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[No.1573]

  • (金)

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「ワシントコポスト」2015年06月11日[No.1573]号

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人前で怒鳴る母親

 先日、スーパーで買い物中に、「なんで言うことを聞かないの!」「わがままばかり言わないで!」と大声で3〜4歳くらいの男の子を怒鳴りつけているお母さんがいました。そのお母さんは、抱っこひもで赤ちゃんを抱いていました。
 その後、私がレジでお金を払い終えて帰ろうとすると、さっきのお母さんがカートを片付けていた男の子に向かって「いつまで待たせるつもり!腰が痛いんですけど!」とまた大声で怒鳴っていました。普通なら、「偉いね、ありがとう」と言ってあげてもいいのに、あんなに大勢の人の前で怒鳴りつけるなんて。私にも3人の子どもがいて、下の子はまだ小さいので怒りたい気持ちも十分理解はできます。しかし、自分のイライラをまだ小さい子にぶつけるのは、かわいそうで仕方がありません。
 私もまだまだ立派な母親にはなれませんので、時には怒ることもあります。しかし、怒りをぐっとこらえ、頑張った時には「良くできたね〜」とほめてあげられるよう努力していきたいと思いました。

(南風原町 ターチャン)

(編コメ)小さい子どもを連れての外出は大変ですが、怒る前に一呼吸置く余裕が持てるといいですね。子どもを育てながら、親も成長していきたいものです。

魂から浄化された日

 先日、晴れた日の午後、ウオーキングをしていました。道沿いにはオオイヌノフグリ、ヒルガオ、タンポポなど、子どものころよく見て触れていた草花を見つけ懐かしい気持ちになりました。車社会の現在、外を歩かない限り土のにおい、心地よい風、虫の命など自然の恵みを感じることはないですよね。
 さらに気分よく歩いていると、小学生とすれ違いました。その子は初対面の私に「こんにちは!」と元気良くあいさつをしてくれました。そのとき「はっ」とさせられたのです。大人の私は、そのまま素通りするところでした。恥ずかしさと情けなさでいっぱいになったと同時に、小学生はゲーム、スマホ、塾に追われ、ゆとりがないだろうと思っていました。まだ、こんなに素直でかわいい子どももいるんですね。
 自然と子どものあいさつに触れ、魂から浄化されたように感じた日でした。

(浦添市 R・Uさん)

(編コメ)私たち大人はつい「今どきの子は…」と思いがちかもしれませんね。そして、自然との触れ合いも大切にしなくては、と思った私も車に頼りすぎです。

幸せ時間

 以前、働いていた職場の方から数年ぶりに連絡があり食事へ出掛けました。専業主婦の私は久しぶりのお出掛けにワクワク♪ いつものメークより少しだけマスカラをプラスし、小さなピアスを耳元に輝かせて、おいしいランチと楽しいおしゃべりをして幸せ時間を過ごしました。
 仕事をしている友人が、とても生き生きとしていてうらやましく思いましたが、「主婦もすごいよ。頑張ってるじゃん」と言ってもらえてパワーをもらったなぁ〜。主婦だから〜、とちょっとゆるゆるになっていた私(気持ちも、見かけも)ですが、昔を思い出しシェイプアップして輝きたいとはりきってま〜す。友人に感謝です!

(与那原町 もも太)

(編コメ)刺激のあるすてきなひとときを過ごせてよかったですね。シェイプアップ、頑張ってください!

けんかを見守る母


 5月28日付、フォーボーイズさんの「兄弟げんか」を拝読しました。
 私は兄が5人います。年齢はそれぞれ2歳違いで、幼い頃は毎日けんかをしていました。私は女の子なのに六男のような扱い。おもちゃの取り合いをしたり、お風呂の順番を争って髪を引っ張られたり、本当にすごかったです。母はその現場を止めることもなく、私たちがけんかしているそばから普通に掃除機をかけたりしていて、「お母さ〜ん」と助けを求めても聞いてくれませんでした。
 あるとき、食べ物の奪い合いで兄同士が争い、お茶わんを投げようとした瞬間、「けんかは素手でしなさい。物や食べ物を投げることは許さない」と注意。その一言でけんかはすぐに終わりました。
 今思うと、本当に危ないときは母の一言でけんかは中断していました。ちゃんと見守ってくれていたんですね。
 今では、兄たちもそれぞれ結婚し家庭を持っています。兄同士、お嫁さん同士も仲が良く、月に一度は実家に集まって家族でワイワイ楽しんでいますよ。
 子どもたちのけんかを毎日注意していると、耳を傾けてくれなくなるし、母親自身も精神的にきついと思うので「ここまでなら許そう。ここからは注意しよう」と決めてみてはいかがですか?

(糸満市 仲良し家族)

(編コメ)それは良いアイデアかもしれません。子どもたちのけんかが絶えず困っているというお母さん、参考にしてみてはいかがですか?

大腸がん検診

 健康が気になる年齢になりました。日ごろ友人との会話でも病気に話が弾み、健康のありがたさを知る毎日です。
 昨年、大腸がん検診を受けることになり、お医者さんや看護師さんたちの説明を受け安心したものの、いざ検査に入ると…。痛い、痛い! 検査はもう嫌だと恐怖を感じるようになりました。
 今年は、姉妹から「検査の痛みを感じさせない先生がいるので行ってみたら?」と薦められた病院で検診を受けることにしました。その病院のお医者さんや看護師さんたちの優しさに安心し、「痛くない、痛くない」と自分に言い聞かせながら受けた検査は本当に痛みもなくスムーズに終わりました。ポリープ切除もしてもらい、納得いくような説明を受け安どしました。また、いろいろな検査を受ける勇気ももらい感謝しています。伊禮病院のお医者さん、看護師さんありがとうございました。

(うるま市 7名姉妹)

(編コメ)検診は病気の早期発見につながり必要なことですが、行きたくない気持ちもよく分かります。優しいお医者さんたちと出会えてよかったですね。

赤子が運んでくれた

 先日、出産しました。結婚してから数年たつので、待ちに待った赤子です。家族、友達、周りの人が自分のことのように喜んでくれました。
 入院中も見に来てくれたり、退院してからは家に来てくれたり。みんなの顔を見ると朗らかな笑顔になって、さらに幸せな気持ちになります。
 こんなに小さい体なのに、こんなにもたくさんの幸せを運んでくれた赤子にとてもありがたい気持ちになりました。出産はもちろん痛かったけれど、人生の中で考えると一瞬。それ以上に、この子から幸せに過ごせるたくさんの時間をもらったんだと思うと、その痛みの比ではないなと思いました。
 出産が未知の世界だったころは「痛いのに産めるなんてすごい!」って不思議だったのに。また一つ、すてきな感情を知ることができました。

(沖縄市 みどりのつぼみ)

(編コメ)待ちに待ったお子さんとのこと。おめでとうございます! これから一緒に過ごす時間の中で、いろんな発見や喜びがあるのでしょうね。

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