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[No.1578]

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「ワシントコポスト」2015年07月16日[No.1578]号

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休みやすい社会に

 6月18日付、「もっと子どもに休日を」を読んで深く納得しました。私も子どもたちを保育園に預けてフルタイムで働いています。私は土・日が休みですが夫は不定休で夜勤もあるので、平日、休日問わず一人でわんぱく坊主たちを見ることもしょっちゅうです。
 正直言って参ります。望んで授かった子どもを育てること、自分で選んだ仕事(生活のため)を両立させるために、自分の時間が持てなくなると心身ともにきついです。たまった家事をしたくても子どもに遊び相手をせがまれ片付けられません。土曜日に保育園に頼りたくなります。
 でも考えました。土曜日も預けたら、普段から親の残業で家に帰るのが遅くなってしまうこの子たちは、いったいいつ休めるのだろう? 楽しんではいても保育園はあくまで「外」です。大人もそうであるように、本当にリラックスできるのは「家」ですよね! 子どもたちがこんなに甘えてくっついてきてくれるのは今だけ! 何年後かに後悔しても遅いのです。たまには保育園に頼りたいのですが、子どもの豊かな成長のために自分もつぶれないようバランスを取りながら子どもたちと一緒の時間をたいせつにしたいです。
 保育園の先生方には本当に感謝しています! そして、もっと働いている親たちが休みを取りやすい社会になってほしいです。政府に頑張ってほしいのはそこですよ!

(那覇市 ミナミの鉄道)

(編コメ)仕事が休みのときに、子どもを保育園に「預ける」「預けない」は人それぞれの事情、考え方によってさまざまですね。保育園側の対応にもいろいろとあるようです。もっと、働きながら子育てをしやすい社会になっていくよう願います。

図画コンクール

 私の友人のお孫さんの話です。お孫さんは小学1年生。学級全体で母の日の図画コンクールに応募したときのことです。1クラス全員で27人いる中から24人の児童がメダルをもらい、残りの3人はもらえなかったそうです。
 先生は、この3人の児童に対して「努力が足りなかったからメダルをもらえなかった」などと話していたそうですが、私はこの言葉が頭から離れません。この子がどんな絵を描いたのか分かりませんが、友人いわく、孫は一生懸命描いたとのこと。その絵が下手だったとしてもメダルをもらえなかったことは、ずっとこの子の心に残るでしょう。先生の言葉にもう少し配慮がほしいと思います。

(南城市 M・T)

(編コメ)先生の言葉は子どもを思いやっての叱咤(しった)激励だった可能性もありますが、本当に頑張ったのに「努力が足りない」と言われたら、やはり傷つくはずです。人格や能力を否定され「自分はだめな人間」だと思い込んでしまう子どももいるのでは? 自分の発する言葉の重み、人に与える影響について、学校の先生だけでなく私たち大人はしっかりと考えなければいけませんね。

カニを捕まえた日

 私の住む家の近くに、湧き水があって長い川が流れているとても素晴らしい公園があります。遠方から車でやって来る親子や、学校帰りの小学生がいつも大勢います。その理由は、湧き水がきれいなので魚やエビ、カニがたくさんいる自然豊かな公園だからです。
 その公園に網とバケツを持参し、3歳の息子と遊びに行ってきました。春休みだったので小学生がいっぱいいました。
 いつものように川に入った息子が「父ちゃん、このカニさん動かないよ。死んでいるの?」と言います。見に行くと、私の手のひらくらいの大きなカニが息をひそめてじっとしているではありませんか。すぐさま網で捕獲。でもそのときに家へ持ち帰って飼おうと思ったのは私だけ。息子は捕ったことで満足し、同じ場所に返すんだと大声で連発。すると、その声を聞いた小学生10人がぞろぞろと私たち親子の周りに集まりだしました。
 「大きいカニだ」「すごーい」「このカニどうするんですか?」「逃がすなら私にくれませんか?」「ぼく、カニの育て方上手ですよ」などと言って、欲しくてたまらない様子。でも、息子はカニをあげるのが嫌で「川に逃がすんだ」と譲りません。私たちが右に動けば、10人の小学生集団も右に移動。左に動けば、同じように左へ。カニを逃がした瞬間に「捕るぞ」と目をギラギラさせて。
 父親としては、息子の目の前で逃がしたカニを捕られるのは悲しすぎます。何としてもそうはさせたくないのですが、小学生は私たちのそばから離れてくれません。とりあえずカニの入ったバケツを放っておいて息子と遊んでいると、小学生は1人、2人といなくなりますが、息子が「父ちゃん、何でカニを逃がさないの?」と大声で叫ぶものですから、また小学生が集まり出して…。そんなことの繰り返し。揚げ句の果てに息子が「なんで逃がさない〜」と泣き出したからもう大変。「明るい間は、カニさんは寝ているんだよ。もう少し暗くなってからね」となだめ、小学生が帰り始めた夕方に無事逃がすことができました。
逃がしたい息子の気持ちはよく分かります。逃がそうとしている大きなカニを捕まえたい小学生の気持ちもよく分かります。
 間に挟まれた私は大変な一日でした。何はともあれ、息子と2人でカニを逃がすことができて本当によかったです

(宜野湾市 りゅうすけ)

(編コメ)楽しく過ごすはずが大変な日となりましたね。りゅうすけさんのお便りを読んでいて、まるで映像を見ているかのようにそのときの様子が頭に浮かびましたよー。優しいお父さんのりゅうすけさん、本当にお疲れさまでした。

家族で息子を応援中


 高校3年生の息子は部活も終わり、本格的に受験モードへ切り替え中。男子ながら(!?)幼稚園教諭を目指しています。高校1年生のときの職場体験で幼稚園へ行った息子は「運命の出会い!」「幼稚園の先生になりたい!」と連呼! その思いは、ぶれずに今日まで…。
 親としては安定性などを重視して、ほかの公務員など手堅い職業も薦めてみたのですが、アウト! 本人は「安定性」よりも「やりがい」を選択。
 当たり前だけど、成功も失敗も彼の人生、彼の財産。不安だらけですが、真っすぐ前を向いて頑張っている姿はかっこいいです!! 頑張れ〜、息子よ! 家族で応援中です。

(沖縄市 大ちゃん)

(編コメ)息子さんは職場体験でとても有意義な時間を過ごされたのですね。ぶれずに頑張っているとのこと。頼もしいです。最近は、男性の幼稚園教諭も増えているようですよ。息子さんの夢がかなうことをお祈りしています。

お得な乗車券?


 モノレールの1日乗車券って24時間有効なので、翌日も時間内にモノレールを利用するときはお得なんですよね〜。
 この間も1日乗車券を購入し、プチお得感に浸っていたところ「あれ?どこにしまったっけ?」と思い、考えてみると…。そういえばモノレールを降りるときに手荷物が多くて服のポケットに突っ込んだまま! そのまま洗濯しちゃった〜。慌てて洗濯機を確認したら、すでに遅し! 乗車券は粉々になっていました。
 主人に話したら「普段から洗濯前にポケットを確認しないお前が悪い」と言われダブルショック! せっかくの1日乗車券が無駄になってしまいました。皆さんは、ちゃんとポケットを確認していますか〜?

(浦添市 ももおばさん)

(編コメ)それは残念! 私はティッシュペーパーを黒いズボンのポケットに入れたまま洗濯をしたことがあります。同じ経験をされた方、絶対いますよね(笑)。

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