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[No.1613]

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「ワシントコポスト」2016年03月24日[No.1613]号

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バスの回数券

 消費税が5%から8%に上がる直前、世の中の先を読めない私は少しでも「得をしたい」とバスの回数券をたくさん購入してしまい、今年の3月末の使用期限が迫る中、まだまだ残っています。
 払い戻しができることを知り、バス会社へ出向くと、それには条件があって回数券冊子の表紙や購入した際の領収書がないとダメとのこと。しかし、元来回数券は1枚1枚ばらして使用するものだし、券自体に金額も表示してあるので、表紙なんて邪魔ですぐ捨ててしまいます。この条件には疑問があるけれど…。
 そこで払い戻しを受けるのは諦めて「じゃあ、例えば那覇から名護のプロ野球キャンプを見に行くなどで、複数枚の回数券を使ってバスに乗れませんか?」と聞くと、「いや、使えるのは1回の乗車につき1枚ですね」とのこと。がっかり。
 「でも4月からは『オキカ』へ払戻金額をチャージできますよ」と言うので、「やったね」と喜んでいると、「まだ決まっていませんが、たぶん全額ではなくて半額以下、3分の1以下かも」と言われ、またがっかり。
 回数券を買って得すると思った自分がバカですね。でも、よく考えてみたらいくら割引サービスがあるとしたって、私たちはまとめて「バスの前払い」をしているわけだから、何とかならないかなぁとも思うんですけど。

(那覇市 バス党)

(編コメ)得するつもりが損をしてしまう結果になるのは本当に残念ですね。特にバスをよく利用している人の中には、バス党さんのように疑問を持つ人もいるでしょう。路線バスにもっと乗りたくなるような魅力あるサービスなど期待したいですね。

未来型レストラン

 先日、本土で働いている次女が久しぶりに帰省しました。次女がごちそうするから外食しようということとなり、昨年県内に初出店した回転ずしの店に愛妻も一緒に3人で出掛けました。
 次女がネットで予約してくれて夜7時半ごろに到着しましたが、店は席待ちの客が多くいて人気のすごさにビックリ。回転ずしの店は約20年ぶりに行きましたが、すしの小さいことにまたビックリ。「ミニずし」といった感じでわさびも入っておらず、欲しければ単品で要求するシステムにもビックリして、ちょっと切ない感じがしました。
 次女いわく、ファミリー層、特に子どもをターゲットにしているから、どこの回転ずしの店もこれが普通らしい。メニューも焼き肉、天ぷら、空揚げ、デザートなど豊富で、すし屋というよりはファミリーレストランやバイキングのお店に近い感じでした。でも、バイキングはその都度料理を取りに行かなければならず、お年寄りや車椅子を利用している障がい者にとっては、回転式は未来型のレストランと言えるでしょう。そのうち、チャップリンの映画「モダン・タイムス」のようにロボットが料理を口に運んでくれる日も近いのかも知れません。
 今後、さらにメニューが追加された際には、”回転レストラン“というふうに看板は変わるのでしょうか。楽しみです。最初は驚きましたが、衝撃的で楽しい、未来を予感させる大満足の時間でした。

(浦添市 小竹山)

(編コメ)「わさび抜き」には私もびっくりしました。子どもに人気の程がうかがえますね。「未来型レストラン」ですか〜。おっしゃる通り、料理を自ら取りに行けない人などが楽に食事できるようになるといいですね。

ドキドキ社会人

 4月から新しい職場で仕事をします。育児に専念していたので久々の社会復帰。仕事に育児に主婦業と、こなせるかどうか自信がなく、すでに不安な気持ちでいっぱいです。2人の子どもも新しい保育園に入る予定で「友達できるかなー」と緊張している様子。
 先に社会復帰をしたママ友から「初めっから不安な気持ちでいると、子どもまで不安になるでしょ。どんなことが待っているかなーって楽しみにしないと」と励ましの言葉をいただき緊張の糸も切れました。
 4月から社会人としてスタートし、新しい環境に行く皆さま。私も含め肩の荷を下ろし、楽しむ気持ちで臨みましょうね。

(豊見城市 ハッピー社会人)

(編コメ)経験者であるママ友の言葉は心強いですね。新社会人や異動で新たな場所で働く人、育休明けの人…。多くの人が不安をかかえていることでしょう。ハッピー社会人さん、新生活を楽しんでくださいね!

優しい息子

 私には3人の子どもがいます。上の子は離れて暮らしているので、今は家に子どもが2人。
 先日、久しぶりに体調を崩してしまいソファで横になっていました。なかなか起き上がれずに夕食間近に。すると、高校生の息子が食事の準備をして、妹に食べさせてくれました。しかも、いつも私が食事を出すときのようにちゃんとセッティングもしていました。
 もう、感動! 子どもって、ちゃんと見ているんですね。
 いつも何げなく食べているとばかり思っていたのですが…。これからも頑張ろうと思う出来事でした。ありがとうK君。

(糸満市 DKYママ)

(編コメ)本当に優しい息子さんですね。子どもは親が思っている以上に、いつの間にか成長しているものです。これからも、もっと頼れる存在になってくれると思いますよ。

テレビなしの生活

 2月18日付で、子どもがテレビ中心の生活だという沖縄市の「泡瀬の馬の嫁」さんのお便りを読みました。私も3人の子どもを持つ母親ですが、長男、長女を出産してからはパートで疲れていたこともあり、特に日曜日はほとんどテレビに子守りをさせていたのです。
 大型テレビを購入してから、長男、長女、次男は朝起きるとテレビを見るのが習慣となっていました。ところが私が鏡を落としてしまいテレビにひびが…。電源を入れると3分の2は何も映らず…。その瞬間、子どもたちの目が点に。けれど、優しい子どもたちは何も言わず、大好きなレゴブロックや絵本を読み始めました。
 次男がたまに「保育園のお友だちが面白いって言ってたから、仮面ライダーとか、ぼくも見たいな…」と言いますが、すぐに車やブロックで遊び始めます。あれから1年3カ月。テレビを買い替えもせず、テレビなしの生活です。
 子どもたちは折り紙や、塗り絵、お絵描きが大好き。テレビがなければないなりに生活ができるもの。長女はお兄ちゃんに似て、指先が器用。折り紙でいろいろなものが作れます。次男は独特な絵を描いたり、セロハンとチラシを使って驚くようなものを作ってみせてくれたりします。そのたびに本当に癒やされます。
 「泡瀬の馬の嫁」さん、テレビ番組が終わるとお子さんは泣くそうですが、そのときにママが心を鬼にして子どもさんと少し「我慢勝負」をしてみては? または画用紙に色えんぴつで一緒にお絵描きをしたり、折り紙でいろいろなものを作ってみせたり。わざと、作り方を忘れたふりをして、コミュニケーションをうまく取りながら(笑)。時間はかかると思いますが、絶対にテレビを見なくてもいい生活が過ごせると思います。
 今では、長女と次男は保育園でたまにテレビを見るだけです。小学校高学年のお兄ちゃんは全く見る機会はありませんが、学校から帰宅しても本を読んだり、写し絵をしたり、折り紙をしたりしています。たまにお友だちとテレビの話題になったとき、ついて行いけないはず…と心配になりますが、AB型の長男は「自分は自分!!」というそのマイペースさと天然ぶり(?)でうまくやっているみたいです。  子育て中のママさん。子育てに正解はありません。子どもが笑っていればそれでいいですよー。私もまだまだ!子どもに、親にしてもらえたことが本当に幸せ!

(豊見城市 なーつー)

(編コメ)テレビが壊れたときは、子どもなりに気を使ったのでしょうね。お母さんのなーつーさんがきっと優しい人だからなのでしょう。泡瀬の馬の嫁さんは、テレビ中心の生活にならないよう試行錯誤を始めたばかりでしたね。なーつーさんの子育て法も参考になりそうですよ。

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