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[No.1638]

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「ワシントコポスト」2016年09月15日[No.1638]号

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地元のエイサー

 高校生になったおいっ子。夏休みに地元の青年エイサーでデビューすることになり、練習を見学するため、青年会館へ行きました。
 おいっ子にとって、憧れの青年会です。幼い頃は、父親に段ボールで作ってもらったパーランクーを持って、踊っていたこともありました。
 青年会館には、地元の青年たちと一緒に練習しているおいっ子の姿がありました。練習の後、「どうだった?」と聞くと、汗を流しながら「緊張した」と笑顔を見せてくれました。
 地元のエイサーは毎年2日間行われていたのですが、今年は青年会の人数が少なく、1日だけになったそうです。あー、寂しいね。毎年楽しみで、ずっと見に行っているのに。祖先も2日間、楽しみにしていたと思います。 地域の伝統芸能を守り続けるのって、本当に素晴らしいことですが大変なことでもあるのですね。

(糸満市 エイサー大好き)

(編コメ)おいっ子さんの晴れ姿いかがでしたか。私も旧盆中は家族で道ジュネーを見るのが楽しみなので寂しい気持ち分かります。地域の行事を守るため、できることをしていきたいですね。

1学期後半

 夏休みがやっと終わりました。私は毎日、4人分の弁当作りを頑張りました。ある日娘が「早く学校始まらないかな〜」と言うのでびっくり。いつもの学校生活より、夏休みのほうが忙しすぎるようです。
 昔の子どもは夏休みになると「いぇ〜い♪」と大喜びしていたけど、娘は部活をしているし、宿題も多すぎて夏休み中に終わるかどうか難しいところらしく、大変だと言っていました。
 これから1学期後半がスタート。また楽しい学校生活に戻れると、ウキウキの娘なのでした。

(那覇市 いちご大福)

(編コメ)お昼ご飯を作ったり、宿題を見たり、夏休みは大人もやることが多く、大変だという話をよく聞きます。休みが明けて疲れも出やすい時期ですから、体調管理にはくれぐれも気をつけましょう。

次女の夢

 3歳になる次女の夢は「ウサギ」です。幼稚園の進級記念アルバムにそう書かれていて、親ばかな私は「かわいい!」と思いました。
 そして先日、朝ごはんを食べているときに次女が「たくさん食べて、大きくなったらウサギになりたい。ピンク色のウサギ」と言いだしました。「○○ちゃんなら、かわいいウサギになれるよ」と言うと「ママは何になりたいの?」と質問されました。願望も込めて「う〜ん、お医者さんかなぁ」と返すと、急に泣きそうな顔になり「だめ。お医者さんになったらもうママに会えないでしょう。ママもウサギになって」とのこと。
 なんてかわいいのでしょう! 「わかった。ママもウサギになるね」と言うと、ぱっと笑顔になって「ピンク色ね」と満足げにごはんをほお張っていました。
 ママもウサギじゃないと会えないと思っているのでしょう。いとしさがこみ上げると同時に、いつかウサギになれないと知ったときのことを考えると、切なく感じました。
 花のような笑顔で「ママだいしゅき」と言ってくれる次女。成長はうれしいことだけど、いつまでもこのままでいてほしいと思わずにはいられない母なのでした。

(宮古島市 ゆうはなママ)

(編コメ)「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」という言葉がありますが、それを納得できるようなエピソードです。一気に癒やされますね♪

アイロンがけ

 わが家には小学生の子どもが2人います。子どもたちが小学校に入学すると、宿題の丸付けにはじまり、親のやるべきことがいろいろありますよね。その中でも私が苦手なことが給食エプロンのアイロンがけ。給食帽のアイロンがけなんて、大の苦手です。
 上の子の給食帽は、丸くぺったんこになるタイプ。下の子の給食帽は、立体的にギャザーが寄せられているだけでなく「つば」まであるタイプ。ギャザーが寄せられている分、ハンカチのようにきっちりとしわを取ることができず、必ずどこかにしわが残ってしまい、いっつもストレス。どちらもきれいにアイロンをかけられません(涙)。
 こうすればキレイにできる、というコツがあるなら、ぜひ教えていただきたいです。今度レキオで特集してもらえませんか〜!

(北谷町 アイロン母さん)

(編コメ)私もアイロンがけが苦手で、シャツは必ずといっていいくらいシワが入ってしまいます。時短テク、楽しいやり方などもぜひ知りたいものです。家庭でのアイロンがけに関する皆さんからのご意見お待ちしています♪

まずは病院へ

 私たちくらいの年齢になると、体のことが一番気になります。先日の新聞に、年を取ると「病の宝庫」とありましたが、まさにその通りだと思います。一年に一回、長寿健診を受けるよう心がけていて、今年は胃カメラ検査を受けましたが、何の異常もなくてほっとしました。息子の仕事の関係で沖縄に暮らすようになりましたが、慣れない土地で寝込むような病気になっては大変です。
 先日、友人から電話がありました。その友人が言うには、ポリープのできやすい体になってしまい、大腸にポリープが3つ、小さながんもあり大変だったということでした。何かあっても一人でくよくよ悩まず、病院へ行くことにします。

(那覇市 Y・M)

(編コメ)年々、健康のありがたみを感じます。健康診断や検診は定期的に受けましょう。

神様お願い

 6株45円で購入したオクラの苗をプランターで育てていますが、なかなか実をつけてくれません。花は黄色でかわいらしく、観賞用として十分に心を満たしてくれています。しかしオクラとして購入した以上、元を取らねば、という貪欲さと食欲から、ハエが来れば追い払い、バッタが来れば放り投げ、クモが近寄れば取り除きと、アレコレ世話をしています。しかし花は咲くものの、枯れて落ちるだけ。これまでにもう10くらいの花を見送ってきました。
 そんな中、一つが成長しています。枯れた花が帽子を脱ぎ捨てるように落ちた後、ツルンとした頭が現れ、徐々にオクラの形になっています。
 それがまたかわいく、ますます過保護に育ててしまいそうです。オクラが早くわが家の食卓に並ぶことを想像しつつ、台風が来る前に豊作になることを毎日願っています。
 神様、私はまだ元を取っていません。

(沖縄市 リベラ)

(編コメ)最後のひと言に思わず吹き出してしまいました(笑)。たくさん実るといいですね。

娘の勇気

 私の娘は、第2子を妊娠しているときに子宮がんにかかりました。私はショックで夜も寝ることができなくなり、パソコンの前でがんについて調べました。担当の医師が、子宮を全摘出する手術について説明しました。娘は当時23歳。若い人ほどがんの進行が早いと聞いたことがありましたが、娘は出産した後に治療する決心をしました。なかなかできることではないと思います。私ならすぐ手術を選択するでしょう。
 家族が集まったとき、私を説得する娘は一人の母親でした。そんな娘も今は3人の子どもに恵まれ、元気いっぱい暮らしています。その姿がただうれしく、ほほ笑ましいです。

(浦添市 はらぺこちゃん)

(編コメ)自分のことを顧みず、子どもの命を守ろうと決めた娘さんと、その意思を尊重したご主人の覚悟は並大抵のものではなかっただろうと思います。ご家族の幸せを願うばかりです。

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