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[No.1611]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2016年03月10日[No.1611]号

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真面目が一番

 2月18日付「不正者が得するの?」を読んで。私のバイト先でもありました。ファッションビル内で働いていたのですが、タイムカードは他店舗と共同で出入り口に1カ所。つまり店に顔を出さずにカードを押せるのです。従業員の入れ替え時を避ければ、まず出入り口で同僚に会うことはありません。
 不正をしていたのはしっかり者で明るい大学生でした。たまたま見てしまい、後で確認すると何回か不正していたのです。私は責任者だったので、会社から「1人辞めさせたい」と聞かされたとき、迷わずその人の名前を挙げました。
 調査後、「不正のため」との理由でクビになっていました。その人の明るい一面しか知らない従業員には、その人が原因で何らかの被害が及ぶことはありませんでしたが、もしクビにしなかったら今後も何もないとは限りません。その人に対する信用は「ゼロ」でした。いかにも意地が悪く、お金に汚い人という印象ではなかった分、ショックは大きく、コソコソとした後ろ姿にその人の隠された部分を見たようでゾッとしました。
人に後ろ指をさされる人になったこと事態がすでに罰を受けている。類は友を呼び、周りには信用のできない人たちが集まり、「こんなはずじゃなかった」と思うはずです。  大丈夫! 「人生はプラスマイナスゼロ」だそうですよ。「天知る、地知る、我知る」。自分自身のためにも真面目が一番ですよ。

(那覇市 われしる)

(編コメ)不正していた同僚についての投稿に対するお便りです。悪いことをして「得をしよう」という考えはいけませんね。この大学生は心を改めてくれたらいいのですが。われしるさんの言う通り、「不正は必ず発覚する」と心して生きましょう。

バリアフリー上映を

 沖縄国際映画祭開催まで、あと1カ月余り。映画上映などのイベントを楽しみにされている方が多いのではないでしょうか。生まれつき目が見えにくい筆者には、映画祭開催に合わせてぜひ行ってほしいことがあります。映画をバリアフリー上映するイベントの開催です。
 バリアフリー上映とは、より多くの方が映画を楽しむことができるよう、視覚や聴覚に障がいがある方などのために音声ガイドや日本語字幕を付ける上映方法のこと。筆者が住む京都市など都市部で行われることは多いのですが、県内ではまだまだ少ないようです。
 映画館内の設備のバリアフリー化は進んでいるのに、肝心の映画そのものを楽しめない障がい者が多くいるのは惜しい。4月に「障害者差別解消法」が施行されるのに合わせて、障がいのある人が芸術を「楽しむ」際のバリアーを取り払ってほしいとの思いもあります。
 バリアフリー上映は、過去に東京国際映画祭や仙台短編映画祭で行われています。沖縄国際映画祭でもバリアフリー上映のイベントが行われ、より多くの方が楽しめる映画祭になることを願ってやみません。

(京都府 おたまじゃくし)

(編コメ)「障害者差別解消法」の施行が来月に迫っていますが、まだまだ認知度は低いようです。障がいのあるなしに関わらずいろいろなことを共に楽しめて、誰もが暮らしやすい社会になるよう私たち一人一人の力も大事ですよね。

現状を打破する力

 2月25日付「楽しく生きる努力」を、うんうんとうなずきながら読みました。心身共につらく、本当に大変な方がたくさんいらっしゃいますが、大人たちの都合で子どもに悲惨な思いをさせている家庭が非常に多いことに驚かされる日々です。
 「節約する知恵がない。どこに相談すればいいか分からない」と半分面倒くさそうに逃げている知人にも、いつか自発的に自分の現状を打破する方向へ向かってほしいと願っています。
 会うたびに違う服装で、新しいバッグを持ち、困窮すると「模合を始めよう」と言って、居酒屋で大好きなお酒を飲み、運転代行を利用して帰る。それで小学校の徴収金が毎回払えず、子どもが恥ずかしい思いをするなんて。もう、言葉がありません。本当に大事な事を今一度、考えさせられる今日このごろです。

(沖縄市 竹内りきお)

(編コメ)貧しくても前向きに努力している人もいれば、自暴自棄に陥る人もいる。物事がうまくいかないと、希望も持てず、諦めてしまう…。貧困は大きな社会問題です。今、目の前にいて悲しい思いをしている子どもたちに手を差し伸べることができないと歯がゆい気持ちになりますね。

バレンタインの恩恵

 毎年、所属課の男性陣に心ばかりのお礼の意味を込めて、義理チョコを用意しています。もちろん今年も事務的に渡しました。当たり前のような顔をして受け取っているけれど、内心うれしかったかな?   それはさておき、今年は他部署の方へも準備していました。
 その方には日ごろよりお世話になっており、「他の方には内緒で」と念を押して渡すことができました。
 人って不思議ですね。それまで私にはさほど気遣いのない態度でしたが、翌日から若干の変化が見られました。いつものそっけない返事が、その日を境に(気のせいかもしれないけれど)優しくなったように感じます。いつまでバレンタイン効果が続くかは分かりませんが、もうしばらく続きますように(笑)。

(那覇市 ハルサーのヒヨコ)

(編コメ)「他の方には内緒」と言われれば意識して優しくもなりますよ〜。気のせいではないと思いますよ。バレンタインチョコの効果は絶大ですね!

月桃でヤール退治

 ヤモリが苦手な方へ。ヤールは月桃が苦手なようです。私は月桃の芯や葉っぱを刻んで、網に入れて部屋に置いています。玄関にはそのまま置いてヤールを退治しています。試してみてね。地域によっては月桃が無料で手に入るところもありますよ。

(南風原町 りっちゃん)

(編コメ)3月3日付、まるさんの「見た目が嫌い」を読んでの投稿です。まるさん、この方法を試してみてはいかがでしょうか?

毎朝ありがとう

 息子が通う幼稚園までは徒歩で15分ほどですが、通学路には毎朝交通安全の確保に当たる「みどりのおじさん・おばさん」方が立って子どもたちを誘導しています。
 雨の日も風の日も毎日休むことなく、子どもたちが横断歩道を渡る際には腰をかがめて笑顔で「おはよう!」「今日は元気がいいね」など、声を掛けて下さいます。息子も最初は恥ずかしがっていましたが、今では元気にあいさつができるようになりました。
 ある日、息子を幼稚園まで徒歩で送り届けた後の話です。大通りへ出たところで、横断歩道の信号が青になったので渡ろうとすると、こちらへ向かってくる乗用車が私を無視して猛スピードで飛ばしていきました(T字路で乗用車側の信号も青でした)。登校時間も終了していたので「みどりのおじさん」はいませんでした。
 朝、急ぐ気持ちは分かりますが、歩行者に配慮してほしいと思うと同時に子どもたちの安全は「みどりのおじさん」方に守られているのだとあらためて感じました。毎朝、いつもありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
 これからも、子どもたちの安全のためにお世話になりますが、どうかご自愛ください。

(沖縄市 ちゅらゴン)

(編コメ)通学路で子どもたちを見守ってくれる人の存在は大きいですね。自分自身が危ない目に遭うとなおさらありがたく感じます。私自身も運転する方として、気を付けなければとあらためて思いました。

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