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[No.1701]

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「ワシントコポスト」2017年11月30日[No.1701]号

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うれしい言葉

 10月19日付、みどりのつぼみさんの「すいませんより」を読んで。私も謝られることに違和感を覚える一人です。編集コメントにあったように、子どもが小さいときはあちこちで謝るくせがついていて、そう言ってしまうのかもと思います。私も子どもが小さい頃はよく「すみません」って言っていたような気がします。
 きっかけは忘れてしまいましたが、あるときから、誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」、失礼なことをしてしまったら「ごめんなさい」と言うように心がけました。最初の頃はつい「すみません」と口から出てしまうこともありましたが、今では自然に「ありがとう」と言えるようになりました。
 謝られるより「ありがとう」と言われるほうが気持ちいいです。ですので、若い方に「すみません」と言われると「そこは„ありがとう“と言ってくれるほうがうれしいなぁ」と返してしまうこともあります。これを読んで共感してくれる方がいるとうれしいです。

(那覇市 島ないちゃー)

(編コメ)「すみません」という言葉って、思えば謝るときだけではなく、感謝するときや呼びかけるときにも言いますよね。うーん、日本語って奥が深い。適切なタイミングで適切な言葉を使えるようになりたいものです。

スマホいつから

 中学生にスマホは必要でしょうか。小学校高学年からスマホを持っていることもある昨今。私が中学生の頃は、周りの友達はほとんど携帯を持っていました。母親に何度も携帯を買ってほしいと頼みましたが「高校を無事に合格してからね」と言われるのがお決まりのパターンでした。
 でも今は、中学生からスマホを持たせるのは早いと思っています。大事な高校受験を控えていますし、思春期という大切な時期に、スマホによるトラブルを防ぎたいという気持ちがあるからです。
 高校はいろいろな地域から生徒が入学してくるし、アルバイトもできる年齢です。親と連絡を取りやすくするためにも、スマホを持たせるのはいいことだと思います。

(うるま市 アップルパイちゃん)

(編コメ)私も小・中学生からスマホを持たせることに抵抗を感じます。やっぱり、交流サイトやオンラインゲーム、SNSなどによるいじめや犯罪被害が気になるのですが、皆さんのご意見をお寄せください。

言葉遣い


 うちの次女は、言葉の使い方が上手で感心させられることがよくあります。例えば、投げっぱなしにしたカバンや脱ぎっぱなしにした靴下を片付けるように注意すると「そうだった! さすがママ! 気付くの早いなー」と返してきます。また、お風呂上がりに背中の拭き残しを指摘すると「背中はいつもぬれているから大丈夫!」、早く宿題を済ませるように促すと「私も大人になったら、子どもに早く宿題しろって言いたいな〜」などなど、驚くほどの返し上手。思わず面食らってしまって、怒るつもりが笑ってしまいます。
 先日、一緒に買い物をしたときは「ママ、今日は特別な日だからお菓子買っていいよね」と言ってきました。「えっ!?」と驚き、何の日だったかと頭をフル回転させて焦る私を見ながら笑う娘。こういうあわよくば、みたいなところもあるのですが、別の日にポテトチップスとコーラを買うと「よっしゃ! 今日は最高な日だ。パーティーだね」などと言ってくるのでかわいいです。ひと言でガラッと空気を変えることができる力。その良さと悪さを、娘から教えられています。

(宜野湾市 キラキラ)

(編コメ)会話力が高い! 言葉選びのセンスが光っていますね〜。ユーモアのある言葉や会話で場を盛り上げたり、和ませたりできるって素晴らしい長所だと思います。

コンサイメント・セール

 今年出会った友人はとても積極的な人です。20代の頃は、バイクで北海道ツーリングをしたこともあるそうで、内向的な性格の私は彼女の話をいつも楽しく聞いています。
 そんな彼女が9月にキッズ&ベビーのバザーとして”コンサイメント・セール(出品料を払って受託者に商品の販売を委託する販売法)“を主催しました。ずっと夢だったそうです。
 育児の傍ら、会場の選定や広告づくり、ポスティングなども自分でしたそうで、その行動力には驚かされるばかりです。準備を進めるうちに開催日程が近くの学校の行事日と重なることが分かり、集客が見込めるか心配でしたが、当日はとても多くの方に足を運んでいただきました。
 私は少ししかお手伝いができなかったのですが、貴重な経験をさせてもらって感謝しています。次回は2月に開催予定とのこと。今から楽しみです。

(読谷村 うどん県)

(編コメ)コンサイメント・セールという言葉を初めて知りました。個人的にもとても気になる催しです。2月にも開催されるのですね。あまくま情報局にもぜひ投稿してください。

感謝して生きる

 先日、幼なじみの突然の訃報が届きました。近所に住んでいたその子とは、小・中学校の頃、一緒に登下校をしていました。大人になってからは離れて住んでいることもあり、会ったのは10数年前の彼女の結婚式が最後で、それ以降はずっと年賀状でやり取りしていました。
 おととしの年賀状で彼女が大きな手術をした
 彼女は乳がんだったそうです。亡くなったのは、私の誕生日の次の日でした。40代という、亡くなってしまうにはまだ早すぎる年齢で、旦那さんと小学生の娘さんをおいて逝ってしまいました。
 健康だと忘れがちですが、普通に生活を送れることがどんなに幸せなことか改めて気付かされました。毎日元気に過ごせることに感謝し、ご冥福をお祈りします。

(浦添市 M・A)

(編コメ)子どもを持つ身として、まだやりたいことがたくさんあっただろうと思うと、心が痛みます。当たり前のことを大切に、感謝する気持ちを忘れないようにしたいですね。

勇気ある行動

 ある日、親子で買い物に出かけました。私の子どもは10代で、車が大好きです。私が買い物をしている間、子どもはお店の入り口近くで出入りする車を見ていました。
 子どもには知的障がいがあります。買い物を終えて外に出ると、突然、ある女性に大声でよくわからないいいがかりをつけられ、親子共々困っていました。
 すると、近くの高校に通うS君が来て、私たちを助けてくれました。S君は大声でしゃべり続ける女性の顔の前に手を広げ、「もう終わり」と言ってくれました。女性はちょっと驚いた表情を浮かべ、その場を立ち去りました。
 周りの大人はみんな見て見ぬふりをしていたけれど、S君だけが勇気ある行動をとってくれました。本当に助かりました。ありがとうございました。

(うるま市 ミッフィー大好き)

(編コメ)読んでいて、温かい気持ちになりました。S君の優しさが心に染みますね。困っている人に話しかけることの大切さを改めて実感しました。

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