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[No.1619]

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「ワシントコポスト」2016年05月05日[No.1619]号

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小さな戦士

 4月に保育園デビューした息子がいます。4歳まで家庭保育をしていたのですが、来年から幼稚園ということもあり、集団生活に慣れさせようと考えて入園させたのですが、毎朝「頭が痛い」「おなかが痛い」と体の不調(?)を訴えてくるので、機嫌よく登園させるために奮闘しています。
 「保育園頑張ってよ〜」と毎日言っていたら、「〇〇(自分の名前)は頑張っている?」と返されて、ハッとしました。私なりに息子の背中を押していたつもりが、プレッシャーを与えてしまっていたのかと反省。
 早生まれで、小さく生まれたおチビさんが体験している初めての集団生活。保育園は楽しいけど、行きたくないなぁ〜という気持ちを胸に、小さな体で戦っているんだと母は知りました。
 朝は泣いて登園して、お迎えの時は「きょう保育園楽しかった〜疲れた〜」と言う息子に「どっちよ!」とツッコミたくなります。

(沖縄市 ハナちゃん)

(編コメ)うちの娘も登園時は毎朝泣いているので、ちょっとつらいです。子どもたちも慣れない環境で一生懸命頑張っているんですよね。降園時は「今日も一日頑張ったね」と笑顔で迎えましょうね。

爪切り

 5歳の次男はうーまくーまっしぐらです。宮古では、うーまくーのことをボーチラーといいます。そんな次男君が最近、爪を切るときに変な声を出します。それまでは、静かに爪を切らせてくれていたのに、爪を切るたびに「あう」「あう」と言うようになりました。
 その声と態度に、私は大爆笑。大笑いしている私を見ながら、次男が「そんなに面白いの?」と聞いてきたので「そうだよ、面白すぎるよ。将来お笑いになったら?」と返しました。
かわいい息子よ、このまま大きくな〜れ。

(宮古島市 ハンカチ王子)

(編コメ)「次男うーまくー」とはよく言ったものですよね。個性がお笑いに開花するかも知れませんね。

ひ孫の声

 ひぃおばあさんになって、早くも3年が経ちました。遠く離れて暮らしている孫娘とひ孫から、昼間は一人で過ごしている私に時々電話があります。孫娘と話しながら、ひ孫に「ひぃばぁだよ」と話しかけます。ひ孫はどこから声がするのか分からず、周囲をキョロキョロと見回しているそうです。
 昨年4月から、ひ孫は保育園に通い始めました。そのとき、少しばかりの贈り物をしましたら、「ひぃばあに電話する」と言ってくれて「どうもありがとう」という声を聞かせてくれました。うれしくて涙が出ました。すぐにでも飛んで行って抱きしめたい気持ちでいっぱいですが、息子の仕事の関係で沖縄に来ているので、本土にいるひ孫にはなかなか会うことができません。「また時々でも、電話でかわいい声を聞かせてね」とお願いしました。

(那覇市 M・Y)

(編コメ)おばあちゃん思いのお孫さんと、礼儀正しくてかわいいひ孫さんがいらっしゃって幸せですね。いつか沖縄に遊びに来てくれるといいですね。

野菜作り

 わが家の近くに市民農園があり、野菜作りが楽しめたらいいなと思って日ごろからよく眺めていました。先日、農園で作業をしている人がいたので、話しかけてみました。その人によると、市民農園は申し込み順になっていて、2、3年ほど待つこともあるそうです。また一方で、手入れが大変なことから、畑を借りたものの、すぐにやめてしまう人もいるそうです。
 土作りに苗の植え付け、雑草抜き。水は持ち込みだそうです。ベランダのプランターでハツカネギを植えるのは簡単だけど、畑で野菜作りをするのは簡単なことではなく、想像以上に大変なのだと知りました。
 作業していた方の「好きだったら続けられるよ」という言葉に、一時的な興味では取り組めないなと思いました。帰りにその人から野菜までいただきました。話を聞けてよかったです。

(浦添市 タッチャン)

(編コメ)激しくうちあたいしました。10年ほど前、興味本位でフランス語を習ったものの、1カ月でやめてしまった経験があります…。畑での野菜作りは難しくても、タッチャンさんが気軽に楽しめる範囲でできることはきっとあると思いますよ。

孫と消防車

 先日、孫の誕生会がありました。まだ2歳の男の子です。プレゼントにもらったおもちゃの消防車をうれしそうに動かし、ボタンを押して音を出したり、はしごも伸ばしたりして大変気に入った様子で楽しんでいます。夜も遅くなって帰る時間になり、その消防車を持ち帰らそうとしても、なぜだか孫は突っ返してきます。
 何度渡そうとしても受け取ってくれないので、私が預かることにしました。どんな考えかは、次来たときに分かりました。
 孫はすぐに消防車を手にして遊び始めました。2歳児の考えを知るはずもなく、その姿を見て大笑いしました。孫の心婆知らずでした。

(浦添市 はらペコちゃん)

(編コメ)お孫さんの心の中のルールで「これはおばあちゃんちで遊ぶもの!」と決めたのでしょうね。理由が気になる〜!

伊良部島の特産

 伊良部島へ初めて訪れたのは、約30年前になります。妻の生まれ育った島。エメラルドグリーンの海にとても感動しました。あの風景が脳裏に焼き付いていて、今でも伊良部島の宝石のような海を眺めるだけで、心が癒やされます。
 しかし、伊良部島もほかの離島と同じように、過疎化の影響で人口が減少。島の小中学校も統合されるようです。
 昨年1月に宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通。ホテルの建設が予定され、活気を取り戻してもいるようです。さらに、島の有志たちがガザミの養殖に取り組み、新たな特産品を開発していて、島に愛着を持つ一人として、頼もしい限りです。やはり観光地として、食によるアピールは不可欠です。私は食品に関して門外漢ですが、他愛のない要望を言わせていただきたいと思います。
 伊良部島で初めて食べたマグロとカツオがあまりにおいしかったので、私にとって伊良部産のマグロとカツオはブランド品です。これらに特化した特産品をもっと増やしてみてはいかがでしょうか。本土の名産に倣って、干物やくさや、ふなずしや締めさばのようなものを試作してみるのもいいと思います。あら煮、煮付けも骨ごと食べられるように加工し、大きな缶詰めか真空パック状態にして、観光客はもちろん県民のお祝いや行事の定番料理になるのではないでしょうか。練り物ならカマボコ、ちくわ、さつま揚げ。またキャビア、イクラ、タラコ、カズノコは人気商品で、ボラの卵巣は高級珍味のカラスミです。卵や卵巣の商品化も試してほしいです。あと、沖縄そばに魚粉やだしを練り込んで「伊良部そば」としてみてはどうでしょう。ハンバーガー、サンドイッチ、タコライスの具などにも使えるかもしれません。
 以上、とりとめのない要望ですが、伊良部島の特産としてマグロ・カツオ料理をアピールし、島に多くの人々が訪れることを祈念します。

(浦添市 小竹山)

(編コメ)小竹山さんの伊良部島に対する愛情と、さまざまなアイデアにいたく感動しました! シンプルにマグロやカツオのステーキなどもいいと思いませんか? この中で商品化されるものがあったら、是非食べてみたいです。

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