沖縄の日刊新聞「琉球新報」の副読紙「週刊レキオ」沖縄のローカル情報満載。



[No.1698]

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「ワシントコポスト」2017年11月09日[No.1698]号

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タクシーはぜいたく?

 県外で暮らしている70代の母が、自転車で転んでけがをしてしまいました。母は姉家族と同居していて、姉が病院に連れていってくれました。幸いにも骨折はしていなかったのですが、捻挫とすり傷で歩くのが辛いようです。
 すると母から電話があり「病院の日には姉が仕事を抜けて連れて行ってくれるけれど、帰りはタクシーを利用するように言われた。でもお金がもったいないし、歩いて帰っている」とのこと。このことで、姉にとても怒られたそうです。母の気持ちも、姉のつらい気持ちも分かります。仕事を1日に何回も抜けるわけにはいかないし、母が歩いて帰るのは心配。だからこそタクシーで帰ってほしいのですが、タクシーをぜいたくに感じる母……。遠くにいる私は電話で話を聞くことしかできず、申し訳なく思います。

(読谷村 レモンケーキ)

(編コメ)家族が大変なときに、そばにいられないのは辛いですよね。お母さんやお姉さんの気持ちが明るい方へ向くように、電話をかけたり、話を聞いたりすることは大切だと思います。早く良くなるよう願っています。

ウオーキングコース

 早朝ウオーキングを続けて15年。毎日、家の近くの歩道約300㍍の距離を1時間かけて往復しています。
 以前は県道を歩いていましたが、一度酔っぱらいに追いかけられたため、今のコースに替えました。しかし、その歩道は草ボーボーで、近所の人が手入れをしている反対側のきれいな歩道とは大違い。うちの近くには山やお墓があるため、ハブが怖い私はあえて草ボーボーの歩道を歩いていました。歩道は幅が4㍍ほどありますが、両サイドは草が生い茂っていたため、歩ける幅は20㌢ほどしかありませんでした。
 すると昨年、事故が起きました。知人がこの歩道で転倒し、右腕を骨折してしまったのです。これではいけないと思い、次の日にカマで草刈りをしました。2日間は頑張りましたが、後期高齢者で腰ヤマーの私には、全ての草を刈ることはできません。市役所に連絡して事情を説明すると、数日後にはすっかり刈られていました。
 それから1年が過ぎ、歩道にはまた雑草が増えてきました。さらに先日、街灯のあたりにいる猫がしきりに猫パンチをしていたので見てみると、なんとハブがいるではありませんか! 怖くなってその場から逃げましたが、ハブが雑草の中でとぐろを巻いていたのかと思うとキィーブルチャーしました。役所に連絡したところ、今回もすぐに対応して頂けました。
 糸満市役所建設課の方、どうもありがとうございました。今は懐中電灯を片手に、スッキリときれいな道を歩いています。

(糸満市 ヤナカーギー)

(編コメ)一つ気になりましたが、雑草が生い茂っている道のほうが、ハブが突然出てきそうで怖くありませんか? 日照時間が短くなるこれからの季節は早朝だと道も暗いはず。安全第一で気をつけてくださいね。

袋詰め


 9月14日付、スーパーの袋詰めに関する投稿を読みました。私は福岡出身で、夫の転勤のために沖縄に引っ越してきました。生活して5年目です。
 沖縄に暮らして一番驚いたのが、スーパーの袋詰めでした。転勤族のため、これまでいろいろなところに住みましたが、袋詰めをしてくれるスーパーなんてありませんでした。レジの店員さんは会計をするのみで、お客さんは誰もが自分で袋詰めをしていました。それが当たり前という感覚だったため、店員さんが商品のバーコードをスキャンしながら袋詰めをしたときは慌てて「自分でします!」と話しかけ、驚かれたことがあります。
 買ったものが多ければ、袋詰めも時間がかかります。それがレジの混雑を招く原因となるのですから、混雑時には自分で袋詰めをするのも仕方のないことだと思います。
 また、混雑時でも、赤ちゃんを抱っこしているお母さんや、体の不自由な方、お年寄りの方に袋詰めをしているのを見たことがあります。私もまだ小さい子どもがいるので、セルフレジに並んでいても「袋詰めしましょうか?」と店員さんに声をかけてもらうことがよくあります。そういうときは「大丈夫ですよ」と感謝の気持ちを込めてお断りしています。後ろの人を待たせてしまうことを申し訳なく感じるからです。店員さんに袋詰めをしていただけると便利で助かりますが、あくまでサービスですし、自分でできるならそこまで頼らなくてもいいのではと思います。

(那覇市 うじゅママ)

(編コメ)スーパーのレジシステムも多様化し、より自由に選べるようになりましたよね。袋詰めをお任せしたい人も、自分でやりたい人も、ストレスなく買い物できるといいですね。

職場の決めごと

 私の職場は、退職する人に花束と記念品を渡すのが恒例です。
 パートのみんなで500円ずつ出し合います。バレンタインには社長や社員にチョコレートを配ります。新築祝い金、入院見舞金など、ことあるごとにお金の徴収がありますが、本音を言うとそういうのは不必要だと感じています。
 これまでずっと続けていることですし、急にやめるわけにはいかない現状もあるかと思います。意見を言いたいのですが、なかなか勇気が出ません。皆さんの意見をお聞きしたいです。

(那覇市 からし菜子)

(編コメ)退職する人への贈り物や、お見舞い・お祝い金などの渡し方って、職場によって大きく異なりますよね。投稿お待ちしています。

不妊治療を通じて

 沖縄というと、海や伝統芸能などさまざまなイメージが浮かびますが、出生率の高さから、子だくさんというイメージもあるかと思います。
 私のおじぃ、おばぁは、きょうだいが7~8人いました。私は3人きょうだいで、友達の家族もきょうだいが多かったです。そんな子どもが多い沖縄に生まれ、育った私は、大人になったら結婚し、当たり前のように子どもを授かれるものだと思っていました。まさか自分が不妊治療で苦しむことになるとは、思いもしませんでした。
 なかなか子どもができなかった私は、同級生が1人、2人と子どもを産み、育てていく様子を横目に何度も涙を流しました。夫や親友に支えてもらいながら、辛く、苦しい不妊治療を2年続け、やっと妊娠することができました。感謝の気持ちしかありません。
 不妊治療を通じて、たくさんのことを学びました。子だくさんというイメージのある沖縄ですが、妊娠できずに苦しみ、辛い治療を頑張っている女性が大勢いることも分かりました。このことを多くの人にも知ってほしいし、明るい未来を夢見て妊活を頑張っている全ての女性に、奇跡が起きることを強く願います。妊活支援の制度ももっと充実させてほしいと思います。

(宜野湾市 匿名希望)

(編コメ)不妊・妊活の悩みは、人によって事情が異なるし、デリケートな問題なので、周囲に相談できない人も多いと思います。匿名希望さんも本当に大変だったと思います。無事に出産できるよう願っています。

実りの秋

 先日の台風22号での影響で、庭にある島バナナの木が途中から折れてしまいました。花を付け、小さな実がなり始めていたのにとても残念です。
 今回の台風でうちの近くは停電こそしなかったものの、倒木被害が多いように感じました。わが家はバナナ以外にも、玄関先にある木が根っこから倒れてしまいました。道行く人の邪魔になっていたので、息子と慌ててホームセンターに走り、添え木をしてひと安心。実りの秋は、しばらくお預けとなってしまいました。

(うるま市 島バナナマン)

(編コメ)県内各地に爪痕を残した台風22号。うちはシークヮーサーの木がやられてしまいました……。近くのスーパーでは卵やラーメン、お菓子などが品薄状態となっていて、台風が生活に与える影響の大きさを改めて感じました。

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