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[No.1589]

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「ワシントコポスト」2015年10月01日[No.1589]号

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絵本のプレゼント

 先日、入院中の私は、お見舞いに来てくれたママ友から本をいただきました。週刊誌やファッション雑誌かと思いながら包みを開けると、なんと絵本。不思議でしたが読んでみると何か考えさせられる感じで…。
 絵本を読んでいくうちに、童心に帰るというより、私に何か問い掛けてくれているような気がしました。
 今、闘病生活を送っていますが、人間考え方次第で物事は解決できるし、起きてしまったことにくよくよしていても前には進めない。ありのままをしっかり受け止め、感謝の気持ちを大切にしていこうと思いました。
 私は手術をしてがんを切除しました。今は化学療法を追加で行っていますが、助けてもらった命に感謝しています。信頼できる先生方に救われました。  「わたしゃほんとにうんがいい」(イギリス民話)。この絵本の題名のように、私は本当に運がいい…とホッとしました。絵本をプレゼントしてくれたたかしかあちゃん、ありがとう。

(豊見城市 廉のかあちゃん)

(編コメ)大人になってから絵本を読んでみると、意外と奥深い内容だったことに気付かされたり、新たな発見があったりするものです。すてきなプレゼントをいただきましたね。廉のかあちゃんさんが早く元気になるよう願っています。

友達の母の宝物

 先日、友達の実家におじゃましました。そこで見せてもらったのがレキオの切り抜き。それは、友達のお母さんが投稿し、何度か掲載された記事。家族のことをつづった大切な宝物でした。
 友達のお母さんは、それを押し入れの奥から取り出し、お店の切り盛りの様子や友達の小さいころのことなど、いろいろと当時の思い出を懐かしそうに話してくれました。なんだかこちらも心がほっこり。
 「前に食べたソーメンチャンプルーがとってもおいしかったです。今度作り方を教えてください」という私の申し出に快く応じてくれました。次回もお会いするのが楽しみです。

(名護市 ダイエットおばあちゃんの友達)

(編コメ)当時の記事から、思い出話で和やかな雰囲気になったご様子。担当者としても大変うれしいお話です。ダイエットおばあちゃんさんからのお便りもお待ちしていますよ〜。

父のヤンチャ時代

 最近、中学生の娘が夫の隠していた”ヤンチャ時代“の写真を見てしまいました。今の娘と同年齢のころの写真で、昔はやった短ラン&ボンタンに金髪、極細眉毛にうんこ座り…。娘は「ださー」と大爆笑し、夫は恥ずかしそうにしていました(笑)。
 普段、反抗期の娘はあまり夫と話をしないのですが、これを機によく話すようになりました。何がきっかけになるか分からないですね。

(豊見城市 海)

(編コメ)今のお父さんからは想像できない姿だったんでしょうね。娘さんは反抗期だったであろう父の姿に、親近感のようなものも感じたのかも知れません。父娘が会話するようになってよかったですね。

シルバーウイーク


 今年は6年ぶりのシルバーウイークがありました。
 6年前のシルバーウイーク明け、私は長男を出産しました。連休前の最後の検診日。子宮口がぜんぜん開いていないと言われ、レントゲンを撮ることに。すると、私の骨盤が小さくて赤ちゃんの頭がまったくはまっていませんでした。「この骨盤の大きさだと2000㌘くらいの赤ちゃんしか産めないよ〜」と先生に言われ、帝王切開で出産することが決まりました。
 休日は緊急以外、手術をしていないということで明日産むか、連休明けにするか聞かれました。まさか帝王切開になると思っていなかったので心 の準備ができず、連休明けに手術することになりました。
 いつ来るか分からない破水や陣痛にドキドキしながらシルバーウイークを過ごしたものです。結局、連休中には何事もなく、無事、連休明けに朝青龍さんそっくりな3830㌘の男の子を出産しました。出産予定日を10日過ぎていたこともあり、先生や看護師さんもビックリするほどの大きな赤ちゃんでした。6年ぶりのシルバーウイークに、もう6年かぁ〜と懐かしい気持ちになりました。
 朝青龍さんそっくりに生まれてきた長男は今、幼稚園生。出生体重からは想像もできないほどのスリム君(笑)に成長しました。次のシルバーウイークは11年後とのこと。11年後、息子は17歳。高校生になって毎日、部活に励んでいるのかな? 私は成長期の息子の胃袋を満たすため、毎日、大量の夕食を作っているのかな?なんて想像しながら、ワクワクしている私です。

(与那原町 旦那様は朝青龍!?)

(編コメ)旦那様は朝青龍!? さんにとって、シルバーウイークは感慨深い連休になりましたね。息子さんの成長を見守りながら、未来の家庭生活に思いをはせるのも楽しい時間ですね。

やんちゃ坊主

 うちのやんちゃ坊主の次男くんは、4歳9カ月。最近、やたらと私を褒めてきます。
 先日、出掛けるために化粧をしていると、その横でじーっと私を見ていた次男くんが「おっと、どんどんお母さんがかわいくなっていきます」と生中継のアナウンサーのような口調で私を褒めまくりました。おかしくなっちゃって、口紅を塗る筆が若干震えていました。。

(宮古島市 ハンカチ王子)

(編コメ)子どもはテレビを見て、タレントなどの声や動作などのまねをして笑わせてくれますよね。ハンカチ王子さん、手が震えて口紅がはみだしませんでしたか? 

読書の秋

 お笑い芸人の又吉さんが芥川賞を受賞したので、普段は図書館を利用するのですが、今回は「火花」がすぐに読みたくて久々に本を購入しました。一冊本を読むと、次から次へと本が読みたくなりました。
 今年の秋は”読書の秋“にすることにしました。手始めに、直木賞を受賞した本を買い集め、読破しています。とても良い気分転換になっています。

(中城村 アイスティー)

(編コメ)又吉さんの芥川賞受賞は大きなニュースでしたね。あまり本を読まない人も、これを機に読み始めた人も多いでしょう。秋の夜長は、本を読んで有意義に過ごしたいですね〜。

携帯を持たない理由

 最近は、携帯電話を2台持つ人も珍しくなくなりました。携帯電話産業はまだまだ右肩上がり。でも、私はあえて持っていません。持たない理由は─
 「携帯にかける時間とお金を趣味や読書に充てられる」「振り込め詐欺に遭わない(ATMまで誘導されないから)」「軽易な用事を言い付けられない(帰りに牛乳買ってきてなど)」「待ち合わせをした場合、相手が時間に遅れたり、ドタキャンされたりすることがない」「ネット上のうわさ話を気にしなくていい」
 けれど、年に一度だけ携帯電話が欲しい日があります。それは私の誕生日。「おめでとうメール」が欲しいよー。でも、もし携帯電話を持っていても一通も来なかったら…。あっ、やっぱり携帯はいらないです。

(那覇市 K・N)

(編コメ)携帯電話が普及した今、あえて持たない人にこそ確たる持たない主義があっていいもの。あらためてそのメリット、デメリットを考えてみたいと思います。

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