
 今、„孫貧乏“なる祖父母が増えているそうです。行事におけるプレゼント、祝儀の出費が多く、自分たちの家計を圧迫し、貧乏生活を余儀なくされているそうです。正月、ひな祭り、バレンタインデー、ホワイトデー、こどもの日、ハロウィーン、クリスマス、誕生日。最近、孫の日も制定されました。また、成長に伴って、七五三や保育園、幼稚園、学校などの入学式と、卒業式と出費は止まること無く、特に小学校の入学にランドセルを準備するのが、祖父母の役割となっているそうです。
 孫が1人ならまだしも2人以上いると、孫貧乏になるのは当然のことでしょう。いつから行事ごとのプレゼントと祝儀が当たり前の風潮になったのかは不明ですが、何とも悲しく、切ない感じがしてなりません。

(浦添市 小竹山)

(編コメ)お孫さんやお子さんのために援助したいと考える方は多いと思いますが、ほどほども肝心ですよね。家族間で話し合って、互いの意見や気持ちを知っておくことが大事だと思います。

札幌の街並み

 札幌出張がありました。室外は最高気温0℃、最低気温は氷点下7℃と、沖縄にはない冷たさでした。
 外を歩くと、瞬く間に足先と手先と耳先がかじかんできて、痛くなってきました。しかし、札幌のススキノで食べたサッポロラーメンとビールは最高でした。街にはアジアからの観光客が多く、国際通りのように中国語や韓国語がよく聞こえました。
 夕方からは雪が降りはじめ、気温が低いせいか、雪はふわふわでした。雪に慣れない私や観光客は、雪とライトアップされた街並みにウキウキと幸せな気分でした。

(那覇市 カルロスぴょん吉)

(編コメ)今ですら少し冷えるだけですぐにヒーサガタガタ、過剰に服を着込んでしまうので、冬の札幌の寒さに立ち向かえる気がしません……。だけど北海道の冬のご当地グルメはいつか堪能してみたいです♪

初めての雪

 五男が縁あって、岐阜の女性と結婚しました。長男も授かり、昨年11月から岐阜にお引っ越し。嫁の実家近くで暮らしています。
 今年はまれに見る大雪らしいのですが、30代の息子にとって降ってくる雪を見るのは初体験。「雪だ、雪だ」とぴょんぴょん跳ねている姿がおかしいと、嫁からメールがありました。そりゃそうだ、30過ぎの男性が雪を見てはしゃぐのはおかしい。その姿が目に浮かぶようで、いとおしさも感じます。
 南国・沖縄から一転して雪国へ。最初は珍しくても、やがて「雪だ、大変だ」となるのでしょうね。家族のためにがんばれ、といつもエールを送っています。

(浦添市 ケーキ)

(編コメ)雪の話が続きます。私はアラフォーですが、雪を見たら息子さんよりはしゃぐ自信があります(笑)。お孫さんの写真、イカすベイビーにぜひ送ってくださいね。

シクラメン

 年末にショッピングセンターに出掛けたときのこと。鉢植えがいくつか置かれていました。
 横目で見ながら素通りしたのですが、しばらくしてふと、その中にあったしおれたシクラメンのことが気になり、買って帰ることにしました。今は花が咲き、つぼみもいくつかついています。毎朝起きて、様子を見るのが楽しみです。

(浦添市 5人の孫のばあちゃん)

(編コメ)シクラメンは冬の鉢花として人気ですよね。大切に育てられている様子が伝わって、温かい気持ちになりました。

継続は力なり

 小学2年生の息子の話です。息子は5歳のとき、あるきっかけからソロバンに興味を持ち、自ら進んで教室に通うようになりました。何をさせても飽きっぽいところがあったので心配しましたが、こればかりは杞憂(きゆう)でした。休むことなく通い、みるみるうちに上達。掛け算もだいぶできるようになりました。
 昨年7月には、フラッシュ暗算小学2年生以下の部で、めでたく2位になりました。賞状を持ち、私に向かってうれしそうに走ってきた息子を見たとき、感動して涙が出ました。親ばかでしょうか。
 何事もあきらめずにがんばれば、子どもはぐんぐん伸びていくものです。好きこそものの上手なれ!

(北中城村 一人っ子がちょっと寂しいママ)

(編コメ)2位とはすごいですね。親ばか、大いに結構じゃありませんか♪ これからも温かく見守ってあげてくださいね。

寄付

 自治会に加入して約20年。年6回の赤い羽根共同募金に疑問を感じています。基本的に募金とは善意であり、任意だと思うのですが、寄付金額が500円以上と指定されているのです。寄付をするのも拒むのも、金額を決めるのもその人の意志、気持ち次第ではないのでしょうか。
 たとえば仮に、「財布の中に小銭が300円しかないです」と言ったら、寄付をする必要はないのでしょうか。そもそもなぜ金額が500円と決まっているのでしょう。
 たかが500円と思う人はいるかもしれませんが、金額を指定されると善意で寄付したというより、強制的にとられたという気がしてなんだかもやっとします。

(宜野湾市 女神が好き)

(編コメ)世の中がよくなる活動のためなら、無理のない範囲でお金を出したいという気持ちはありますが、改めて寄付について考えさせられました。皆さんのご意見もお待ちしています。

沖縄都ホテル

 いつもレキオを楽しく読んでいます。昨年、クリスマスの読者プレゼントに応募したら……まさかの当選。通知がきたのは夫の誕生日間近で、これは神様からのご褒美だ! と封筒をあけると、沖縄都ホテルのペアランチ券が入っていました。
 有効期限は1月21日まで、土日祝日は使えないとのこと。1月は結婚記念日と私の誕生日がある月です。夫と話し合った結果、平日に休みをとって行くことにしました。
 久しぶりの2人だけのランチ。結婚して11年が過ぎ、子どもは4人。「2人きりの平日ランチなんて、付き合っていた頃以来じゃない? 子どもたちのことを忘れて楽しもう」と最初は盛り上がっていましたが、次第に「子どもたちにも食べさせたかったね……」と2人で罪悪感。それでも、レキオさまさま! たーくさん食べてきました。
 実は沖縄都ホテルは、私たちが結納したホテルなんです! ホテルに行ったのも結納以来でした。1月22日で営業終了、閉館することを知り、寂しくなりましたが、とてもおいしいランチを堪能することができました。結婚記念日に誕生日、ホテルでの豪華ランチと、とてもすてきなスタートとなり、今年1年頑張れそうです。本当にありがとうございました。

(那覇市 ラッキーナンバー112)

(編コメ)私も沖縄都ホテルは家族で利用していた思い出のあるホテルで、閉館はとても寂しく感じます。ランチデート楽しまれて何よりです。夫婦2人だけの時間も時には大切ですよね。投稿ありがとうございました。

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