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[No.1603]

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「ワシントコポスト」2016年01月14日[No.1603]号

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ご機嫌いかがですか?

 あなたが生活の場を変えてから6年たちましたね。私は毎日手を合わせて遺影を眺め語り掛けているのですが、あなたはただ黙っているだけ。私は「やむなし」と独り言をつぶやいています。
 あなたが逝かれてから2〜3年は体調不良に陥り「早く迎えに来てほしい」と何度、嘆願したことか。夢に出てくるあなたは大きな車に乗って「早く乗れ」と急き立ててくれましたが、連れの中年男性が「まだまだ」と手を振り、あなたが去って行かれたときはとても残念でした。
 あれから不幸が相次ぎ、身内が次々と他界。悲痛な思いでした。特に愛娘との別れはつらく、彼女の体をむしばんだ「アクマ」を退治できなかった腹いせに、60匹以上のアリをつぶしてせめてもの心の慰めとする日々です。
 でも安心してください。周りのみんなに支えられ、最近ではうれしいこともいっぱいあって元気も出てきました。残された息子や娘たちが優しくいたわってくれるので気ままな生活をしています。あなたがやり残した「ハルグワー」は長男が引き継ぎ、今はニラやカラシナ、トウガン、ミニトマトなどが実っています。ガジュマルは次男坊が念入りに手入れをし、道行く人を楽しませていますよ。県外にいる娘は電話などで安否の確認をしてくれるし、買い物には末娘が付き合ってくれるので不自由はしていません。
 今は子ども4人、孫10人、ひ孫7人で、それぞれ平穏に過ごしており、子どもたちの成長を楽しみにしています。まだまだあなた方の元へはいけそうにないけれど、どうか見守ってくださいね。あなたは転倒さえしなければ達者で、今90歳になっていましたのに。今ごろ愛娘と仲むつまじく語り合っていることでしょう。毎日アチコーコーのご飯を供えます。愛娘と2人で仲良く召し上がってくださいね。
 ときどきチョウや星になり、私たちの見守り隊員として家族の様子や各地の景観を眺めて、平和な世の中になるよう応援してくださいね。もうすぐあなたの7回忌。近々案内しますので、みんなと会えるのをお楽しみに!!

(沖縄市 今日子)

(編コメ)支えてくれる家族は本当にありがたい存在です。ご主人はいつも今日子さんたちを見守っていることでしょう。

愛車とのお別れ

 10年以上乗っていた愛車をついに手放し、新しい車を購入しました。長い間乗っていた車だったので、愛着と歴史があります。新車の納車の際、前の車はその場でお別れ…。何だか寂しくなりました。
 お店の担当者が、「寂しくなりますよね。今までの気持ちを込めてこの車に感謝をしてお別れしてくださいね」と話してくれました。車もお別れ間際になると、不思議と不具合が出てくることがあるそうです。この車もそうでした。窓が閉まらなくなったり、急にボンネットが開いたり…。車も分かっていたかのようです。
 「今までありがとうね〜」と言ってお別れし、新しい車に乗って帰りました。そして新しい車に「今日からよろしく!」と言い、大切に乗ろうと誓いました。

(うるま市 みずたま)

(編コメ)私も車を買い替えたときに、写真を撮って「ありがとう」と言いましたよ。愛車との別れは寂しいですよね。

こちらこそ

 高校を卒業する子どもたちを励まそうと、PTA主催の「応援うどん会」が開催されました。
 食材の買い出しから、調理、配膳、後片付けまで、ご尽力いただいた保護者の皆さまには本当に感謝しています。300食あまりのうどんも、エビのかき揚げ、トリ天、ナルト、ワカメなど、たくさんのトッピングと共にあっという間に子どもたちの胃袋の中に納まり、体も心も満たされたようでした。手伝いをしていた私たちは、子どもたちから「とても、おいしかったです。ありがとうざいます」と温かい言葉をもらいました。
 中高一貫校で学んだ子どもたちも、たくさんの思い出を胸に6年間の学びやを卒業します。どの子も皆立派に成長し、支えてくれた先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。それぞれの希望を胸にこの先も羽ばたいてほしいです。6年間ありがとうございます。

(ペンネーム 泣き虫ママ)

(編コメ)保護者の皆さんの温かい気持ちの伝わる催しですね。きっと良い思い出として子どもたちの心に残ることでしょう。

沖縄市のぬくもり

 今年の4月に家族3人で沖縄市に引っ越してきました。この土地に初めて住んでみて、うれしい驚きがありました。それは、沖縄市の人たちがあいさつをしてくれることです。これまで住んでいた地域では考えられないほどです。同じアパートの住人はもちろんのこと、道ですれ違う見ず知らずの人々も笑顔であいさつをしてくれることが多いです。
 私が子連れで歩いているため声を掛けやすいということもあるかもしれませんが、老若男女問わずあいさつしてくれます。
 一番うれしかったのが美来工科高校の野球部の生徒が校外にも関わらず「おはようございます!」と元気よくあいさつをしてくれたことです。その日一日はうれしい気持ちで過ごせましたし、野球に興味のない私ですが、美来工科高校野球部が出る試合は絶対応援しようと思いました。
 引っ越してくる前は慣れない土地に住むことに不安もありましたが、沖縄市の皆さんの温かい心配りのおかげで、すぐに慣れることができたように思います。3歳の息子を育てる環境としても、この人間味あふれる場所はすてきだなと感じています。沖縄市の皆さんありがとう!

(沖縄市 芯父)

(編コメ)あいさつをきっかけに、すっかり地域に解け込んだようですね。あいさつは基本的なことです。大切にしましょう。

赤ちゃんが欲しい三男

 うちの4歳になる三男は弟が欲しいようで、勝手に心待ちにしている様子。先日、妹から「もしかして、オメデタ?」と身に覚えのないメールが届きました。わけを聞くと…。三男と私の妹の友人の子は保育園で同クラス。周りは出産ラッシュで、その子を含め、兄や姉になるお友達がいっぱい! 願望なのか、三男も「俺たちも赤ちゃん産まれる」と話していたようでした…。ややこしくなるから、余計な見栄は張らないで〜(笑)!

(うるま市 みるるん)

(編コメ)三男君はお友達がうらやましいのでしょうね。うわさが広がるのはあっという間ですから、「みるるんさんに赤ちゃんができた」と思っている人が何人かいるかもしれませんね〜。

1ピースの行方

 わが家は今パズルにはまっていて、子どもたちの日課にもなっています。先日そのパズルをしているときに事件は起こったのです。
 5歳の次男君、1歳の長女ちゃんと一緒にパズルで遊んでいたら、完成までに1ピースというところで、どこを探しても最後のピースが見当たらないのです。どこかな? と次男君と探していたら、ニコニコ顔で何かを知っているような感じの長女ちゃんが、自分が履いているオムツの中から「最後の1ピース」を取り出して「ハイどうぞ」と言わんばかりの態度で私に差し出しました。みんなで娘の行動に爆笑してパズルもようやく完成しました。

(宮古島市 ハンカチ王子)

(編コメ)長女ちゃんはなぜそんなところに隠したのでしょう。子どもは、ときどき予想もしないようなことをして大人を驚かせたり、笑わせたりしますね。

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