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[No.1693]

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「ワシントコポスト」2017年10月05日[No.1693]号

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鈴なりのメロン

 マンションのベランダで家庭菜園を楽しんでいる友人がこの夏、メロンに挑戦。驚くほどの大豊作となり、生まれて初めて鈴なりのメロンを見ました。
 甘くておいしい無農薬メロンを毎日食べるというぜいたくな夏を過ごし、間引きした小さなメロンを漬け物にして、ご飯のお供にしたり。今年の夏はバテ知らずらしいです。何事も挑戦してみると楽しいですね。
 わが家はドラゴンフルーツの花が30ほど咲き、9月頃には収穫できそうなので今からワクワクしています。家庭菜園で家庭円満です。

(那覇市 ガーデナー)

(編コメ)メロンざんまいとはうらやましい。ドラゴンフルーツは赤が台湾、白はベトナムが原産地らしいですが、どちらを育てているのでしょう。たくさん収穫できたでしょうか。

感謝!

 ウークイの日に、夫の運転で親戚回りをしていたときのことです。東村有銘から源河に向かうゆるいカーブ道で、車がスリップして回転。反対車線の側溝にはまってしまいました。降りて確認すると左後輪がパンクしていたのですが、通りかかった見ず知らずの方々が「大丈夫ですか」と次々に声をかけてくれました。ロードサービスが到着する前には、車両を引き上げ、タイヤ交換までしてもらいました。人の優しさに触れ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 あの時の皆さま、ウークイで急いでいたと思いますが、時間をかけて助けてくれて本当にありがとうございました。おかげさまで無事に走行できました。

(浦添市 命拾いして感謝の2人)

(編コメ)おけがはなかったようで何よりです。対向車と接触せずにすんだことも不幸中の幸いだったと思います。皆さんから受けた優しさを他の誰かに送ってあげてくださいね。

駄菓子屋

 30年以上前は駄菓子屋がたくさんありました。どういうわけか、今は全然見当たりません。
 くじを引くのが楽しみでした。鉄砲が当たると大喜びしたものです。お湯を注いで食べるインスタントラーメンは、妙においしく感じました。
 寂しい時代になったといえます。100円でたくさん買えたあの駄菓子屋に、再び行ってみたいです。

(沖縄市 ようき)

(編コメ)駄菓子を販売するコンビニが増えましたが、駄菓子屋は子どものための特別な場所。駄菓子屋世代としては少し寂しく感じることもありますね。

シャツの臭い

 夫のシャツのにおいを取るため、洗濯を頑張っています。先日、”洗わなくても臭わないシャツ“という商品を発見。すぐに購入し、夫に着てもらいました。洗濯して、干して、取り込んで、どれどれ……臭う!
 息子に「臭わないシャツね、高かったけど臭う。お店に文句言ってこようかな」と話すと「やめな〜。服の機能より、おとうの臭いが勝っているんだよ。笑われるよ」と返され、それもそうだと爆笑しました。

(糸満市 4児の母)

(編コメ)数年前、臭いや汚れに強いという海外製のウールシャツが話題を集めましたね。臭いの原因を突き止めたいですね〜!

年頃の娘

 高校生の娘が最近、仲良くしている同級生の男の子と勉強や買い物などといってよく出かけるようになりました。そのときの話をいろいろしてくれますが、まだ彼氏とは紹介されていません。今の子どもたちはスマホで簡単に連絡を取り合って行動しているので、心配症な私は娘が帰ってくるまで気になって仕方ありません。
 部活や勉強以外のときは19時までに帰宅し、家族で食事をするようにしています。娘はそのルールも不満のようです。私は高校生の頃に彼氏がいなかったし、部活が全てだったような気がします。心配しすぎなのか、娘にかまいすぎなのか悩むことがあります。何かと難しい年頃なんですかねー。

(八重瀬町 3匹のこぶた)

(編コメ)心配・注意をしすぎると、話してくれなくなりそうですね。子どもに彼氏・彼女ができたときはどう見守るといいのでしょう。投稿お待ちしています。

最後の1行

 「お母さん、いつもありがとう。仕事して掃除したり、ご飯作ったり、部活の送迎をしたりしてくれてありがとう。お手伝いをお願いされても嫌って言ったり、怒ったりしてごめんね。本当は手伝わないといけないって分かっているけれど、塾とか部活とかで疲れていて、ついつい言っちゃう。ほんとにごめんね。そして、自慢できる子どもじゃなくてごめんなさい」
 先日朝起きたら、枕元に置かれていた手紙。中学1年生の娘が書いたものです。最初はそっかそっか、そうだよね。
 お母さんも怒ってごめんね、という気持ちで読んでいましたが、最後の1行にとても複雑な気持ちになりました。娘はこの1行をどんな思いで書いたのか確認していませんが、なんかショックです。
 私は自分の子どもを人さまへ自慢したり、同級生の友達と比較したりしたことはなかったと思いますが、子どもたちはそう感じていなかったのでしょうか。こんな気持ちにさせていた自分が情けないです。この機会に子どもたちとの接し方を考え直そうと反省しました。

(宜野湾市 でっかいママ)

(編コメ)対話を求めているのかも。最後の一文が言葉のあやだったとしても、でっかいママさんの気持ちをしっかりと伝えることは大切だと思います。愛されている自信をつけてあげてください♪

懐かしの北アルプス

 咋シーズンの冬山登山で、北アルプス登山者が最も遭難者数が多かったようです。冬山登山の過酷さを改めて痛感します。
 私も若かりし頃、夏山の北アルプス縦走登山を1度だけ経験しました。当時勤めていた会社のラグビー部の先輩は日本各地の山に登る山男でした。先輩から登山に誘われたとき、二つ返事で快諾。当時の私は20代前半で、先輩は10歳年上。3千㍍級の山に登ってみたいという欲望がありましたし、ラグビーの試合や練習のときでも先輩より私のほうがスタミナもパワーも上回っていたことから体力的に自信もありました。何より、猛者が多いラグビー部員の中で、知性的で冷静沈着な先輩に全幅の信頼を置いていたのです。
 鹿島槍ヶ岳、立山など5泊6日の縦走登山は楽しさと恐怖の連続でした。日中は着ている半袖服を何度も絞るほどの汗をかきますが、夜はセーターを着なければならないほど冷え込みます。登山道には、幅が20㌢も無く、壁に鎖が設置されている断崖絶壁が数多くありました。全行程の食料などを詰め込んだリュックサックの重さは50㌔。これが予想以上に体力を消耗させるため、日に日に軽くなっていくのがうれしかったです。
 それにしても各山頂に立ったときの達成感といったらありません。草花の美しさ、湧き水のおいしさ、雪渓の神秘さ、さらに雷鳥など思いがけない生き物との出会い……。北アルプスは自然の素晴らしさと生きるたくましさを教えてくれました。下山して6日ぶりに入る温泉の風呂、ビールは格別なごちそうでした。

(浦添市 小竹山)

(編コメ)北アルプスが主な舞台だった漫画「岳 みんなの山」のファンなのでとても興奮しました。沖縄にも山がありますね。これから山登りにいい時期となるのでしょうか。いつか挑戦してみたいです。

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